【侍精神】075.サムライマインド 森本哲郎(著):あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術 ⇒ 読書【侍精神】075.サムライマインド 森本哲郎(著)

2008年07月16日



こんばんは。

今日紹介する本は

ちょっと日本の伝統を見直そうかなと
うろうろ古本屋にて見つけた本

タイトルは
サムライマインド」!!

日本人はいつの頃から

サムライの概念を嫌うようになり

その古き良き習慣を捨ててしまった。

そしてサムライマインドを考え直すということが

どういうことにつながるのか

精神の力とはどういうことか

と本書には書かれています。

【FROM Amazon】
amazonにはこうあります。
日本近代化の精神的支柱として作用した“侍精神”の要諦を、今あらためて世紀末・日本に問いかける。

とあります。


【本書にぶつける悩MENU】
・サムライマインドとは今の自分に何をもたらすのか
・サムライマインドのもたらす精神の改革について知りたい。
とこんな視点で読み進めたいとおもいます。

【目次】
サムライマインド

まえがき
侍ニッポン
『ドン・キホーテ』と『葉隠』
「必死」の美学
「士太夫」のエートス
池塘春草の夢
武士の情け
衣食足りて礼節を知らず
不易流行
微味幽玄
「士」は「師」なり
「修身」と「治国」
活人剣
平気で生きる
本来無一物
日本の自覚
痩我慢
天道
菊と刀
あとがき


それでは
サムライマインド」について
紐解きましょう!

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【紐解き】


■社会
秩序
-無秩序
 建設的でなくなる
-金ではないが
 富の増殖が資本主義を生んだ
 
ドンキホーテ
-騎士道
 武士道との違い → 女性に優しい
 
 共通点
 一途に理想へ邁進する
 高慢である
 正気ではダメ → 狂気
 自分の非を知り、改める
 
葉隠
-この世は幻 不浄は美 → 死は美

-武士道
 ・敵に塩を送る
  素晴らしい概念
  戦は刀や弓で行うもの、塩や水は関係ない
  闘うベクトルが違う
 
 ・たしなみ
  怠りなく見だしなみをする
  いつ命を落としてもいいように万時に備える
  
■士太夫のエートス
礼儀
-モラル
 人間の良心

-ルール
 社会の約束
 
朱子学
-何人でも大成できる
-理
 気を動かす
 易経
 気を正しく持ち理に近づく
 
自信
-過信はダメ、至らないのにこれでいいと思うのも違う
-自己に対する誠実さ、自己への責任、強力な意志

文化
-文によって化する
 儒学の理念
 

-理念への情熱
 倫理への無関心
 刻勤勉励が冷笑される
 
■武士の情け
サムライ
-庶民の範を示す
-「文」の習得

理を嫌う

情の力
 道とは日常の行為とかけ離れなく毎日の生活で用いる
 
-仁・義・礼・智・信
 情けがエートスであり社旗秩序
 
■日本の社会

-ほど遠い
 無知を発しているのは教育の責任
 

-心は動くもの
-徳とは守っているうちに自然に身につくもの

■不易流行
理想ナシ
-青年に理想がないのは理想の喪失を寛大に認めてしまっていることから

不易
-交わらないこと
-時・理・勢・情
時 不易の理を失わずして流行の変化にあたる
理 逆説の理ではなく 物の理をみよ
勢 世はうまく決められない
情 好悪、苦楽、喜憂 喜ぶことを得る
捨てる
-衣食・高い・間違い
-誠
 理想を作り出す大きな力
 
■徴味幽玄
サムライ
-農民の救世主


-愉快に道を説く
-旅は何かにはっと気づき悟りを与えてくれる

武士の本分
-士たるべく師たるべく
-一才一気、分に応じて、天職

■修身・治国
宮本武蔵
-孤独な苦悩する求道者
-悔いを重ねてきた
-たどり着いた「空」
「心のまよふ所なく、朝々時々におこたらず、心意二つに心をみがき、
 観見二つ眼をとぎ、少しもくもりなく、まよひの雲の晴れたる所こそ、実の空としるべき也」

■活人剣

-有の思考、無の瞑想


-不立文字
-柳緑花紅
 ありのままを斜述しても何の意味も無い
-無心の心
 周り交わることなく
 分別も思考も何も無き心
 
気力
-臆病で死ぬのが嫌だから修行する
-真の勇者は臆病に見える

生きる
-死を恐れない
 Memento mari!
 
■天道
賢者こそ愚鈍
-西郷隆盛
 武士の最大なもの、または最後のもの
 敬天愛人の精神
  天の下では我も人もない、誰もが同じ
  
-天という考え
 日本人の良心
 
敬天
-福沢諭吉は敬天は不可非なものとしている
 

-傷つけるものが本質ではなく
 人格の敬表である


【感想】

この本は約18年も前に書かれた。

しかもamazonで画像も出てこない(画像はスキャンした…)
そしてamazonの情報の少なさにがっかりした…
まぁ古き本といえば古き本

しかし、今読んでも十分通じる

18年という歳月は
文明を発達させてきてはいるが
人の本質という部分はちっとも変わっていないのかもしれない。

侍の精神、つまりサムライマインドが失われていっているのは
すでに戦後の日本からおきていることであって


情熱や倫理への無関心が起きたとき
刻勤勉励を冷笑してきたときから
どこか欠如していて
そのままの年月が流れてしまっている可能性もある。

自己に対する誠実さ
謙虚であること
勇気をもつこと
小さなことを大事にする

など最近のビジネス書に通ずるものがあって
正直驚いた。

本質はかわっていないのかと


【本書にぶつける悩MENUの解】
サムライマインドとは今の自分に何をもたらすのか
 →日本人の血が流れている以上は必要な精神
  「身をもって」ということが凄く印象に残った。
  時代やツールは変わっているが心構えや倫理、道徳的なことは
  本質的にはいつの時代も同じだということ些細なことを大切にして行こうと思う【即効・遅効】

サムライマインドのもたらす精神の改革について知りたい。
 →時・理・勢・情
  不易の理を忘れず
  時代にあったツールを使いこなすことが大事なのかなと
  パソコンだったり、英語だったり
  そして消してしまいがちの情の部分をもっと喜びを意識して行動する【即効・遅効】



何か昨日読んだ一つの習慣や
行動というアウトプットが大切といった
本当に20年近く前に書かれた本とは思えないくらい
中身の濃いものでした。

しかしこの本を読むと
宮本武蔵の五輪書あたりを読みたくなります。

エートス(いつもの習慣)として
サムライマインドを忘れないことが日本の方向を決めるのかもしれないですね。


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Posted by hiro at 01:59│Comments(0)  
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