【青年よ大いに悩め】096.悩む力 姜尚中(著):あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術 ⇒ 読書【青年よ大いに悩め】096.悩む力 姜尚中(著)

2008年08月09日




誰しも抱えているものではないでしょうか。
私に関してはもはや中学を卒業したときくらいから
悩んで悩んで悩んで解決せず、逃げて、逃げて

きてしまったから今があるんだな
とある種
悟っていますが

でも悩むことがいいことだとは

本当に分からなくなることがある
だからこそ私のブログのタイトルにも
「悩み」という文字が潜在しているのだと思う。

そして今日の本はそんな悩みについて
自分・金・情報・青春・信念・仕事・愛・死という視点で
書かれた本

その名は
悩む力」!!


【FROM Amazon】
amazonにはこうあります。
あなたは100年前の漱石と同じ壁にぶつかっている!
悩みぬいて強くなる
著者初の生き方本情報ネットワークや市場経済圏の拡大にともなう猛烈な変化に対して、多くの人々がストレスを感じている。格差は広がり、自殺者も増加の一途を辿る中、自己肯定もできず、楽観的にもなれず、スピリチュアルな世界にも逃げ込めない人たちは、どう生きれば良いのだろうか? 本書では、こうした苦しみを百年前に直視した夏目漱石とマックス・ウェーバーをヒントに、最後まで「悩み」を手放すことなく真の強さを掴み取る生き方を提唱する。現代を代表する政治学者の学識と経験が生んだ珠玉の一冊。生まじめで不器用な心に宿る無限の可能性とは?

とあります。


【本書にぶつける悩MENU】
・悩みを持つこと悩んでいいのだろうか…
とこんな視点で読み進めたいとおもいます。

【目次】
悩む力
第一章 「いまを生きる」悩み
第二章 「私」とは何者か
第三章 世の中すべて「金」なのか
第四章 「青春」は美しいか
第五章 「信じる者」は救われるか
第六章 何のために「働く」のか
第七章 「変わらぬ愛」はあるか
第八章 なぜ死んではいけないか
終章  老いて「最強」たれ


悩める会社員が悩まなくなるのでしょうか?
悩む力」について
紐解きましょう!

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【紐解き】

■いまを生きる
◇手がかりは自我
-漱石もウェーバーもテーマは悩み・自我

■「私」
◇自我
-他者の相互承認があってはじめて成り立つもの
-自我は悩み悩んでいるものがもっている
-自分を外から客観的に眺める

◇自己チュー
-自分の建てた城から人間を疑って傍観している
 自分のことしか熱意を出せない

◇まじめ
-「中途半端」の対極

■金
◇悪にする
-どんな君子でも
 → 清貧の心が必要
 
◇捻じ曲がる
-お金に関わって生きているすべての人は人間性が捻じ曲がっている

◇ただし稼がないのではない
-できる範囲で稼ぎ、使い、心を失わないためにモラルを探り資本論理をすべる

◇不変
-お金は不変な価値を持つ一種の記号と思う。

■「知っているつもり」
◇物知り・情報通
-知性があるのとは別
-知性とは自らの血肉の引き出し

◇真・善・美
-何をしるべきか

◇情報を知るための2種類
-貪欲になり最先端の情報を得る力技
-季節などを感じる、士発的なもの

 →知性は何のためにあるか?を考えるのが一番

■青春
◇無垢
-物事の意味を問う、知りたいと素直に従う

◇悩む時期
-一人で悩む時期があってもいい

◇要領
-いい若さなど、脱色した青春だ

◇年齢
-青春に年齢は関係ない

■信じる
◇何を
-何を信じるかは永遠の問い
 
◇極めて重要
-物事の意味を問うこと

◇自由
-広い野原に一人ぼっちだから何も信じられなくなる

◇何かを
-信じる、自分を信じる

◇「一人一宗教」的
-自分の知性
  頭上に刃をおきながらも漱石やウェーバーは自分の知性を信じた

■働く
◇働かない
-一人前でないという重圧におかれる

◇労働
-尊いと「教育」がシステム化されている
 だがそもそも制度がおかしい

◇働くこと
-社会の中で自分の存在が認められる

◇他者からの
-アテンション(ねぎらい・まなざし)が欲しいから働く

◇生きるため
-自分が自分として生きるため
 
■愛
◇種類
-純愛か即物的なセックス

◇絶頂
-絶頂を越えると相手を支配したくなり
 しまいにはカニバリズムになる。
  それを止めるために結婚があるのかも

◇形が無い
-ありようが変わるものだから

◇愛は
-お手軽なものではない、怠けない

◇体験の世界
-心の現われ

■死
◇人
-心の闇
 自殺、制限の無い個人の自由からくるもの

◇自分
-自分は社会の中で誰にも承認されていない
 
 という不条理は中途半端な悩みからくるもの
 悩みぬけ!

■「老いて」最強
◇漱石やウェーバー
-漱石は50歳で死に、ウェーバーは56歳で死んだ
 今の世でこの年齢で達観しているものはいるか??
 
◇横着者
-努力しないといけない
-破壊力をもて

◇一身にして、二生を得る
-やりたいことにはチャレンジしよう



【感想】


今まで悩んでいたようで実は
それは「自己チュー」と呼ばれるものだったのだな。

確かに自我で悩んでいる部分も多々あるが
本質的な根本の悩みというのは自分の城からなにもせずに
自分のことに熱心になっていただけ…

「まじめ」じゃなかった。
少なくとも読書を始めるまでは。

中途半端だったのだ。私の24年間という人生は。

だからこそ何を得た!?

今死ねるか!?

といった自問に悩まされる。

そして働く意欲や、青春、愛ということを棄てながら
生きていたのだとつくづく思う。

ただ、一人で悩む時間も大切と書いてあった部分には
ゲームやアニメに引きこもっていた時期もあったが
それらから何かを得ていたのだと思う。

当時は何も考えずにやっていたが
今思うとあの話はこういう人間の直情に訴えかけているのかな
とか想像ができるので
まぁ無駄にはなっていないんだと思うけど。

生きている上で

自我・金・情報・青春・信念・仕事・愛・死

で悩むことは大変重要なこと。

特に自我とか信念とか愛とかは生があるうちは
永遠と悩むのだろうなと思う。

死ぬ気になれ
というが本当に死という恐怖を乗り切れてしまえば
なんでもできるのだと思う。

昨日の信念の魔術ではないが

自分を信じることの大切さ

本当に重要なのだと思う。


そして今の世の中の人間の成長にはがっかりさせられてしまう。
特に私達の上の年齢の先人達だ

もちろん素晴らしい方も何人も知っている
しかし今の世の中
あなたたちはそれだけ長く時間を過ごしているのだから
その分の価値は輝いていないとおかしいのではないか?

それを若者に見せず。
今の若者は。これだから若者はとか言う人は
おかしいだろ。


特に政治家などは
子供のヒーローにならなくてはいけないのだ
そうでないと政治家を目指す人などいなくなり
いつまでも老人が蔓延る日本
オワタ\(^o^)/JAPANに本当になってしまう

達観の境地に達している人が何人いるかどうか?

漱石だとかウェーバーという方たちは特殊といえば特殊だが
自分の頭上に刃を置いて努力して努力して
という結果が凡人からこういった偉大な人になるのだということも
考えられる。

そして、その境地へは茨の道かもしれないけど
誰しもが達成できる可能性があるということだ。

私も50歳までには達観という境地に達してみたいものだ。
あと25年何が起きるのだろうかは分からないが
そう成りたい。


私の「悩みを持つこと悩んでいいのだろうか…
というものの本質は
私が悩んでいたものの大半は自己チューでまずこやつらをなくすこと。

そして、悩みは中途半端にしなければ悩んで悩んで悩みぬけということ。
自己チューとではなく、悩みと共存していく

悩みほどの盟友はいないのかもしれない

こういう悩みに気づけたのも読書のおかげだ。



【関連書籍】
【自分を信じて】095.信念の魔術 G・M・ブリストル(著) 大原武夫(訳)
※信じることの大切さがかいてあります。

こころ (集英社文庫) (集英社文庫)
※夏目漱石の自我について最も多く書かれている。小畑健の表紙がちとおされ

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫)
※ウェーバーの書とりあえず読もうと思う。


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本日もお付き合いありがとうございました。



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1. 悩む力 (集英社新書 444C)  [ 書評リンク ]   2008年08月09日 09:57
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