【Blog Action Day貧困】146.コーヒー危機 作られる貧困 オックスファム・インターナショナル(著) 日本フェアトレード委員会(訳) 村田武(監訳):あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術 ⇒ 読書【Blog Action Day貧困】146.コーヒー危機 作られる貧困 オックスファム・インターナショナル(著) 日本フェアトレード委員会(訳) 村田武(監訳)

2008年10月15日



貧困
スケールの大きいテーマ

今この瞬間、僕達は

きちんとした教育を受けられて
綺麗で、安全な環境に生きていることが
できている。

これをまず「幸せ」と取らないといけない

そういう問題だと思う。

今日は

というブログで「貧困」について
考えましょうというイベントに

このブログもいつもの調子で参加させて頂こうと思う。

紹介する本は
コーヒー危機 作られる貧困

今あなたが飲んでいるかもしれない
インスタントコーヒーや
コーヒーショップでのコーヒー

このコーヒーがどれくらいの原価で
私達の家庭にやってくるか
大抵の方は知らないと思う。


【本書にぶつける悩MENU】
コーヒー生産者の現実、そして我々にできること
と直球勝負で読みすすめたい。

【目次】
コーヒー危機 作られる貧困
第1章 コーヒー危機
(危機、いったいどういう危機なのか?コーヒーブームが崩れるとき ほか)

第2章 危機の原因
(市場構造の変化:市場の管理が失われ、需給バランスが崩れている
市場の支配力の格差:ひどく貧しい生産者と大きな利益をあげる焙煎業者 ほか)

第3章 ニッチ・マーケット打開策になるか?いやいや、みんなにとってというわけでは
(フェアトレード:希望の光
高価格のスペシャルティ・ブランド ほか)

第4章 危機からの脱出―行動戦略
(需要と供給のバランスを取り戻す
品質を回復させ、生産性を引き上げる ほか)

コーヒー救済作戦―行動提案
(コーヒー企業政府や機関)


何もしないよりは
こうして一人でも
多くの人にコーヒーの現実を知っていただければと思う。

コーヒー危機 作られる貧困」について
紐解きましょう!



今日も応援よろしくお願いします。
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【紐解き】

■コーヒー危機
◇コーヒー豆
-暴落
 作っても収入にならない
 
 生産者は餓死寸前
 子供に教育を受けさせられない
 
 スイス製のアーミーナイフを買うのに
 10.464kgのコーヒーを生産しなくてはいけない
 
 コカインを栽培したほうが儲かるなんて現実も…


■危機の原因
◇市場構造
-需要バランスが崩れる

◇巨大産地の参入
-ブラジルやベトナムの参入

◇市場の支配力
-格差
 ひどく貧しい生産者がいる一方
 
 大きな利益を出している焙煎業者
 
◇利益
-利益がないわけではない
 利益がどこにいっているか?
  コーヒー豆を店頭で売っている焙煎業者
  
◇生きるのに精一杯
-生産者、加工選別業者、輸出業者
 生き残りをかけているし、生活も大事
 
-小売業者や焙煎企業はブランドパワーを使って
 巨額の利益を得ている
 
◇新しい輸出方法
-新ブランドを確立しようにも手続きが手間過ぎる

◇コーヒー豆
-安価なロブスタ種
 高品質なアラビカ種
 
 →安価なロブスタ種しか取り扱われず
  アラビカ種の生産者が減少
  
◇貧しい
-コーヒー生産農民
 生産者達に他の手段を採る術がない

-換金
 できる作物が他にない
 
-サンクコスト
 工場などの出資がすでに撤退しても回収できない域
 
-技術指導がない、支援もない

-国の農業支援が後退

■ニッチマーケット
◇スペシャルティを
-特別性をもったモノを生産する

◇フェアトレード
-フェアトレードが行われると
 生産者には2倍の収入
 
-ではそれ以外はアンフェア?
 アンフェアなのだ
 「もう勝てないから仲間になってしまえ」
 と一部をフェアトレード化した企業もある

■危機からの脱出
◇需要と供給
-バランスをしっかり考える。
 崩壊したバランスの建て直し
 
◇品質
-品質の回復が生産性を高める

◇価格
-価格価値をあげることも手段

◇付加価値
-能力の保持に付加価値を持ち
 高めることが大切
 
◇真の対応策
-一次産品の取り組みではダメ

◇救済するには
-消費者としてフェアトレードを推奨していく

-消費者意識してブランドを高めていく



【感想】


しい問題だわね

これぞ資本主義の象徴
格差の中の貧困

知っている人はどんどん稼ぎ
知らない人はおいていかれる。

情報的強者から言わせれば
知らないのが悪いのだろう

知ろうとしない人が悪いのだろうといえる。

これは、中学まで義務教育というちゃんとした
教育があるのだから日本には言っていいかもしれない。

そして、現状の自分についても
胸に手を当てて考えなくてはいけないことである。


ただ、そもそもの教育も受けられていない

選択権もなく
奴隷同様に労働者として扱われる国は
どうすればいいのだろうか。

世の中には知ることもできずに

ただ生きる為に
等しい対価ももらえずに苦しんでいる方たちがいる。

そういう方たちがいる一方で

生活できている私達は
何たる幸せなのだろうか。と日々噛み締める必要性がある。

さて
コーヒー生産者の現実、そして我々にできること
という題で本書を読みすすめたのだが。

日々、そこにあるものはどのようにして、ここにやってきたのか
と考えることが

意識というのは大切なもので

意識しないのと、するのとでは大いに違う。

これは何をやるにしても言えること。

例えばマクドナルドで120円のコーヒーを飲んだとしよう
どこで原料は生産されて
どうやって加工されて
どうやって輸入されて
利益は何円なんだ?

どうして120円で黒字になるの?
回転率はどれくらいなのだろうか
という発想が非常に大事なのではないかな。

インスタントコーヒーや缶コーヒーでもいい

発想の転換

ニッチを見つけて
その市場がニッチでなくなってしまったら
またニッチな市場を探せばいい。

『稼げない、できない』

をいいわけにしてはいけないな

フェアトレードについては
【フェアトレード】050.おしゃれなエコが世界を救う サフィア・ミニー(著)
の本が読みやすく、感心させられる。

フェアトレードという方向は
決して慈善活動の「募金」ではなく
「稼ぐ」という手段を生活弱者にも教えられる点が
とてもいい手段だと思う。

募金を否定するわけではないけれど
募金ってパッシブなような気がする。

お金とモノを与えられたって
結局「意識」を変えないと
根本解決にはならないと思う。

だからポッシブに教育や技術の指導などに
お金が使われたほうがまだ可能性は高そう。

ビジネスチャンスがまだまだありそうな分野だなというのは思うが

いきなりこれだ!
なんてものは、なかなか出てこないので
私達、消費者はこうした商品を積極的に買ってみて
まず、現状を知るということをするのがいいかもしれない。

人間には怠惰という心理があるので
恐らく貧困という問題は消えることは無いと思うが
意欲があって貧困になるのは理不尽なので
そういった視野が広がるように学びという環境がある以上
学んでいかないといけないなと思ったりもするわけで…

何かまとまりがわるいが
それだけ安易に解決はできないだろう、難しい問題。

でも、
一人一人の小さな、小さな意識改革からでも
変えられる問題なのかもしれない。

コーヒー危機―作られる貧困

【関連書籍】
※ニッチな発想をもたらしてくれる戦略本
【青海術】063.ブルー・オーシャン戦略 W・チャン・キム + レネ・モボルニュ(著) 有賀裕子(訳)

※おしゃれでフェアトレード
【フェアトレード】050.おしゃれなエコが世界を救う サフィア・ミニー(著)

「コーヒー生産者の現実、そして我々にできること」から得た
【修寛化】
・フェアトレード製品の購入をする。
 消費者意識として
 小さいかもしれないけれどできることからしてみよう。
 
・購入するときは産地表示を良く見てみる。
 これは公平な取引のもとで
 日本に売られているのかな
 などと疑問の念を常にもってみる。
 

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最後まで、お付き合い頂きありがとうございました。



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Posted by hiro at 22:03│Comments(4)  
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1. コーヒー危機―作られる貧困  [ 書評リンク ]   2008年10月16日 18:52
書評リンク - コーヒー危機―作られる貧困

コメント一覧

1. Posted by あっきーな   2008年10月16日 23:42
5 はじめまして!
コメントありがとうございました♪

お金とモノを与えられたって
結局「意識」を変えないと
根本解決にはならないと思う。

まさにそうだと思います。

沢山読書されているだけあって、様々に関心させられます。非常に勉強になります!
またちょくちょく寄らせていただきますネ♪

どうぞよろしく♪


2. Posted by hiro   2008年10月17日 06:01
>あっきーなさん
こちらこそ、コメントありがとうございます。

「意識」重要ですね。
結局何事もその人の意識しだいなのかなと思えたりもします。

>>またちょくちょく寄らせていただきますネ♪

すこしでも参考になれば幸いです。
こちらこそ、よろしくお願いします。
3. Posted by かとう   2008年10月20日 16:58
TBありがとうございました。

フェアトレードに関する考察、および貧困に対する問題意識の視点が、非常に共感できる部分に満ちており、わくわくしながら読ませていただきました。

特に
”お金とモノを与えられたって
結局「意識」を変えないと
根本解決にはならないと思う。”
の部分に関しては貧困国のみに言えることではなく、先進国におけるサイレントマジョリティにも言えることではないのかな、と思いました。

非常に素晴らしい記事をありがとうございます。

<追伸>
ぜひ本サイト
http://www.econakoto.net/
の方もご覧くださいませ。
また余力があれば、ブログの開設もお待ちしております。

<追伸2>
私も「悩める25歳平凡会社員」です^^
4. Posted by hiro   2008年10月22日 00:40
>かとうさん
”わくわくしながら読ませていただきました。”と言っていただけて光栄です。

そうですね。意識の改革は先進国のサイレントマジョリティにも確かにいえますね。

余力が出てきましたら
ecoブログも開設したいと思います!

おなじ悩める25歳平凡会社員からのコメントすごく嬉しいです。
ありがとうございます^^

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