強欲資本主義ウォール街の自爆 神谷秀樹(著) - 多読成功術152 世界がおかしくなっている今、日本人は何をすべきか…:あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
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2008年10月22日



日も
不安定な市場が続きます。

サブプライムの問題からはたや世界同時不況へ
残念ながら低迷の時代がまだ続くことでしょう。

そんなとき日本人として
何をすべきか、と書かれたのが今日の本(昼食)

強欲資本主義ウォール街の自爆

著者の神谷秀樹氏は
住友銀行入行しゴールドマンサックス転職
92年よりロバーツ・ミタニ・LLCを創業されている方です。
日経ビジネスにコラムなども書かれています。

そんな金融のプロの方が書かれた本
ウォール街の本質が見えてくるのではないでしょうか…

【本書にぶつける悩MENU】
ウォール街の自爆、崩壊に立ち向かうには
という視点で読んでいきたいと思います。(何か壮大ですな…)

【目次】
強欲資本主義ウォール街の自爆
序章 アメリカ経済はなぜ衰退したのか
第1章 ゴールドマン・サックスの変質
第2章 モノ作りができなくなったアメリカ
第3章 今日の儲けは僕のもの、明日の損は君のもの
第4章 強欲資本主義のメカニズム
第5章 資産運用ゲーム
第6章 サブプライム危機から世界同時不況へ
第7章 バブル崩壊にいかに立ち向かうか



それでは
強欲資本主義ウォール街の自爆」について
紐解きましょう!



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【紐解き】

■ウォール街の実体
◇強欲
-地獄しか生み出さない

-ウォール街の人間の強欲のレベルは
 日本人の思っている3乗から4乗
 
◇にわか成金
-傲岸不遜の風

◇宴の終わりの始まり
-真・善・美という概念が大切ではないのか


■ゴールドマンサックス
◇顧客
-単なる市場の一部

◇チャイナウォール
-万里の長城的に2つの壁
 実際には機能しない
 
◇ウォール街
-やり方が世界に行ってしまった

◇コストカット
-財務内容改善にはコストカットしかない
 素晴しい事業改革と幻想を見せる結果になってしまっている。
 
■モノ作りできないアメリカ
◇利益
-利益があがる車をつくると言う点でトヨタはGMに勝った
 GMは金融に走ってしまった。
 
◇至上命題
-金?
 欲しいのは顧客

◇ものづくり
-できなくなってきている
 東京を国際金融都市にすることは
 日本人が日本人を辞めるようなこと愚案
 
 日本人の魂はものをつくることにあるのでは

■今日の儲けは僕の明日の損は君の
◇強欲という病
-直すためには「崩壊」というショック療法しかない

◇裏口から入ってくるドロボー
-騙し、騙し、騙すことしかしない
 
◇コツコツ
-モノ作り
 励むのを忘れたら日本人としてアウトでは
 
-儲けるために外資系の手先になっている日本人が多すぎる

◇グローバル・スタンダード
-必要か?
 面倒でも丹念にやることが重要

■強欲資本主義のメカニズム
◇株式公開
-本来であれば
 広く一般的に経営者がたゆまぬ努力をして
  企業を成長発展させていきます
  
-2パターン
 ・永遠に発展させていこうとしている企業
 ・売却して儲けようとしている企業
 
◇京セラ稲盛氏の言葉
-私心をはびこらせることは没落への引き金

◇松本大
-ゴールドマンを退職にあたり
 今後何十年分の利益を得ても
  今後自分の良い道を歩めなくなる
  
◇カモネギ
-買収
 失敗し高値で買う
 
-防ぐには断念し先を見る必要がある。

■資産運用ゲーム
◇コストカット
-切り捨てるだけで全ての産業をダメにしている

◇金
-金に取り憑かれる
 人格が変わる、あまりにも悲しいもの
 
■サブプライム危機、世界同時不況
◇アメリカ
-金融
 稼ぐ前に借りて満足
 
◇信用の輪
・返せないお金を借りない
・借りたお金を耳を揃えて返す
・返せない金を貸さない
・連帯保証人にならない

ができていないから信用の輪は崩れる

◇真犯人
-アメリカ・日本
 財政赤字・貿易赤字の双子の赤字
  
 アメリカの恐れていること
 
 
-金融機関
 焼け石に水なことしかしていない
 
◇アメリカの恐れていること
・サウジアラビアがドル・ペッグを止める
・イスラエルがイランの原爆製造工場爆撃、ホルムズ海峡閉鎖、石油がストップ
・中国人民の不満が爆発
・ロシアとの冷戦復活

◇成長
-何のための「成長」だろうか
老人を姥捨て山の如く
老人ホームにいれることか?
 
■バブル崩壊にいかに立ち向かうか 
◇下村博士
-ドル崩壊の危機は常にある
 日本は縮小均衡し再出発する必要がある
 
◇信用の輪
-切れた
 雇用する側、される側
 教師、生徒など
 
-アメリカ金融は3流だった
 自らの心に答え行動する。
 
◇オバマ氏
-自分達は自分達で社会を変えるという可能性を秘めている。
 Change
  見るべきはウォール街でなく
  メインストリートを見よ
  
◇日本再生の息吹
-日本人たる心
 伝統的価値観
 
 いまの教育では優秀な人はでるが
 皆金太郎飴、それではダメだろう。



【感想】

けよう
という発想は別に悪いものだと僕は思わない。

だって儲けないよりは儲けたほうがいいのは
間違いの無いこと。

ただ、儲ける方法には気をつけなくてはいけない
人を騙すとか
どうでもいいものを人に売るというのは論外

これは人にとって
正しいかという心を忘れてはいけないと思う。

僕だって、人間なわけだから
明日1億手に入りました。
さて、どうでしょうといわれると
目がくらんでしまう可能性だって十分に考えられる。

ウォール街というところの強欲さは
そこで働いてみた人にしかわからないことでしょう。
日本人の考える3乗、4乗って想像もできないレベルです。

金というものが本当に人の心に巣食い
人を欲に取り憑かせ人格さえも変えてしまう…

取り憑かれた人々の末路が
サブプライムローンの問題として顕著に出ている。

金融機関が作り出した
信頼の崩壊

金融機関にそれを認めていた
国の問題。

根本的には
利用者側も金融機関側も

お金の信用の輪を見事にぶち壊しただけ。

これは他人事ではなく
日本でも起きるかもしれない問題。

いかに自分を知識武装するか
いかに納得して交渉するか
いかに一対一の対応ができるかが鍵ではないでしょうか。

サブプライムローンの問題の
犯人探しなんてこの際どうでもいいことかもしれません。

アメリカが全て悪いの?
といわれるとそうではないですし、
むしろアメリカの技術力や金融業があって今の日本があるのも
事実ですから

本質は
・返せないお金を借りない
・借りたお金を耳を揃えて返す
・返せない金を貸さない
・連帯保証人にならない

という簡単なこと

これができていない
ハリボテのウォール街のブランド力が
世界に浸透してしまい

世界的な同時不況が起こっている。

いわば人間の自業自得。

と言ってしまえば簡単に済んでしまう問題ですが…


さて
ウォール街の自爆、崩壊に立ち向かうにはという
ことについてですが

道徳心を持って日本人として健全に生きる
ということではないかと思う。

う〜ん自分で書いていて、超難しいことだと思います。
なんせ大暴落している株式市場や円高が日々続く為替市場

今は歴史的にみても安値
今後はどうなるかわかりませんが
見方によっては買いといわれるかもしれません。

だから余裕資金を回す分には当然いい機会だと思います。
しかし、こういう時に突発的に投資を行って儲けたとしても
それは今後の自分に良いことなんでしょうか。

やるのであればしっかりと知識を身につけて
やりながらでも勉強するべきだと思います。

プロが存在する以上素人がえいやっで勝てるものではないと思います。
楽して稼げる金は無いのですよね。

ただ、いま平凡会社員の僕が磨くことはそんなことではなく


一人の人間として、日本人として
精神的に人々を満足させるものをつくること
そのことを自分の心に答えをおいて行動する。

ということが大事なのではないかななんて思います。

切られた金太郎飴のような人生なんて
僕にはできない。

崩壊した世界を立て直すのは
どこの国からでてくるかわかりませんが

小さな一人一人の心なのもしれないですね。


強欲資本主義 ウォール街の自爆 (文春新書 663)

「強欲資本主義ウォール街の自爆」から得た
【修寛化】
・人の心に伝わるものつくりをする
 人に響く文章を書けるようにコツコツ努力しなければ…
 
・日本人として
 僕はアメリカ人でもフランス人でもない
 日本人、日本の古き良き文化を学ぶ必要がある。
 
・縮小均衡になにか見出せるか考える


【一日三読】
昼食…でなくなったな。

だがまだまだ続きます。
何か適当に本をチョイスした割には
シンクロしていてちょっとびっくり…


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最後まで、お付き合い頂きありがとうございました。



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Posted by hiro at 17:32│Comments(0)  
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1. 強欲資本主義 ウォール街の自爆 (文春新書 663)  [ 書評リンク ]   2008年10月23日 19:19
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