【SP025】『やれば できる。小柴 昌俊さん講演』に行ってきた@東京大学駒場祭:あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術 ⇒ セミナー・勉強会【SP025】『やれば できる。小柴 昌俊さん講演』に行ってきた@東京大学駒場祭

2008年11月24日

スペシャル記事第25弾

こんばんは。

今日は東京大学駒場祭に行って参りました!

学園祭に味を占め調子に乗って
行っちゃった。って感じです。

小柴さんといえば
「ニュートリノ」というテーマで
ノーベル賞受賞対象となったのが記憶に新しいと思います。

さて、僕は「ニュートリノ」そして「小柴 昌俊」さんと
いう人から何を学ぶのでしょうか。

それでは行ってまいりましょい!

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【紐解き】

kamiokNDE

■63年前の東大
◇3年間
-寮で過ごしたが
 建物が変わりすぎていて
 昔の思い出なんて出てこない
 
◇やればできる。
-世の中、甘くは無い。
 ただし、人間『本気』になってやればできる。
 本気になっている人間なんてなかなかいない。
 
◇生き方
-物理で生きるなんて思っても見なかった。
 原子核の実験で自分の目で追っかけるという体験をして
 これなら俺にもできるという想いが生まれた。
 
◇やりたいこと
-学生の教養過程は自分の将来を見つけるために使え。

■本と財団
◇本の印税
-小柴さんの著書の印税はすべて個人ではなく
 財団に入金される
 
◇困難
-小さい頃小児マヒで体がうごかなかった。
 動かないのはどうしょうもないと割り切ったが
 あきらめずがむしゃらに動いた
 いまだに右腕があがらないがそれ以外はそんなに支障になっていない
 
◇財団設立
-76歳で事業を始める。
 大学も定年して夫婦で年金暮らし
 たいしたお金もなく…1億円くらい必要。
 
◇日本の問題
-東大ともあろう大学が国際的に開けていない。
 国の機関であったため親方日の丸のぬるま湯…
 
◇文学・理学
-工学・医学・薬学という技術は飯を食っていけるが
 文学・理学部はどうなる?
 冷や飯を食うしかないのか?
 これでは若い人たちが興味を持たない…
 
 そのためには国際的に開けた財団を作るしか…
 
◇1億円
-当時、賞の賞金の500万円くらいしか…
 低金利だし、まとまった金を出してくるところなんて
 いなかった。
 
-その他賞を受賞し、3000万
 なんとか自分で4000万円集める

-お世話になっていた
 浜松ホトニクスのヒル馬社長から
 6000万円出してもらう。 →1億 文部科学省から認可。
 
◇何の金にもならない
-事業の為にもならない
 ようは利益なんてならない研究に対して
 応援が必要だった。
 
 人の力を借りるには
 自分の過去は変えられない
 立場を投げ出すくらいの『覚悟』が必要
 
◇賛助会
-多くの人の応援を頂く
弟から年間100万円

◇人類共通の財産
-日本国民が発見したということであれば『夢』がある

-国民の基礎科学の夢を支えてもらえるよう
 国民一人一円の寄付を募る
 様々なところから寄付
 
◇高貴なお方二人
-H.16 神岡にカミオカンデを高貴なお方が視察
 NHKに取り上げられる → 大企業から寄付金が
 
-高貴なお方から
 2円分頂き、その次は10万年分の20万円を寄付いただいた。
 
平成基礎科学財団
◇ニュートリノ
-高校生や大学生に
 基礎科学を知ってもらうため。
 通常1時間程度の講義をわかりやすく
 2時間40分程度にした講演をNHKに取材してもらい
 DVD化したものを教育機関向けに無償で配布している。
 

■神岡鉱山
◇研究生の志願
-志願はあっても
 産業に利益をもたらすことではないぞ。
 と入る前に必ず言ってきた。
 
◇研究費
-業者から値引く
 学生がダメならマスター、マスターがダメなら助教授
 助教授がだめなら小柴さん本人
 がくんと値下げ
 
◇学生に
-自分で“これやりたい”と目覚めさすのが目的
 自分が何をやりたいかを発見してもらえれば
 
◇弱い力・電磁的な力
-統合させたもの大統一理論

-強い力がクォーク

■大統一理論
◇日本で
-陽子崩壊を日本で観測できるチャンス
 やるべきか?やらないべきか
 当たれば大きな大発見、ただし国民の血税を使う。
 これを宝くじ的に使うのはどうなのかと葛藤。

◇陽電子
-陽電子が粒子とくっつくと光が生まれる
 電子と粒子と反粒子の観測
 
-ドイツには素晴しい観測機があった
 人を出張にいかせるのは簡単。
 しかし、院生やマスターでは足手まといになる。
 
-ただし、若い世代の基礎科学の身になるなら
 と日本での実験を決意
 
■自然現象
◇陽子崩壊
-水素原子=陽子+粒子
 光が出る
 チェレンコフ光
 水の中であれば追える
 
◇4億6千万の費用
-壁からいらない光電子が一杯出てくる環境では観測が難しい
 対象の水を貯める場所を神岡の地下に
 
 12.5cmの玉を1000個光を観測するために設置
 
-同時期にアメリカで
 同じことを開始。
 しかも資金は40億超…
 
◇葛藤
-国民の血税を使って
 2流の後追いの実験をしてどうする…
 しかし、あきらめなかった。
 
 工夫を凝らす。
 技術的に不可能とされていた
 貯蔵の中の玉を20インチのものへとヒル馬社長へ
 説得方法は「1日生まれが違う、年上の私の意見には「ハイ」というものだ」
 協同開発してくれた。
 
◇kamiokNDE
-玉のおかげで
 低い電子を捕まえた。
 
-太陽ニュートリノ
 超新星ニュートリノの移り変わりを発見

■宇宙 
◇小さいもの
-電子顕微鏡で見ても
 物質、原子核、素粒子くらいしか見えない
 
-天気のよい青い空
 飛行機雲ができる
 ジェット機は早くて追えない
 ただ『動き』は追える
 
 飛行機雲は綺麗な空気に水蒸気
 そこに廃棄ガスを利用して出てくる異物に水滴と
 太陽光が合わさってできる。
 
◇自然界
-元素、原子、プラスの核、打ち消す中性の核

-電子、素粒子はプラスマイナスを持っている
 中性なものはニュートリノだけ
 
◇通り道
-イオンの道が残る

◇S-kamiokNDE
-チェレンコフ光
 1億分の5秒ごとに観測
  光の分布が1億分の5秒ごとに違うことを観測
  
◇天体物理学
-光をエネルギー分布、方角、時刻で計測

◇太陽からのニュートリノ
-普段は毎秒1億個くらい降り注いでいる
 1週間に1回くらい電子を叩くことがある
 
◇超新星
-爆発したときに13秒内に11個観測した。

■ニュートリノ何の為に
◇人類の幸運
-6300万年前
 隕石にて恐竜は滅びた。
 
-地球の水が凍りもせず、

◇自然界
-92種の化学元素
 この元素があったから地球はなっている
 
-大きいものを調べるには
 天体望遠鏡
 
-遠くの天体が我々から遠ざかる
 かけっこで止まるときは
  走ったスピードと距離が比例している
  
  →宇宙もそれと同じ。
   13億年前に宇宙のかけっこがスタート
   それがビックバンと呼ばれるモノ
   
◇クォーク
-クォークと反クォーク
 10億分の1で反クォークは消える
 クォークがくっついて陽子になる
 
-中性子、ヘリウムが原子核となり水素
 水素とヘリウムの世界
 92種の世界なんて夢にも望めない
 
-水素・ヘリウムに何らかの形で
 まわりに重力が発生し
 プラズマ陽子になりマイナスを吸収して
 出したものが電子ニュートリノとなり中性子になり
 鉄が生まれた?
 
-核融合を起こし
 ビックバンにより鉄が生まれ
 重い中性子がくっつきβ崩壊
 そしてまた中性子がくっつきβ崩壊をして
 92種誕生した。

◇超新星
-爆発は重力エネルギーを生み
 外側のウラニウムをばら撒き
 それ以降、天体を築いていった。
 いわば宇宙の誕生もニュートリノのおかげである。
 
  
【感想】

大変面白い話ではあったが
書いている本人もニュートリノ??
陽電子?
クォーク?
と疑問だらけ…

明らかに勉強不足である。
力の無さを恨もう。

ただ、僕なりに小柴さんから
得られたものは
3点あるのかなと思う。

まず、「やれば できる。」ということ。

小柴さんは財団を76歳という年齢で立ち上げた。

普通に言うと定年で
16年も経ったあとですよ??

こんなこと普通はできない発想だ。
しかし、小柴さんは日本の基礎科学の将来を
考えて
こういう行動をとった。

人生は甘くは無い。
世の中も甘くは無い。

ただ、『本気』になれば
人間けっこうやればできてしまうものだ
ということを仰っていた。

なかなか『本気』になれる人がいないのだから
『本気』になって集中すれば
意外と先は開けていくものなのかなとちょっと勇気をいただけた。

次になるほど
と感心したことは

飛行機雲」の話。

飛行機を追ってもものすごく速く通り過ぎてしまう。

だったらその移動の過程である
飛行機の軌道を観測すればいい

という発想。

この発想はニュートリノという
もんのすごい速さで動いているニュートリノを観測する
観点として用いられているわけだが

物事も実はそうなのかなって。

鷹の目、虫の目なんてことがあるけれど

そのものを追っていたら
観測できないものが
ちょっと視点を変えてあげれば観測できるようになる。

この視点の変え方はビジネスだったり
生きていくうえで非常に大切なのかなと感じた。

捕らわれた固定概念を捨てることによって
視野が広がり
新たな世界が生まれる。

妙にしっくりくる発想だなと感じた。

最後に
「宇宙の誕生の奇跡」「地球の誕生の奇跡」
ビックバンからわずか13億年という時間で
地球という緑・水豊かな星が誕生していること

水素からウラニウムまでの92種の化学元素のおかげで
地球が誕生していること。

もはや、この生命の誕生は奇跡というには
すごく低い確率の中生まれているということ。

ものすごく視点の高い話になるかもしれないけれど。

やっぱりこうして今、生きていること
宇宙の歴史、地球の歴史、国の歴史、人の歴史

そしてこれから紡がれていく未来

人間、まだ知らないことがたくさんあって
些細なことで悩んでいる暇なんてないんじゃないかな

なんて思える。素晴しい気づきを与えてくれた。

生きていることに感謝しないといけないんだよね。
そして、ありがとうニュートリノ
(もうちょっと君のこと知ろうと努力してみるよ。)






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本日もお付き合いありがとうございました。



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Posted by hiro at 21:10│Comments(2)  
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コメント一覧

1. Posted by かをり   2008年11月25日 23:14
小柴さん、こんなにすごい方なんですね!
私も学問的なことは???ですが、
財団の設立や、その目指すところ、覚悟の意味を説く、など、全然しらないことだらけでした。
研究や著名人ということでしか、知りませんでしたが、「人格」がものをいうのでしょうね。小柴さんの周りには、いろんな人が協力したり、慕ってきたり、するんだろう。。。そう思いました。
1日にふたつも、まとめてすごいですね!!!
2. Posted by hiro   2008年11月26日 02:11
>かをりさん
小柴さん
やっぱりすごい方ですよ。
「人格」というか信念というか
未来を見据えての視野とか色々持ち合わせている方なのだと思います。
この日は頭パンク状態でしたよ(笑)

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