2008年12月26日
南極
その極寒の地に当然足を踏み入れたこともなければ
この日本の冬の寒さでさえ耐えられそうにない
暖房器具もなにもつけずに部屋でがたがた震えながら
この記事書いています…
(暖房つけろよという話もあるが今年はまだつけていない!)←何を目指しているのだろう…
と、そんな話題は置いておいて
今日の本は
ペンギンやカメ、アザラシの生態系について書かれた本
「ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ―ハイテク海洋動物学への招待」
です。
【本書にぶつける悩MENU】
・ペンギンやアザラシの調査をして何が得られたのだろうか
という視点で読んでいきたいと思います。
そう、彼ら生物学者は何を求めに
極寒の地などに赴くのだろうか…
【目次】
それでは
「ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ」について
紐解きましょう。
Let's enjoy Reading today


その極寒の地に当然足を踏み入れたこともなければ
この日本の冬の寒さでさえ耐えられそうにない
暖房器具もなにもつけずに部屋でがたがた震えながら
この記事書いています…
(暖房つけろよという話もあるが今年はまだつけていない!)←何を目指しているのだろう…
と、そんな話題は置いておいて
今日の本は
ペンギンやカメ、アザラシの生態系について書かれた本
「ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ―ハイテク海洋動物学への招待」
です。
【本書にぶつける悩MENU】
・ペンギンやアザラシの調査をして何が得られたのだろうか
という視点で読んでいきたいと思います。
そう、彼ら生物学者は何を求めに
極寒の地などに赴くのだろうか…
【目次】
ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ
1章 カメが定温動物でトリが変温動物?
2章 浮かび上がるペンギンと落ちていくアザラシ
3章 研究を支えるハイテクとローテク
4章 アザラシは何のために潜るのか?
5章 ペンギンの潜水行動を左右するもの
6章 ペンギンはなぜ一列になって歩くのか?
7章 教科書のウソとホント
それでは
「ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ」について
紐解きましょう。
Let's enjoy Reading today


【紐解き】
■カメが定温でトリが変温
◇サイズ違い
-大型、温度差
-ウミガメ
太陽エネルギーでなく代謝熱で生活
◇教科書
-一般的な事実が書かれている
知っておいたほうがいいくらいのこと
◇調査現場
-出来事
◇ビジネスライク
-お疲れ様でしたと過度に気遣う日本人
■浮かぶペンギン・落ちるアザラシ
◇浅い潜水
-あえて空気量抑えて潜る
◇ペンギンを持つ
-バタバタするのは本能的に逃げれそうな時
持ち方によってはぴたっとあきらめる
◇アザラシ
-潜るとき
脚ヒレを止めて落ちる
■研究を支えるハイテク・ローテク
-データロガー
記録針
カメ体温が水温より高いことが分かる
◇一晩中
-パトロールは精神面がつらい
◇ペンギン
-なぜ鳴く
鳴き交わして夫婦を大勢の中から認識する
■アザラシは何で潜る?
◇アザラシの雌雄
-どう見極める
脇に立ってみる
◇アザラシの肥満度
-肥満度が低下したとき深い潜水をする
◇生活してみて
-観測するアザラシにしても
日本人は名前にこだわる
アメリカ人は結構適当
-氷上ではやけどに近い日焼け
■ペンギンの潜水
◇シンクロダイブ
-ペンギンは群れの中同時に水の中へ出入りする
-食べるよりもアザラシに食われないように
常に非常線は張っている
◇エンペラーペンギンの潜水
-観測上22分が最高だったが、計測したら23分潜るペンギンもいた
◇-45℃の世界
-1ヶ月風呂に入らなくても特に匂ったりしない
菌が生きられないため
■ペンギンはなぜ一列で歩く
◇列
-水開き(水中へ入れる氷があいている部分)
凸凹があちこちに
一度落ちたら戻れないような割れ目もある
前を忠実になぞることによって生きる知恵になっている
■教科書のウソ・ホント
◇発見
-教科書を見て、発見していないことを発見したことに気づく
◇研究の意義
-バイオロギング
人の認識限界を超えた現象を調べる
◇目指していた
-逆の結果になると
予想外の発見がある
◇若者
-近頃の若者はというが
大人が情熱や事柄をしっかり伝えているか?
★求む男女、ケータイ圏外、わずかな報酬、極貧、失敗の日々、絶えざるプレッシャー、就職の保証なし、成功の暁には知的興奮を得る
-
【感想】
本書何がいいかというと
本を開くと分かるように
写真が可愛い!
cuteなのだ
キングペンギンの雛
アデリーペンギンの雛
エンペラーペンギンの親子
そのほかにもウェッデルアザラシの新生児
写真はちょっとちっちゃいかも知れないけれど
本当に可愛い!
水中映像の母アザラシを追う子アザラシの追う姿
なんて特に。
しかし!
彼らが住んでいるのは
極寒の南極だということ
菌も繁殖しないほどの世界で
1ヶ月風呂にも入らないでいい世界なのだ
可愛い、可愛い
だけでなく本当にいろいろなものを“感じる"本
ペンギンが一列になって歩く意味
ペンギンは揚力を使って潜水したりアザラシは落ちて潜水したり
とこんなことなかなか知れたものではない。
動物マニアの方からすればこれくらいは常識なのかもしれない
けれど
驚きだったのは
cuteさではない。
限りなくwildなのだ(野生動物だから当たり前か…?)
列になって歩くこと
潜水の際は脂肪率を落としておく
その行動、しぐさはかわいいにしても
彼らも数多くの先祖たちの犠牲の下
そういった技を編み出していっているということ
そして、相対的に
観測者たちも面白い
観測者のチームは多国籍であり
国ごとの習慣やしぐさなんかもわかってしまうから
トラブルにもつながるかもしれないけれど
本当にアンテナというものは高く張らなければ
いけなく
日本だけ
という視野でやっていてはだめだな
と痛感した。
ペンギンやアザラシの調査をして何が得られたのだろうか
という質問についてだが
彼らはおそらく
自分の目で確かめ、常識という枠を超える、そういう感動を得た
のだと思う。
働きマンという漫画の中に
経験だけが全てじゃないけどやってみないとわかんないこともある
教科書の中には
こういう経験をしてしまうと
教科書がウソを書いていることを発見してしまったりするのが
おもしろいことだろう
常識を覆すわけだから。
これこそ、至高の瞬間なのだろうな
と思う。
常識という誰かさんが
作った枠に甘んじてばかりでは
楽しくないのだなと思う
別にそれがどうしたの?
といってしまえば話は終わってしまう。
求む男女、ケータイ圏外、わずかな報酬、極貧、失敗の日々、絶えざるプレッシャー、就職の保証なし。
ただし成功の暁には知的興奮を得る
この心構え
全てに通用するのではないだろうか
小飼弾さんは
求む読者。売り上げランク圏外(今のところ)。わずかな書籍代。極面。絶えざる見せ場。返金の保証なし。ただし、読了の暁には、知的興奮を得る。
と表現されていた
1000円以下でこの
素敵な感じる時間を得られるわけだ
著者の過去の経験でも
常人では経験できないような経験を
少しでもバーチャル的に経験できてしまうのだ。
こういった読書とのふれあいも
人に大きくヒントを与えてくれて
自分のアンテナを高く、広くしてくれるいい機会
になるなと思う。
しかし、あの本もそうだったけれど
視点を人間以外に変えるということは
視野が広がるものだなとすんごく感じれた。
で、クジラは?
という野暮なツッコミはしなくてもよさそうだ
(クジラ好きは涙目だろうが…)
ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ
【修寛化】
・一番前を歩くペンギンの心構え
慎重にかつ大胆に、
そして仲間の為に死をも覚悟できるところが
素敵だ。この志は真似たい。
・アンテナを高く
いろいろな世界があるということを感じ
ちょっとでも自分のアンテナの受信感度を高く
していかなくてはならない
【後記】
今宵は
仕事納めでした
がスタコラ帰ってしまいました。
今の職場での飲み会に
魅力をぜんぜん感じられません
それであれば
一冊でも多くの本を読んで
行動に移していったほうがいいかな
と思う、今日この頃
来年の今頃は自分は何をしているのでしょうか?
とりあえず、仕事納めでした
2008年おつかれさまといった感じ。
明日からはブログ
ちとがんばろうかしら…
【関連記事】


最後まで、お付き合い頂きありがとうございました。
Presented by hiro
平凡会社員の「多読」成功術ブログトップへ戻る
■カメが定温でトリが変温
◇サイズ違い
-大型、温度差
-ウミガメ
太陽エネルギーでなく代謝熱で生活
◇教科書
-一般的な事実が書かれている
知っておいたほうがいいくらいのこと
◇調査現場
-出来事
◇ビジネスライク
-お疲れ様でしたと過度に気遣う日本人
■浮かぶペンギン・落ちるアザラシ
◇浅い潜水
-あえて空気量抑えて潜る
◇ペンギンを持つ
-バタバタするのは本能的に逃げれそうな時
持ち方によってはぴたっとあきらめる
◇アザラシ
-潜るとき
脚ヒレを止めて落ちる
■研究を支えるハイテク・ローテク
-データロガー
記録針
カメ体温が水温より高いことが分かる
◇一晩中
-パトロールは精神面がつらい
◇ペンギン
-なぜ鳴く
鳴き交わして夫婦を大勢の中から認識する
■アザラシは何で潜る?
◇アザラシの雌雄
-どう見極める
脇に立ってみる
◇アザラシの肥満度
-肥満度が低下したとき深い潜水をする
◇生活してみて
-観測するアザラシにしても
日本人は名前にこだわる
アメリカ人は結構適当
-氷上ではやけどに近い日焼け
■ペンギンの潜水
◇シンクロダイブ
-ペンギンは群れの中同時に水の中へ出入りする
-食べるよりもアザラシに食われないように
常に非常線は張っている
◇エンペラーペンギンの潜水
-観測上22分が最高だったが、計測したら23分潜るペンギンもいた
◇-45℃の世界
-1ヶ月風呂に入らなくても特に匂ったりしない
菌が生きられないため
■ペンギンはなぜ一列で歩く
◇列
-水開き(水中へ入れる氷があいている部分)
凸凹があちこちに
一度落ちたら戻れないような割れ目もある
前を忠実になぞることによって生きる知恵になっている
■教科書のウソ・ホント
◇発見
-教科書を見て、発見していないことを発見したことに気づく
◇研究の意義
-バイオロギング
人の認識限界を超えた現象を調べる
◇目指していた
-逆の結果になると
予想外の発見がある
◇若者
-近頃の若者はというが
大人が情熱や事柄をしっかり伝えているか?
★求む男女、ケータイ圏外、わずかな報酬、極貧、失敗の日々、絶えざるプレッシャー、就職の保証なし、成功の暁には知的興奮を得る
-
【感想】
本書何がいいかというと
本を開くと分かるように
写真が可愛い!
cuteなのだ
キングペンギンの雛
アデリーペンギンの雛
エンペラーペンギンの親子
そのほかにもウェッデルアザラシの新生児
写真はちょっとちっちゃいかも知れないけれど
本当に可愛い!
水中映像の母アザラシを追う子アザラシの追う姿
なんて特に。
しかし!
彼らが住んでいるのは
極寒の南極だということ
菌も繁殖しないほどの世界で
1ヶ月風呂にも入らないでいい世界なのだ
可愛い、可愛い
だけでなく本当にいろいろなものを“感じる"本
ペンギンが一列になって歩く意味
ペンギンは揚力を使って潜水したりアザラシは落ちて潜水したり
とこんなことなかなか知れたものではない。
動物マニアの方からすればこれくらいは常識なのかもしれない
けれど
驚きだったのは
cuteさではない。
限りなくwildなのだ(野生動物だから当たり前か…?)
列になって歩くこと
潜水の際は脂肪率を落としておく
その行動、しぐさはかわいいにしても
彼らも数多くの先祖たちの犠牲の下
そういった技を編み出していっているということ
そして、相対的に
観測者たちも面白い
観測者のチームは多国籍であり
国ごとの習慣やしぐさなんかもわかってしまうから
トラブルにもつながるかもしれないけれど
本当にアンテナというものは高く張らなければ
いけなく
日本だけ
という視野でやっていてはだめだな
と痛感した。
ペンギンやアザラシの調査をして何が得られたのだろうか
という質問についてだが
彼らはおそらく
自分の目で確かめ、常識という枠を超える、そういう感動を得た
のだと思う。
働きマンという漫画の中に
経験だけが全てじゃないけどやってみないとわかんないこともある
教科書の中には
こういう経験をしてしまうと
教科書がウソを書いていることを発見してしまったりするのが
おもしろいことだろう
常識を覆すわけだから。
これこそ、至高の瞬間なのだろうな
と思う。
常識という誰かさんが
作った枠に甘んじてばかりでは
楽しくないのだなと思う
別にそれがどうしたの?
といってしまえば話は終わってしまう。
求む男女、ケータイ圏外、わずかな報酬、極貧、失敗の日々、絶えざるプレッシャー、就職の保証なし。
ただし成功の暁には知的興奮を得る
この心構え
全てに通用するのではないだろうか
小飼弾さんは
求む読者。売り上げランク圏外(今のところ)。わずかな書籍代。極面。絶えざる見せ場。返金の保証なし。ただし、読了の暁には、知的興奮を得る。
と表現されていた
1000円以下でこの
素敵な感じる時間を得られるわけだ
著者の過去の経験でも
常人では経験できないような経験を
少しでもバーチャル的に経験できてしまうのだ。
こういった読書とのふれあいも
人に大きくヒントを与えてくれて
自分のアンテナを高く、広くしてくれるいい機会
になるなと思う。
しかし、あの本もそうだったけれど
視点を人間以外に変えるということは
視野が広がるものだなとすんごく感じれた。
で、クジラは?
という野暮なツッコミはしなくてもよさそうだ
(クジラ好きは涙目だろうが…)
ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ
【修寛化】
・一番前を歩くペンギンの心構え
慎重にかつ大胆に、
そして仲間の為に死をも覚悟できるところが
素敵だ。この志は真似たい。
・アンテナを高く
いろいろな世界があるということを感じ
ちょっとでも自分のアンテナの受信感度を高く
していかなくてはならない
【後記】
今宵は
仕事納めでした
がスタコラ帰ってしまいました。
今の職場での飲み会に
魅力をぜんぜん感じられません
それであれば
一冊でも多くの本を読んで
行動に移していったほうがいいかな
と思う、今日この頃
来年の今頃は自分は何をしているのでしょうか?
とりあえず、仕事納めでした
2008年おつかれさまといった感じ。
明日からはブログ
ちとがんばろうかしら…
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1. ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ―ハイテク海洋動物学への招待 (光文社新書) [ 書評リンク ] 2008年12月27日 22:58
書評リンク - ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ―ハイテク海洋動物学への招待 (光文社新書)
コメント一覧
1. Posted by 風竜胆@本の宇宙 2008年12月27日 15:40
秒速2mということは、時速に直すと
2×60×60=7200mで約時速7キロということですか?
思ったより遅いような気がします。
2×60×60=7200mで約時速7キロということですか?
思ったより遅いような気がします。
2. Posted by hiro 2008年12月27日 21:18
>風竜胆さん
速さという視点より
個体差がないという視点が本書のタイトルの意味合いだと思いますよ。
クジラとペンギンの時速が同じだとは視覚的にはなかなか感じ取れませんよね。
速さという視点より
個体差がないという視点が本書のタイトルの意味合いだと思いますよ。
クジラとペンギンの時速が同じだとは視覚的にはなかなか感じ取れませんよね。