名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方 鈴木 康之(著) - 多読成功術222 書くんじゃない伝えるんだ!:あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
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2009年02月04日

コピー

これが上手いと
活字で人の心を動かすということができる。

コピー技術が高い人
このブログという媒体もそうですが
憧れの存在であります。

今日の本は

名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方」です。

だいぶ前
さむらいコピーライティングのどらさんに勧められた本です。

コピーの世界は自分とはちょっと遠い世界なのかな
とも思いつつ
読んでみたわけで…

222というゾロ目だから気合をいれて!



【本書にぶつける悩MENU】
文章の在り方。読んでもらう文章とは
という視点で読んでいきたいと思います。

【目次】
名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方
はじめに 文章への入り口―文章は書くものではない読んでもらうものである
第1部 話の中身―読む人のために、自分のためにソントクで書く
第2部 表現の方法―気持ちで書けばちゃんと伝わる
第3部 話の見つけ方―書き上手になろうと思うな聞き上手になれ
第4部 発想の方法―人と同じことを思い人と違うことを考えよ
第5部 基本は説明力―モノ、コト、ココロ万事、説明の世の中
第6部 勉強の方法―いい文章は幕の内弁当のようである


それでは
名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方」について
紐解きましょう。




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【紐解き】

■話の中身
◇どんな文章
-どんな文章であれ、どんなトクであれ
 限りなく「人がトクすること」、創造すること、興味深く思うことを書く
 
■表現の方法
◇こちら
-相手の気持ちを考える
 
◇物にも文にも
-質感がある
 どんな文章にも伝えたい
 話にふさわしい気持ちある
 
-伝えたい気持ちを書きなさい

-読んでもらいたい人の前に
 出たらするはずの顔つきをして
 
■話の見つけ方
◇書き上手にならない
-書き上手になるとおもわない
 聞き上手になる
 
◇人に会ったら
-全身テープレコーダー
 いい話が聞けるまで、聞きなさい、待ちなさい
 独特な言葉遣い、なまり、クセを土産として気遣いなさい
 
 土産を無駄にしない読まれる書き上手になりなさい
 
■発想の方法
◇人と同じ
-人と同じことを思い
 人と違うことを考えよ
 
◇想像すること
-気づく旅
 考えることを楽しむ
 普段からまわりを良くみて常識を豊かにする
 
 想像して自由に遊んで
 文章を絵のように楽しみ
 メモは気づきの旅のフライトレコーダーと捉える
 

 通常同じ体験を繰り返さなければならないが
 情動が興奮すれば一度で記憶する
 
■基本は説明力
◇広告コピー
-広告コピーは説明
 易しい言葉で詳しく説明する
 
◇難しく考えずに
-文章はモノ、コト、ココロの説明文
 言葉は過信せずに、絵や写真も交ぜる

■勉強の方法 
◇いい文章は幕の内弁当
-表現・情報・整理がY式に

◇読んでもらうもの
-想像の翼で飛んで
 書き直して、書き直して
 幕の内弁当のように仕上がって
 人の前に出て行く


【感想】

コピー

本書にはたくさん
逸脱のコピーが詰まっている。

あえて紐解きの中にもコピーはいれなかった。

コピーは
コピーライターが読まれるために
魂をこめて入れたものだから
知りたい人は本書を買ってみて欲しい。

だが、その中でも
一つだけあえて紹介しようと思う。

まさか、コピーでここまで心揺らされるとは
思わなかった。

本書を読んでいるとき
あるコピーを読んで
僕は不覚にも泣いてしまった。


「死ぬのが恐いから飼わないなんて、言わないで欲しい」

 おうちを汚すから飼わないというなら、
 犬はお行儀を身につけることができる。

 留守がちだから飼わないというなら、
 犬はけなげにも、孤独と向きあおうと努力するかもしれない。

 貧乏だから飼わないというなら、
 犬はきっといっしょに貧乏を楽しんでくれる。

 だけど・・・死ぬのが恐いからって言われたら、
 犬はもうお手上げだ。すべての犬は、永遠じゃない。
 いつかはいなくなる。でもそれまでは、
 すごく生きている。すごく生きているよ。
 たぶん今日も、日本中の犬たちはすごく生きていて、
 飼い主たちは、大変であつくるしくって、
 幸せな時間を共有してるはず。

 飼いたいけど飼わないという人がいたら、伝えて欲しい。
 犬たちは、あなたを悲しませるためにやっては来ない。
 あなたを微笑ませるためだけにやって来るのだと。

 どこかの神様から、ムクムクしたあったかい命を
 預かってみるのは、人に与えられた、
 素朴であって高尚な楽しみでありますよと。

というコピー

これはペットを飼って
ペットの死を経験した人には
正直、強烈すぎるコピーだと思う。

ちょっと自分の話になるが
僕は高校時代は引きこもり人間だった。

親友を除いて友人というものは
ほぼいなかったし
学校自体好きではなかった。

家に帰ってもゲーム、テレビ、漫画
とやたら一人の時間を過ごしていた。

がコミュニケーションがなかったわけではない

妹が動物好きで
(世話は母親がするというよくあるパターンになるわけですが)

犬を飼っていた
名前はジョンといいました。

家に帰っても
家の手伝いをしないわけにはいかないので
ジョンの散歩は母に続いてよくしてた。

そうすると、言葉を話せない犬でも
行動や、しぐさで大体コミュニケーションが
わかるようになってくる。

ジョンと自分だけという状況が
引きこもりだったので結構あったりした。
そうすると言葉をかけると
側にいてくれたりしたときもあった。

家族と会話するのも苦痛だったけれど
家族との橋渡しにもなってくれたし

そういった意味では
あの時期、僕はジョンに救われていたのだと
今更感じる。

2年前に13年という生涯を閉じた。

僕も既に実家は出ていたが
正月休みで帰っていた時
家族みんながいる時に
ジョンは死んだ。

最後の瞬間は
とても悲しいし
弱っていく様をみるのはとても辛い。

もっと大切にしてやれれば
と一種の悔いすらも感じてしまう。

それでも、死という悲しい体験を味わうけれども、
それ以上に共に過ごした日々が素晴しすぎるから。
命って温かいものだってことを学ばせてもらったんだって。

思い出に縛られるのはよくないけれども
たまには思い出を感じること
これもすばらしいことなのではないかなと僕は思う。

だって「生きていた」という過去は不変なものだし
過去があったから未来があるのだから。


と話が反れてしまったが

一つのコピーで
これだけ人間の心をキャッチできるのだ。
想像させるのだ。

文章の在り方。読んでもらう文章とは

コピーは
それだけで人の心を掴むことも
可能だということ
それが、その人にとって
とても大事なことであればあるほど。

いいコピーを書く
いや、いいコピーを読んでもらう

常識を常識でない角度で捉えて
伝える。

書いて満足ではなく
読んでもらって、人に想像させて
人の心に訴えかけて、何かを想起させる


ちょっとコピーライティングと
コンサルティングは似ていないか??

コピーライティング道
陳腐なものでなく
こういった人のココロに響くものは
どんどん学びとらなければならないと思った。

さすが唯一コンセプターの勧める本である。





【修寛化】
・読まれる文章を書く
対象は一人でもいい
ココロに響く文章を
何か気づきのある文章を意識して
幕の内弁当を目指そう。

 
【後記】
本日4エントり目

いつものクオリティを維持しつつ

書き続けるのは辛い。

辛いけれど
思考としては楽しい。

いっぱいいい気づき

発見があるね〜

不思議だ。

まだまだいける!


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最後まで、お付き合い頂きありがとうございました。



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Posted by hiro at 19:19│Comments(2)  
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1. 名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方 (日経ビジネス文庫)  [ 書評リンク ]   2009年02月14日 20:33
書評リンク - 名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方 (日経ビジネス文庫)

コメント一覧

1. Posted by どら   2009年02月05日 10:02
hiroさん、この本をすすめたことを覚えてくれていたのね!ありがとう。
そして、素敵な書評にカンゲキしました。
名作コピーは、広告をこえているよね。
2. Posted by hiro   2009年02月06日 00:50
>どらさん
いい本だったのですが
紹介するのが大分遅くなってしまいましたよ・・・
素敵な本をありがとうございました。

コピーで人の心を動かしたいものですね。

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