だから、会社が儲からない! 嶋津 良智(著) - 多読成功術224 理念の上に、立つ。:あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術 ⇒ 読書だから、会社が儲からない! 嶋津 良智(著) - 多読成功術224 理念の上に、立つ。

2009年02月04日

理念

人が生きるうえでも
仕事上でも

そして会社を経営するにも必要な
大切にしなくてはいけないこと

今日の本は

だから、会社が儲からない」です。

本書、日本実業出版の滝様より
献本いただきました。感謝です。

『理念の上に立つ。』

そういうことを書いている本が正直
ここ最近はなかったのだが
そんな本質を見事に書いているのが本書

10年後も生き残る企業
人と組織の育て方。
骨太です。



【本書にぶつける悩MENU】
10年生き残る人と組織の作り方とは
という視点で読んでいきたいと思います。

【目次】
だから、会社が儲からない
第1部 「人と組織」こそ経営の神髄
 第1章 「経営の基本」を知らずして成功はない
第2部 人を育て、組織を強化する
 第2章 必要な人材を採用できない会社に未来はない
 第3章 いま現在の人材育成が一〇年後の会社を支える
第3部 経営者に必須の資質、必要な事業戦略
 第4章 優れた経営者には共通した資質がある
 第5章 シンプルな経営戦略で確実に利益を生み出す


それでは
だから、会社が儲からない」について
紐解きましょう。




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【紐解き】

■創業10年という奇跡
◇10年生き残る確立
-起業を志し、行動する人 ---6%
1年で倒産する企業 ---30%
10年後生き残る企業   ---70%

-商売の本質
 「すべて人で決まる」
 
-「一・三の壁」
 1億、3億、10億、30億という壁
 10人、30人、100人、300人という壁

■「人と組織」こそ経営の神髄
◇仕事をするためには
-仕事をするためには、まず心を磨くというかものの考え方を成長させる(松下幸之助)

◇会社5つの要素
-理念・戦略・組織・仕事・人

◇理念
-最高意志決定基準
 規則は枠、理念は軸
 
◇経営者
-目標と現実のギャップを戦略で埋めるのが仕事

◇3S2M
-3S
ES -Employee Satisfaction
CS -Customer Satisfaction
IS -Investor Satisfaction

-2M
Management
Marking
2Mの質の向上が3Sを高める

◇従業員と経営者
-考えも見ているポイントも違う
 思いのまま、行動を決めてはいけない
 
◇会社の3つのステージ
-My Company → Our Company → Your Company

◇社長の人材
-新しい事業を起こすタイプ
いまある会社を成長させるタイプ
いまある会社を安定継続させるのに向いているタイプ

経営できる人とし続けられる人は違う

見極めるのには自分を知る

「成功なんて、いつまでもぶらさがっているほど甘くない」(三浦和義)

■必要な人材を採用できない会社に未来はない
◇誰をバスに
-誰をバスに乗せて、誰をおろすか → ビジョナリーカンパニーの考え

◇人材
1.必要性を問う
2.能力を明確にする
3.能力基準の人材
4.理念、ビジョン、企業変化を共有できるか

◇優秀な人材
-平均点ではダメ
 1教科90点の人材を採用する
 
-優秀な人材は転職マーケットにいない

◇結果
-結果は得るものであって
 学ぶことではない、学びはプロセスからのみもたらせる
 
◇役員登用
-5ステップ
 必要性
 能力
 人を選ぶ
 適正を見る
 人物を見る
 
■いま現在の人材育成が10年後の会社を支える
◇人を育てず
-人を育てずに、「人と組織」は強化されない

◇教育
-Ongoingであれ
 継続は最大の力
 大切なことは最低4回は繰り返す
 
◇インプット
-アウトプットするためにあるもの
 アウトプットを意識しなくては意味が無い

◇2:6:2の法則
-上位2割だけ教育する
 教育すべきは若手よりも上司
 
◇不平不満
-不平不満が出たら、課題に転化するように仕向ける

-細分化反復法で定着させる

◇理念浸透4ステップ
1.経営者や上司が自分の言葉で、理念や戦略の必要性、効果を語る
2.部下たち自身の言葉で理念を語らせる
3.理念や戦略に則した具体的な行動を起こす
4.理念に則した行動を社内で共有する

◇厳格な経営
-経営は厳格であって、冷酷ではいけない

-愛は注いでも、情を注がない

-褒めると褒められる側にギャップがあることを心得る

◇コントロール
-コントロールできることに集中する
 変えられることにエネルギーを
 変えられないものはどう受け入れるか考える
 
◇PDCAと日報
-プラン+実行+チェック+アクションを回す

-日報を毎日書く
 書くことがないという仕事のやり方が問題である
 
■優れた経営者に共通した資質
◇セルフマネジメント能力
-欲・時間・健康を管理する
 特に欲
  好き嫌いで物事を判断してはいけない
  
-49:51の法則
 倫理とのぎりぎりの綱渡りは大切に
 
-不信感のある行動はしてはならない

-経費か投資かを明確に

-叱ってくれる人はいるか?

◇正しいトップダウン経営
1.従業員からの意見や情報は吸い上げるだけ吸い上げる
2.そのうえで、最終的な判断は経営者が下す
3.その際も、「こういう理由で、こう判断した」という説明をする
4.この経緯を通して決まったことを従業員一同が実行する

◇育成のゴール
-育成のゴールは自立
 存在すら忘れられるリーダーが理想
 
-指示を出すより我慢して見守る
 そのほうが教わるよりも気づく
 
◇日本に足りないもの
-説得力・共感力・協調性が乏しいこと

-コミュニケーションと動機付けの要因を若手に
 
■シンプルな経営戦略で確実に利益を生み出す
◇事業成功の4つの窓
-情熱の窓
 寝食を忘れて没頭できるもの
 
-経済の窓
 儲かるかどうか
 
-貢献の窓
 どう役立つか
 
-ナンバー1の窓
 何らかの形でNo.1になれるか
 
◇選択と集中
-アーリーステージはブティック型経営
 事業同士に連動性を持たせること
 タテ展開、タテ経営
 
◇成功
-成功を呼び込む唯一の道は実践すること

◇何を捨てるか
-何をするかよりも
 何を捨てるか
 不要は捨てる
 
-1回捨てて拾い上げてみるのも大切
 
◇撤退のガイドライン
-投資で言うと20%下がったら売る
 損をしないよりも損失が想定を超えないことに着目する
 
◇売る
-5W2H
When
Who
Where
What
Why
How
How much

-局地戦
 エリアNo.1を目指せ
 いまのお客様を守るのが将来の利益を守る
 競合他社を目指さないが、比較対象にしてはいい
 
◇数字とブランディング
-数字を知らないで
 何がわかる?
 
-毎月の動きをしっかりチェックする

-ブランディングは会社の自画像を描く

人と組織
・理念を共有する人を集める
・戦略を実行するのは人
・人と組織の強化


【感想】

実践
本書は著者の嶋津さんが実践していることを
曇りの無い眼で書いた

リアルな経営書だろう

色々な説明は図などで簡略化され
視覚的にも捉えやすい。

そして松下幸之助やドラッガーの名言が
本としての重みを増してくれる。

そんじょそこらの1発系の本ではなく
タイトルどおり10年先を見越しての骨太本

こういった理念を持って
会社を経営しなさいという
メッセージが電流が流れるかの如く伝わってくるのだ。

不思議なものである。

人も会社もそうだと思うけれども
「理念」って大切

この「理念」が最高意志で決定基準
この軸がぶれてしまっては
人間的にも会社的にも陳腐なものに仕上がるだろう。

会社の軌道もアーリーステージにはこうするべき
という方針がしっかり書かれていて
今後会社を起して
継続していくという人は
レバレッジマネジメント」と本書をあわせて読むことが
必須ではないだろうか?

というか2つの要素のおいしいところを
しっかりと『実践』できれば鬼に金棒のような気がする。
恐るべしJBNパワー…

僕の場合はまだ経営者なんて立場でもないし
平凡会社員なわけだが
10年生き残る人と組織の作り方とは
と考えると
これは10年先を生き残るビジネスパーソンは?
とも置き換えられる。

強靭な理念のもと、厳格に、かつ正しいことを正しくやる

これが必要なのではないか?

人として生きる以上
理念を持つ。

そして、甘ったれた自分の心を
捨てる覚悟が必要。

冷酷ではダメで、厳格に

そして、正しいことを素直に、正しく実行、実践する。

それでいいじゃないか。

情熱を持って、経済を考えて、人にも貢献して
何かしらでNo.1のものを見つけて

結局、10年生き残る会社というのは
軸がぶれない強靭な理念を持つ
ということなのだな。

「欲・時間・健康」というセルフマネジメントをしっかりして
来るべき時に備えなくてはいけない。

結局、こうやって学んできたことも
実践がなければただの無駄だということが
ひしひし伝わった。

アウトプットのためのインプット
更に言えば
お金になるアウトプットのためのインプットに
しなくてはいけないし

好き・嫌いという低レベルの感情を排除しなくてはいけない。

どこかで『平凡会社員というマインド』に甘えている
自分を消さなくてはいけない

そんな時期にそろそろ差し掛かっている気がする。
自分にとって痛くて強力ないい刺激になった。

理念を立てなければ・・・




【修寛化】
・理念を
生きる理念を明確化する
僕は何がやりたい?
何に情熱を燃やせるか
何に貢献できるか

・捨てる
何を捨てるか
捨てて捨てて、あとから拾ってみるスタイルに変更する
 
【後記】
一気読みの最後の最後で
とんでも本が来ました。

他の5冊もよかったけれども
経営者思考のこの1冊は
ダントツだ

滝さんが自信作と言っただけある。
これはいい本。

僕のような思考の人間にとってはだけれども。
まぁ自分に合う、合わないがあるからだろうね。

今日得た知識、感じた気づき

これは明日の糧になる。

昨日よりも今日
今日よりも明日。

また新しい僕になれる。

悩みが晴れる日は近い??

その1超!部下マネジメント術
その2名もなき人の生きるかたち
その3ブレインハックス
その4名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方
その5がつん力



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最後まで、お付き合い頂きありがとうございました。



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Posted by hiro at 23:58│Comments(2)  
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1. だから、会社が儲からない!  [ 書評リンク ]   2009年02月05日 20:59
書評リンク - だから、会社が儲からない!

コメント一覧

1. Posted by 嶋津良智   2009年02月05日 18:17


こんにちは、リーダーズアカデミーの嶋津です。
この度は、私の著書を紹介していただき、
ありがとうございます。

私の著書がお役に立てれたようで大変嬉しく思います。

本当に細かく紐解いていただいて感謝!(笑)


私のブログにも紹介させて頂きました。

http://blog.livedoor.jp/y_shimazu/


気軽に書いていますので、、
もしよかったらお読み頂ければと思います。

今後ともよろしくお願い致します。


リーダーズアカデミー
嶋津

2. Posted by hiro   2009年02月06日 01:15
>嶋津さん
コメントありがとうございます!

ブログでの紹介ありがとうございます!
本書、骨太な内容で
すごく身に染みました。

こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。

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