勝海舟の人生訓 童門冬二(著) - 多読成功術225 柔軟“勝”筋を通して:あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術 ⇒ 読書勝海舟の人生訓 童門冬二(著) - 多読成功術225 柔軟“勝”筋を通して

2009年02月07日

メンター
という言葉は
正直僕は苦手です。

ただ、そんなメンターをあえて
あげるとすれば
僕は一番はこの人をあげます。

勝海舟

この人です。

今日はそんな彼の人生を読んでいこうと思います。

勝海舟の人生訓」です。



【本書にぶつける悩MENU】
激動の時代を生きた柔軟さとは
という視点で読んでいきたいと思います。

【目次】
勝海舟の人生訓
第1章 時代は生きている
第2章 自分の好機を見逃すな
第3章 人間、万事に学ぶ
第4章 積極的な自然体で生きる
第5章 逆転の発想をもて


それでは
勝海舟の人生訓」について
紐解きましょう。




Let's enjoy Reading today
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【紐解き】

■時代は生きている
◇外国と
-堂々と渡り合える
 
◇価値観
-自分の考えで他人を見る
 私達は自分自身にもっと自信を
 
◇世間
-世間は生きている、理屈は死んでいる

-市中
 見ておけば、いつか必ず役に立つ
 庶民の生活を見ろ
 
-書を捨てよ、町を歩け

-無形に楽しみを
 人間にとってとても大切 

◇芭蕉は近江商人の始祖
-バイタリティに富んでいる

-優れた情報力

-柔軟な発想と思考力

-情に左右されない合理精神

-優れた決断力

-果てしない上昇志向

◇修行
-「おれの背後にはたくさんの日本人がいる。
  その人たちがオランダ学の修行を支持してくれる。」

◇勝敗の面
-勝敗の面は度外視
 虚心坦懐で事変に処す
 
◇若者
-世間の風霜にうたれ人生の酸味をなめ
 世態の妙をうがち、人情の微を究めて
 共に経世の要務を談ずる
 
◇聞くべき意見・聞かない意見
-その人物が一流であるかどうか

◇今日
-今日したことの評価を今日求めるな

-今日、明日で考え方変わる

◇全方位
-全方位に向けて自分を対応する

■自分の好機を見逃すな
◇世の中
-世の中全て人間関係

◇二兎を追って
-二兎を追って二兎を得る

◇敏感に
-敏感に機会を察して
 それに乗った自己実現を
 
◇情でなく
-情でなく筋を
 実学が足場を築く
 
◇付加価値
-提案した分は必ず取り返す

-社会に役立つ
 人間の筋道を踏み外してはいけない
 
◇過去をいたずらに…
-過去をいたずらに振り返っても
 意味が無い、今日朝野どういう人間がいるか知っておく
 
■人間万事に学ぶ
◇定見深睡
-今日の是、明日の非
 明後日の是、一時も休まずに進歩するもの
 
◇人間関係
-バタバタしない
 自分の非があるときは沈黙を守る
 
-いつまで役にたたなくてもかまわない

■積極的な自然体
◇若者
-扇動せず、自ら活動せよ

◇人間は常に
-結果からスタートしろ

-なった以上
 仕方ないじゃないか
 
-そうなったことを出発点に
 これからの展開を考える
 
◇学問
-人間と社会に役立つ実学を

-死んだ学問とは実行できないもの

-少しぐらいの失敗を恐れずに、
 方法を一つに絞りきらず、
 あらゆる可能性を追求するという態度を貫く
 
◇人間関係
-芯のない人間関係はめだかの群れ
 それぞれのアイデンティティが結ばれる人間関係
 アイデンティティは基礎修行でないとできない
 
◇勇気を持って
-どんな権力者でも二股や人に嘘
 人間の度を超えた行為には勇気を持ってヒンむく
 
■逆転の発想を
◇事実をみせる
-事実を見せるのが最大の説得

◇ショック
-負けて、事実に目覚める

◇有能
-有能な人物こそ闘争から遠ざける

◇形に
-形にとらわれず、本質を

◇当たって砕けろ
-自分の容器からぶち壊す

◇どんな嫌な奴
-人間でなく役職に仕える

◇公明正大
-自分のこととして受け止めて実行する

◇求められれば
-自分の職責を超えた仕事でも
 それをやり抜く、逃げずに試す
  まったく未知、天地に自分の歩いて行く道を拓いてくれる


【感想】

一番重要なもの

激動の時代を生きた柔軟さとは
見つけるために読んだが

ちょうどこの勝海舟が生きた時代は
幕府の崩壊、明治維新と激動の時代でした。

僕は勝海舟を創っていたものに触れられた気がします。

それは

これではないかな
と感じました。

ソフトな思考

楽天さ

そして自分を大切にしていた

全部が“筋”から生まれるもので
こういった筋が
この激動の時代を生き抜いた処世術につながっていった

自分が1流と思うものしか
耳を傾けず

情に流されず

けれども柔軟に柔軟に
堂々と
一日一日を
今日の是は、明日の非、明後日の是を

そういった
うまくいくことばかりでないけれど
必ず前を向く姿勢というのが
大切に思える。

激動の時代に活躍した人

坂本龍馬や西郷隆盛をはじめとした人物

そして
篤姫小松帯刀

彼らに共通したものは



なのですね。

そして自分という人間を一番
自分が理解していた。

ただし、西郷隆盛の場合は
情に厚すぎて
結局部下の為にという形で
非業の死を遂げたりするわけです。

それに対して勝は

世間を見ろと言っているが
それは間違ってはいない。

結局本をいくら沢山読んでも
僕は意味が無いと思う。

知識を入れるだけのものでは。

だってそれって自己満足ですもの。

自己満足で終わっているうちの読書は
趣味でやればいいのだ。

書を捨てよ、町を見よ
といっている。

ただ、この言葉
基盤があるからこそ言える
言葉だと思う。

勝海舟は相当な貧乏で
本を買えず、1冊本を借りては
2冊写経して、1冊は売る。

こういった貧乏ならではの努力をする
(努力ではなく時を楽しんでいたのかもしれないが)

そしてアイデンティティを確立するための
基礎修行はやっぱり大切なのだ

若者は
いっぱい世間の風霜に打たれて
酸味をなめて、世間の妙をうがち
人情の微を究めて、共に経世の要約を談ずる。


と書いてあったが
グサッと胸に突き刺さった。

結局、役立つのは実学
身にならない
誰かの為にならない勉強というのは
自己満足でしかすぎない

そうではなく、
目の前の人に役立つ
机上の空論ではなく

僕が経験をして
その経験を人に伝えられなくては意味がない。

とにかく今は活動するしかないようだ

足を止めていたら
それだけ時間の無駄だ。

素直に世を読むことを実践して

読書なんてしなくても
世を読んでいる人は成功する

自分を世に合わせてメタモルフォーゼできる人は特に
でもそれはどこかしらでアイデンティティが確立しているから

アイデンティティの確立に
ヒントをあたえてくれるのが
僕は読書だと思っているので
書は読み続ける。

サラリーマンと時間制約の中で
読書は体験になっているから

感じる読書をしなくてはならないね

そして、
ソフトな思考を持ちつつ
筋を通す

そんな人間にならなくてはいけないね。




【修寛化】
・結果からスタートする
思考をスタートからでなく
結果をイメージして思考を開始する

・捨てる
何を捨てるか
捨てて捨てて、あとから拾ってみるスタイルに変更する
 
【後記】
今日はサラリーマン勉強島
毒舌会に参加してきました。

講師は創造マラソンの淺田さん

淺田さんの今後の活動が垣間見れる(?)
興味深いお話でした。

軸を持つ

というのがすごくしっくりきました。

僕も『何に』何を目指すかは
大体見えて来たが
軸というものを大切に
大切に

夢・希望を
追い求めていこうと思う。


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最後まで、お付き合い頂きありがとうございました。



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Posted by hiro at 23:26│Comments(2)  
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1. 勝海舟の人生訓 新装版  [ 書評リンク ]   2009年02月08日 11:32
書評リンク - 勝海舟の人生訓 新装版

コメント一覧

1. Posted by KyariKon   2009年02月08日 10:39
ナルホドーー勝海舟ですか〜〜?!

ワテも大好きな、御仁、いや偉人ですよ!

幕末から明治にかけ、来るべき日本の姿を一番’知っててた’オトコが、彼じゃない?!

そんな’大人’(たいじん)を書かせるとなると、もうこの人以外にはいないーーそれ、童門冬二!だ。ワテの、オハコの作家だ!

そして、彼(童門冬二)が見る((喝破する)勝サンの”男”プリ〜は、「筋」ですか。。。ナルホド、これも貴君の卓見だね。

でも、ワテは違う〜〜よ?!

ワテは、それを〜〜「胆」(たん)!〜〜と見るが、いかが。。。

人(ひと)、それぞれ、異見あって、人生楽しい!


喝!(to myself)

KyariKon、辻説法師(京風?)
(本業?は)異文化経営(社長)コーチ(ICF所属)

2. Posted by hiro   2009年02月08日 21:05
>kyarikonさん
なるほど、「胆」と説きますか。
それもまた一理ありますね!

>人(ひと)、それぞれ、異見あって、人生楽しい!

まさに、そうですね!
書の楽しみはそこにあるのかも。

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