実は今読むべき本なのかもしれない。 -253 とてつもない日本:あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術 ⇒ 読書実は今読むべき本なのかもしれない。 -253 とてつもない日本

2009年03月24日

ふとニュースをみると
吉田茂邸全焼なんてニュースがやっていた。

歴史的建物が焼けてしまうのは悲しい。

そしてふとこの話題を見たときに

2ちゃんねるで麻生太郎総理の本を買おう
というネタを思い出した。祭りの模様はこちら
(おかげで3/11のamazonの売り上げは1位だったとかww)

まぁネタにつられて
本書を買ってしまった僕がいるのですが。(゜Д゜)

というわけで今日の本は


【紐解くテーマ】
とてつもないのは日本の何なのか?
という視点で進んで行きたいと思います。

それでは 253冊目「とてつもない日本」について、
一緒にお付き合い頂ければと思います。


【目次】
新潮新書より引用抜粋
第一章 アジアの実践的先駆者
  日本は必ずよくなる
  成功も失敗も進んでさらけ出す国 ほか

 第二章 日本の底力
  ニートも、捨てたもんじゃない
  若者のソフトパワー ほか

 第三章 高齢化を讃える
  若さは至上か
  還暦過ぎたジョン・レノン ほか

 第四章 「格差感」に騙されてないか
  平等が生み出す不平等
  なんとなく気が晴れないだけ?
  教育は格差より悪平等の問題 ほか

 第五章 地方は生き返る
  炭鉱からベンチャーへ
  三位一体改革で親離れ ほか

 第六章 外交の見取り図
  外交は難しいか
  中国の台頭を喜ぶ ほか

 第七章 新たなアジア主義――麻生ドクトリン
  SARSと人間の安全保障
  価値の外交 ほか

  おわりに


【紐解き】
■インドで学ぶ
◇日本の底力はとてつもない
-インドの地下鉄
 インドの交通公共機関の中で、地下鉄だけが数分の誤差で正確に運行されている。
 日本の「ノーキ」
 「8時集合というのは8時から作業できるが当たりまえ」
 日本の「ノーキ」「カイゼン」という勤勉さは素晴しい
  
-吉田茂の言葉
 「日本人のエネルギーはとてつもないものだ。日本はこれから必ずよくなる。
  日本はとてつもない国なのだ」
  
■アジアの実践的先駆者
◇ソートリーダー
-成功のみならず、むしろ失敗例を進んでさらけだす
 勇気がいることをやっている
 
-「Peace and Happiness through Economic Prospecrity and Democracy.」
 「経済の繁栄と民主主義を通して平和と幸福を」という普遍的考え方

■日本の底力
◇若者のソフトパワー
-ニートを「駄目だ、駄目だ」という前に
 別の角度からすべての人が仕事での自己実現をすべきだ
 というのは極端な理想論
 
-ニートはニートのペースで生きていくことを認めてもいいのでは。
 (ニートを薦めるわけではないが)

-若者のプラスパワー
 Jポップで日本語の魅力で「TIME」アジア版を飾った椎名林檎
 
 ディズニーよりアジアで並ぶポケモン、ドラえもん
 
-マンガへの蔑視
 ライオンキングの元は「ジャングル大帝」だったり
 ジダンやトッティのサッカーのきっかけが「キャプテン翼」だったり
 
-義務教育は9年でいいのだろうか
 中学を義務教育から外す、外しても高校進学は97%だし対して変わらない
 サッカーのカズ選手は中卒
 サラリーマンしか選択肢がない社会に魅力を感じることができない
 「平等」という信仰、建前、偽りに常に疑問を持つ
   
■高齢化
◇少子高齢化でも
-少子高齢化でもいいじゃないか、老化は退化でなく進化
未来は暗いなんて考えは即効捨てる
 
-世間の目なんて気にするな
いろんな生き方がある。多様を示そう。
 
■格差感
◇選択肢
-選択肢はいくらでもある。

■地方は生き方を変える
◇それぞれ
-それぞれの自治体は地域を主体に
 もう一度、本来を見据えて街づくりを考える

-国の官僚
 無闇に崇めるようなシステムは古いと皆が
 気づくべき

■外交の見取り図
◇靖国問題
-靖国神社の原点は尊い御霊のとこしえの安息の場

■新たなアジア主義
◇元気な日本を
-SARSがアジアで拡大するのは
 アジアがダイナミックに動いている証拠

-中央アジア
 「何とかスタン」ばかりでわかりずらいではなく
 興味を持っていただきたい。
 夢見る者


【感想】

どうせ
ネタだろうと
だらだら読み始めたのも束の間

読み進めていくと「あれっ?」

・・・普通に面白い。

本書はアジア、ニート、高齢化社会、格差感、地方の問題、靖国の問題
そして、新たなアジア主義と書かれている。

僕の年代からすると
気になったのは前半のアジアの先駆者である日本というお話と
ニートなどの若者の話。

ここでとてつもないのは日本の何なのか?
と考えてみると

「椎名林檎さん」のお話、はたまた「キャプテン翼」の話や
アジアではディズニーよりも「ポケモン」「ドラえもん」が強い
なんて話まで。

かなりの守備範囲が書かれているのだが
「マンガ」やら「ゲーム」そして「アニメ」なんていうものは
世界に本当に通用している文化なのだよね。

「形」にこだわる必要はない。
もちろんこれら全てがいいものを持っているかというと
そうではないのだし。

強みは素直に有効活用すべきなんだよね。

とてつもなさは実は既に皆が身につけているのかもしれないね。
あとは表現手法だけのような気がする。


まぁ、麻生さん曰く
やりたいやつはやればいい。

ニートの人はニートのペースで生きていくということを
認めてもいい

なんて発言もしている。
そう、生きていていれば何かが見えてくる
こともあるだろうしね。

生き急ぐ必要なんて
本当は無いんだよね。

読んでいて思うことがとにかく本書の麻生さんはポジティブシンキング

SARSが拡大したのが
アジアがダイナミックに動いている証拠だ。とか

いや、すげぇ不謹慎だと思う。
SARSに感染した方を考えると

でもだ、ネガの部分でなく『ポジティブ』の部分を見つけてくる
流動性が素晴らしいから病気ももってきちゃう
って。

ものすげぇ『ポジティブシンキング』だと思わず吹いてしまったと同時に
全てをネガティブに捉えて人生をつまらなくするよりも
なるべくポジティブに考えるということはいいことだと思う。
(向き合わないといけないところはもちろんあるのだけれども・・・)

2ちゃんねるを鵜呑みにするのもどうかと思うけれども
こういう形で本が売れるのも悪くないんではないかな?

だって日本が元気になるのに「形」にこだわる必要もないだろうし。

この本の思考のままでいてくれるのであれば
麻生さんには頑張っていただきたいと思える。

「マスコミの言うことを信じるな」
ではないけれども
マスコミの放送するものはスポーツの中継とか
感動を生むものだけにすればいいんじゃないの?

いかにマスコミと言うものが幻影を映し出しているかと驚愕を受ける。

しかし、本として、読んでいて思わずポジティブな考え方に
そして元気になれると言った意味で心地よい一冊ではないかなと思う。

これからの日本を元気に生きていくためにも、
そしてちょっと大げさかもしれないけれども
日本人として生きている以上、
そして、今、こういう人が首相をやっているんだと
いい意味でも、悪い意味でも

遠くなっている政治なんてものに関心を抱く
興味を持つきっかけになるのではないだろうか?

読みやすいのですぐ読めるので
読んでおいて損はない一冊なのではないだろうか。






【修寛化】
・一見ネガティブだと思うことも
 ポジティブに考えてみる。
 そうすることによってとてつもなさが生まれる??

【後記】
年度末で仕事が精神に異常を与えるような状況に。。。

辛抱しなきゃいけないときはつらいです。。。

で、話は変わるけれど
本書、是非、
元国会議員秘書である
鹿田さんに書評書いてもらいたい。

なんて思ったのだが
どうだろうか。。。


人気blogランキングrainbow最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
Presented by hiro
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Posted by hiro at 21:39│Comments(0)  
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