脳のトラップにはまっていませんか? -256 世界は感情で動く:あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術 ⇒ 読書脳のトラップにはまっていませんか? -256 世界は感情で動く

2009年03月30日

世の中
誰しもが持っているものと言えば?

さて、何を思い浮かべましたか?


答えは簡単です。
それは実は『感情』です。


そして、世の中はその『感情』で動いている
と語られるのが

今日の本は



以前紹介したこちらの続編ですね。

【紐解くテーマ】
行動を起こす魔力とは?
という視点で進んで行きたいと思います。

それでは 256冊目「世界は感情で動く」について、
一緒にお付き合い頂ければと思います。



【目次】

はじめに―「脳のトラップ」を知ろう

パート1 まずは心の準備体操

1.予言どおりに銀行は倒産した―予言の自己成就
2.つらい検査が快適になる方法―ピーク・エンドの法則
3.一ドル買うのにいくら払うか?―コンコルドの誤謬
4.「まだ半分もある」と「もう半分しかない」―フレーミング効果

パート2 あまりに人間的な脳

5.表が出たら私の勝ち、裏が出たらあなたの負け―基準値の誤り
6.「ホットハンド」の持ち主を探せ!―大数の法則
7.マリアの職業を当てなさい―代表性のマジック
8.偶然にも規則があるはずだ―偶然に秩序をみる
9.「タバコはがんの原因になります」―原因と結果の相関関係
10.指紋もDNAも確実ではない―確実性効果
11.ショッキング度で決まる重大事件―統計より感情
12.バーゲンセールの「からくり」―アンカリング効果
13.見えてはいても、見ていない―注意力の欠如 その1
14.バスケットのコートにゴリラがいた?―注意力の欠如 その2
15.「あらゆる病気と事故のための保険」―注意の焦点化効果 その1
16.宝くじが当たった直後は幸せだけど―注意の焦点化効果 その2

パート3 集団のなかでの困った判断

17.他人には辛く、自分には甘い―帰属のエラー
18.うぬぼれ屋の言い訳―自己奉仕的バイアス
19.「愚か者の親玉」はリッチになる―集団の知恵
20.占いはどうして当たるのか―バーナム効果
21.そう考えない人はどうかしている―フォールス・コンセンサス効果
22.みんながやっているから―群れ効果
23.イラク戦争はこうして始まった―集団思考
24.こっちの仲間はダントツだ―集団規範
25.あっちのひとはすべて凡人―他の集団への偏見
26.高いワインのほうがうまいわけ―ハロー効果
27.ペニスは一〇人中九人が平均より長い!?―自信過剰
28.強く願えば実現する―願望的思考
29.正しい病名の診断は「あとから」つく―後知恵
30.目撃者の証言は「作られる」―偽りの記憶
31.いらない枠を作ってしまう―無意識のいたずら
32.発言するのは最初がいい? それとも最後?―順序効果

パート4 いざ、決断のとき

33.ダイエットは明日からはじめよう―プランニングの誤り
34.リターンを考えすぎる人、リスクを考えすぎる人―欲深と尻すぼみ
35.都合のいいことだけを覚えている―明るい記憶
36.今のままがいちばんいい―現状維持
37.読みたいように読んでしまう―先入観のトラップ
38.サルにならって取引をする―損失回避性
39.「あの飛行機に乗ってさえいたら」―後悔の理論


【紐解き】
■記憶
◇一歩おいて
-記憶は感情のからみあわせの再構築したもの

-経験の最後に焦点が合う
 ⇒ ピークエンドの法則
 
-快適
 快適だとよりよい記憶が残る
 
-フレーミング
 フレームという枠から一回視点を外す
 
-ダブルフレーミング
 自分の決断・他の人の提供、両方考慮して第3の例を探す
 
■魔力
◇思考
-大数・小数
 試行が大いので大数は平均とみなしていいが
 小数で試行が少ないのに平均と見なしているデータが多すぎる

-秩序
 構造であり頭の中にだけあるもの
  
-安全問題
 無条件に取り組むのは不可能
 
-恐怖を憶える危険
 想像力が働く

-ピークエンドの法則
 終了時に快楽が得られる

■集団
◇トラップ
-みんなが正しいイエスマン

-それならとっくに知っていた
 ということは「後」与えられると当たり前と思うトラップである
 
■決断
◇ビジョン
-立派な意見を言っていても
 はっきりとしたビジョンが描けず、情けない、肥やしにしている。
 
-完成する不安
 心理的に目標がない
 
-手早く、容易に得られる満足に目をむけてしまいがち

-現状維持
 トラップであり、あたかも現状を運命のように受け入れてしまっている。


【感想】

行動経済学という
行動×経済というスペシャリストが書いた本なわけだが

僕は本書の部分では決断と魔力の部分が非常に
印象的だった。


特に
「脳の罠(トラップ)」について
非常に面白く書かれている。


「現状維持」という言葉があるが
これをつかっていいのは
本当に今の人生、何も不自由なく
明日逝ってもいいやって人がつかっていい言葉だと僕は思うのだが


だって現状維持というのはありえないことで
今日だって僕の細胞は生き死にを繰り返している。

それって、無意識レベルで変わってしまっているんだよね?


だから、「現状維持」というのは
現状を運命のように受け入れてしまっている。


なんて書いてあった本書の説明は凄くしっくりきたり。


これと似たようなことで
「完成」する不安というのも実に面白い。


たとえ成功しようと頑張っていても
このまま成功したら・・・


なんて、成功してもないのに考えてしまう時がある。


こんなの本当に妄想甚だしいことで、
成功したら考えろよ。ボケっ!と突っ込みたくもなるのだが


実はこれは脳のトラップとしてあるんだ〜
って認識を本書を読んでもてたわけであります。


で、行動を起こす魔力とは?
という行動できない〜と思う人には荒治療かもしれないけれど
恐怖を、命に関わる恐怖を与えること
これがいいのだ。

例えば食費を1ヶ月3000円とかと考えよう。

3食食べるとして1食当たり33円、1日100円なわけだ。


こういった人間の欲求に対する
恐怖を与えると人間、是が非でも頑張るわけで
行動を起こさない、なんてことにならないわけである。



現状でなんとなく〜
っていう脳のトラップが僕にも働いてしまっている可能性があるので


しっかりとビジョンを描いて
現状の恐怖と戦いながら、より良い未来を築いていかなくては
と心に誓ったりするのも良いのではないかな。






【修寛化】
・脳のトラップを疑う
 脳に対して負の魔力が働いていると思ったら
 第3の視点で疑い、真のビジョンに突き進む。
 
【後記】
フォトフリッピングを使って本書は読んだ本です。


フォトフリッピング??


とか疑問に思う方は
メルマガ「気づいたら成功している潜在的読書法〜HR」で連載しようと思いますので
ご興味ある方は登録を推奨します!!


というか本当に読書がさらに面白くなった。


こんど図書館で100冊斬りとかやろうかな?
ネタ的に。


人気blogランキングrainbow最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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Posted by hiro at 22:55│Comments(2)  
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1. 世界は感情で動く (行動経済学からみる脳のトラップ)  [ 書評リンク ]   2009年03月31日 22:04
書評リンク - 世界は感情で動く (行動経済学からみる脳のトラップ)

コメント一覧

1. Posted by Master   2009年03月30日 23:27
図書館で100冊斬り、ぜひネタ記事で!!

ますます読書に磨きがかかっているようですなぁ~
2. Posted by hiro   2009年04月02日 01:18
>Masterさん
ネタでいいかもしれないですね。
よ〜し本気で考えますね!

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