青い花とバラの乙女と母の慈愛 -280 戦場から女優へ:あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術 ⇒ 読書青い花とバラの乙女と母の慈愛 -280 戦場から女優へ

2009年05月28日

戦争
体験した20代なんていうのは今の日本人にはいないに等しいでしょう。

今日の本は
滝川クリステルさんのモノマネで人気の出た
「滝川クリサヘルさん」ことサヘル・ローズさんの著書



実は彼女の笑顔の裏には
想像を絶する苦労が・・・

【本への挑戦】
生かされている理由とは
という視点で進んで行きたいと思います。

それでは 280冊目「戦場から女優へ」について

さぁ、いきましょう。



【目次】

1 戦場に咲いた奇蹟の青い花
2 わたしのところにくる?
3 公園生活
4 「いじめ」と「貧困」
5 開けた将来
6 女優へ、世界へ



【書感】

親子の愛

この本の主役は著者であるサヘルさんなのだけども
本当の主役は彼女の母であるフローラさんだろう。

フローラさんは大学時代にソーシャルワークの勉強をしていて
ボランティアでクルディスタンの空爆現場に参加した時に
戦場で青い花を見つけます。

そこに、空爆で全滅した街の唯一の生き残りである
サヘルさんを発見するわけです。

これだけでも何かの物語の一説と思ってしまう展開ですが
これがリアルで起きたことなのですよね・・・

その後はサヘルさんは孤児院に引き取られるのですが
紆余曲折があってフローラさんがサヘルさんを引き取り
サヘルさんの母となります。

しかし待っていたのは
親の勘当。


頼る宛がイランではなくなり
当時のフィアンセを頼って日本に来日するわけです。

ところが日本にきたのも束の間
フィアンセのサヘルさんへの暴力などが原因で
共同生活も決裂
公園での生活が始まります。

パンの耳を二人でわけたり、
ツナ缶を二人でわけたり

学校に進学するものの
いじめなどの辛い体験
「イランはいらん」と机に落書きされたり

理科の授業で1本150円もする
バラを使う授業があったときに
せっかく買ったバラを踏み潰されたり
ととても辛い思いをされてきたことが書いてある。


それでも“母”である
フローラさんはサヘルさんに習い事をさせたり
ペルシャ絨毯を織るという低賃金で過酷な労働をして
ようやく稼いだお金をサヘルさんのために出してくれたり

常に
「私はいいの、あなたはちゃんとしていなさい」
とサヘルさんのために、サヘルさんのために

この姿勢には正直読みながら涙してしまった。

言い方は悪いが
血の繋がっていない人に
あなたはこれだけのことができるだろうか?

サヘルさんが中学生の時、友達に裏切られた時
フローラさんに「あの子がいなかったら良かったのに」と愚痴をこぼした時
「あの人のようになりたい、こういうことができたらいいなと、
 ポジティブに人をうらやむことは良いこと。でも、どんなことがあっても、
 あの子さえいなければいいのに、と思っちゃだめ。サヘル、鏡でいまの自分の顔を見なさい。
 そう思ったときのあなたの顔は最悪。たとえ裏切られても、それを許せる大きな心を持ちなさい」


こういう励ましを、サヘルさんのために常にしてくれる
フローラさんは本当に素敵です。

ただ、二人とも精神的に参ってしまった時に
本当に“死”を考えたこともあるというエピソードが書いてあります。

“あなたがいなかったらとっくに死んでいたわ”
この言葉を読んだ時も心にとても響くものがありました。

もはや、この二人には“血縁”なんてものは関係ないんだな。
血縁があってもうまくいかない親子だってたくさんいるのに
この絆は真の親子だ、なんて感じてしまうわけです。
なかなかというか、並大抵の人だったらできないでしょう。


でもね、決してこの本は同情を誘うとか
そういうメッセージを伝えているのではない。

「生きている」

このことに感謝しないといけないのではないだろうか。

僕には幸いなことに両親がいる。
母親は優しさで、父親は威厳で僕を育ててくれた。

僕も高校時代、学校が嫌いで
寝にいっていた記憶しか正直残っていない。

それに、過去が財産となるらしいが
サヘルさんに比べてしまうと本当にたいしたこと無いのだが
僕という人間の過去は本当にどうしようもない。

サヘルさんと同じで過去を財産
なんて感じ取れない。残念ながら。

だから僕は常に過去の自分というものを払拭すべく
闘っている。


過去は糧にしか過ぎない。


今は、それでいいのだと思う。
だからこそ頑張れるし

死にたいなんて思ったことも正直ここ2〜3年はしょっちゅうあった。
でも今生きているのには何かしら意味がある
何かできるはずだともがいている。

サヘルさんのように
戦争の悲惨さ、孤児院の現実を世界に伝える
そのためにハリウッド女優になって伝える
という素晴しい夢

前回の里恵さんのように
聴覚障害の人と健常者のかたが働ける施設をつくる
という大きな夢


で、僕の夢はなんだ
僕の生かされている理由はなんだと考えると

やっぱり、こんな僕の一人の命でも
誰かの役に立てたら。って感じる。


僕の夢はこういった頑張っている人たちを
支えられるようになること。


同情とかではなくて
生きているって素晴しいと
分かちあえる世界の手助けが将来はできればと思っている。


それがどういう形でというのは
まだまだ、わからないけれども


と、本書は
サヘルローズさんを滝川クリサヘルとしてしか
知らない人には是非読んでもらいたいし。

自分って何のために生きているのか
悩んでいる人にも読んでもらいたい。

そして、君の絶望なんてサヘルさんのように
辛いものではないじゃない。

サヘルさんのように頑張っている人もいるのだったら
僕も私も頑張らなくては
と気づいて欲しい。

君だって生きている意味が必ずある。

いいじゃないか
意味がまだわからなくても

いいじゃないか
それを見つけるまでが苦しくても

意味のない人生なんて
ないのだから。




【経験知】
臆せず自分を出していこう
僕は僕、批判がおきても
辛いことがあっても
きっと自分には生きている意味がある。

そう信じて生きていこう。
自分を表現していこう全力で
 
 
【後記】
簡単に戦争について語れる口をもっていないし、
正直、今回の本を紹介しようか迷った。

しかし、それ以上に
フローラさんとサヘルさんの絆が素晴しく
この本は是非手にとって読んでもらいたいと
感じてしまった。


サヘルさんのような方が活躍していってくれることを
切に願うと同時に

自分も頑張らねば いかんぜよとなるわけだ。

止まらず、突き進め!

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今日もありがとうございました。hiroに愛の手を!

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Posted by hiro at 23:53Comments(4)TrackBack(0) |  
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コメント一覧

1. Posted by スマイルシグナル   2009年05月31日 23:25
はじめまして

おもしろそうな本の紹介ありがとうございます。

その人にそんな側面が。。。
と興味深々で記事を読みました

ありがとうございます
2. Posted by 秀   2009年06月01日 00:12
なるほど深い絆考えさせられます。

意味のない人生はない・・・
感慨深いです。



3. Posted by foo164   2009年06月09日 00:50
はじめまして。
とても感慨深い本だとおもいますよ。
是非、手にとってじっくり色々考えてみては
と思います。
4. Posted by foo164   2009年06月09日 00:51
そう、意味の無い人生なんてないんですよね。
一人、一人ちゃんと生きている意味はあるから。


一歩ずつでも一生懸命頑張っていきたいものですね。

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