2009年07月10日
漫画
ぶっちゃけてしまうとイメージで読めるので活字なんていうものよりも
創造力を使わず、ダイレクトに記憶に入っていくので
大変読みやすいものだし、印象にとても残るものだ。
創造力を養うために漫画の量を減らしてはいるが
ジャンプ、ヤングジャンプ、ビッグコミックス、モーニング、コミックバンチ
ヤングガンガン、ヤングマガジンなどなど、まだ結構読んでいるわけである。
で、最近単行本まで買っていたものの一冊が悲しいことに
終わりを告げてしまったわけである。
言わずと知れた手塚治虫氏の『鉄腕アトム』を
『MONSTER』や『20世紀少年』の作者 浦沢直樹氏が21世紀版に翻訳したもの
それが
と前置きは長くなったが
早速行ってみようと思う。
【本への挑戦】
・手塚治虫の伝えたかったこと、今アトムな理由
という視点で進んで行きたいと思います。
それでは 289冊目「PLUTO」について、
一緒にいきましょう。
ぶっちゃけてしまうとイメージで読めるので活字なんていうものよりも
創造力を使わず、ダイレクトに記憶に入っていくので
大変読みやすいものだし、印象にとても残るものだ。
創造力を養うために漫画の量を減らしてはいるが
ジャンプ、ヤングジャンプ、ビッグコミックス、モーニング、コミックバンチ
ヤングガンガン、ヤングマガジンなどなど、まだ結構読んでいるわけである。
で、最近単行本まで買っていたものの一冊が悲しいことに
終わりを告げてしまったわけである。
言わずと知れた手塚治虫氏の『鉄腕アトム』を
『MONSTER』や『20世紀少年』の作者 浦沢直樹氏が21世紀版に翻訳したもの
それが
と前置きは長くなったが
早速行ってみようと思う。
【本への挑戦】
・手塚治虫の伝えたかったこと、今アトムな理由
という視点で進んで行きたいと思います。
それでは 289冊目「PLUTO」について、
一緒にいきましょう。
【目次】
【書感】
地上最大のロボット
残念ながら手塚治虫版のアトムのこの話は読んだことがない。
だから、読んだ人には読めといわれてしまうかもしれないし、
手塚治虫氏の作品が嫌いなわけではない。
火の鳥、ブラックジャックといった名作は小学校だか、中学校だかの時に読んで
大変感銘を受けたし、いまだに人類がナメクジだったらなんてトラウマも植えつけてくれたものである。
(火の鳥の何編でしたっけ??)
と、脱線してしまうが、
あえて読まないようにして「PLUTO」という世界を楽しもうと思ったからだ。
で、本題に移って行くと「地上最大のロボット」は“今の”ところ
各国の優秀なロボットが“何者か”に惨殺されていく
この1巻ではすでに「モンブラン」というロボットと
「ノース2号」というロボットが
何者かに敗れてしまいます。
モンブラン自身の話はないが
周囲の情報がモンブランという彼を構築していくので
実に素晴しいロボットだったのだなと考えさせられる。
ノース2号は一人の老人音楽家との生活
邂逅、そして別れが中心に書かれています。
で、肝心の主人公はゲジヒトという手塚治虫版では脇役だった
警官のキャラクターなのですが(アトムを持ってこないあたりも実はいい味が出ているポイントかもしれません。)
さすが浦沢版、この「ゲジヒト」見事なハードボイルドキャラクターになっていて
読み手を魅了してくれます。
彼にも色々過去があるみたいですし、ロボットなのに“夢”をみる
と色々伏線が貼られていきます。
伏線はおいおい回収されていくことでしょう。
PLUTOはどうしても
高田馬場駅で流れる
「そーらーをこーえてー♪」なんていうアトムを想像できなくしてくれます。
この漫画でアトムのテーマだと苦笑せざる得ません。きっと。
よく言えば大人向けのアトム
悪くいえば世界観の崩壊
なんて捉えられますが、まぁ紹介しているからには
僕はこういう世界観は好きなんだろうな
と捉えられもするわけです。
第一巻で印象的なのはノース2号の話で間違いないでしょう。
戦闘シーンのほとんどないバトル漫画
壮大なスコットランドの風景
とても魅力的なのでちょっと視点を変えて読んでみると面白みがますでしょう。
音楽、記憶、ロボットなんてテーマで読み解いても
色々感慨深いものがあるかもしれません。
ゲジヒトがモンブランの死をきっかけに
各国の優秀なロボットを訪問するのですが
そこで出会う、ロボット格闘技のチャンピオン「ブランド」という
ロボットとの会話の中にも
「運は勝ち取るものだ」
という印象深い言葉があったりします。
家族もチャンピオンの座も勝ち取るもの
待っているだけではダメなんだって痛感させられたりもしますが・・・。
で、ここまで全然知らないキャラクターばかりなんだけど
という方ご安心ください。
本当によく編集されています(苦笑)
最後の最後にようやく肝心の彼が登場してくれます(爆)
これが2巻を読みたい!
という深層心理を上手についてくれるわけです。
と、いうことで今回はここまで。
To Be Continued…
【後記】
2004年時点から買い続けていたので
完結したら絶対紹介しようと思っていた漫画
本ブログでは漫画の登場は無かったですが
漫画だって読み方次第では立派な読書だと考えます。
漫画ばかり読むというのは間違いかもしれないですが
漫画を読まないというのも僕は間違いだと思うからです。
漫画を活字で説明するなんていうのはなかなか
難しい作業でまぁ読んだ人から見たらなんだこりゃとなってしまうかもしれませんが
どう評価されるかも出して見なけりゃわからないのが真実ですからね。
ということでシリーズもので紹介していきます!

今日もお付き合いいただきありがとうございました。
Presented by hiro
ブログトップへ戻る
Act.1 モンブランの巻
Act.2 ゲジヒトの巻
Act.3 ブラウ1589の巻
Act.4 ノース2号の巻(前編)
Act.5 ノース2号の巻(中編)
Act.6 ノース2号の巻(後編)
Act.7 ブランドの巻
【書感】
地上最大のロボット
残念ながら手塚治虫版のアトムのこの話は読んだことがない。
だから、読んだ人には読めといわれてしまうかもしれないし、
手塚治虫氏の作品が嫌いなわけではない。
火の鳥、ブラックジャックといった名作は小学校だか、中学校だかの時に読んで
大変感銘を受けたし、いまだに人類がナメクジだったらなんてトラウマも植えつけてくれたものである。
(火の鳥の何編でしたっけ??)
と、脱線してしまうが、
あえて読まないようにして「PLUTO」という世界を楽しもうと思ったからだ。
で、本題に移って行くと「地上最大のロボット」は“今の”ところ
各国の優秀なロボットが“何者か”に惨殺されていく
この1巻ではすでに「モンブラン」というロボットと
「ノース2号」というロボットが
何者かに敗れてしまいます。
モンブラン自身の話はないが
周囲の情報がモンブランという彼を構築していくので
実に素晴しいロボットだったのだなと考えさせられる。
ノース2号は一人の老人音楽家との生活
邂逅、そして別れが中心に書かれています。
で、肝心の主人公はゲジヒトという手塚治虫版では脇役だった
警官のキャラクターなのですが(アトムを持ってこないあたりも実はいい味が出ているポイントかもしれません。)
さすが浦沢版、この「ゲジヒト」見事なハードボイルドキャラクターになっていて
読み手を魅了してくれます。
彼にも色々過去があるみたいですし、ロボットなのに“夢”をみる
と色々伏線が貼られていきます。
伏線はおいおい回収されていくことでしょう。
PLUTOはどうしても
高田馬場駅で流れる
「そーらーをこーえてー♪」なんていうアトムを想像できなくしてくれます。
この漫画でアトムのテーマだと苦笑せざる得ません。きっと。
よく言えば大人向けのアトム
悪くいえば世界観の崩壊
なんて捉えられますが、まぁ紹介しているからには
僕はこういう世界観は好きなんだろうな
と捉えられもするわけです。
第一巻で印象的なのはノース2号の話で間違いないでしょう。
戦闘シーンのほとんどないバトル漫画
壮大なスコットランドの風景
とても魅力的なのでちょっと視点を変えて読んでみると面白みがますでしょう。
音楽、記憶、ロボットなんてテーマで読み解いても
色々感慨深いものがあるかもしれません。
ゲジヒトがモンブランの死をきっかけに
各国の優秀なロボットを訪問するのですが
そこで出会う、ロボット格闘技のチャンピオン「ブランド」という
ロボットとの会話の中にも
「運は勝ち取るものだ」
という印象深い言葉があったりします。
家族もチャンピオンの座も勝ち取るもの
待っているだけではダメなんだって痛感させられたりもしますが・・・。
で、ここまで全然知らないキャラクターばかりなんだけど
という方ご安心ください。
本当によく編集されています(苦笑)
最後の最後にようやく肝心の彼が登場してくれます(爆)
これが2巻を読みたい!
という深層心理を上手についてくれるわけです。
と、いうことで今回はここまで。
To Be Continued…
【後記】
2004年時点から買い続けていたので
完結したら絶対紹介しようと思っていた漫画
本ブログでは漫画の登場は無かったですが
漫画だって読み方次第では立派な読書だと考えます。
漫画ばかり読むというのは間違いかもしれないですが
漫画を読まないというのも僕は間違いだと思うからです。
漫画を活字で説明するなんていうのはなかなか
難しい作業でまぁ読んだ人から見たらなんだこりゃとなってしまうかもしれませんが
どう評価されるかも出して見なけりゃわからないのが真実ですからね。
ということでシリーズもので紹介していきます!

今日もお付き合いいただきありがとうございました。
Presented by hiro
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コメント一覧
1. Posted by Master 2009年07月10日 07:04
自分もプルート、完結したので取り上げようと思っていましたが、タイミングを逃しました(笑)
若干アトムの戦闘描写が少ない気がしましたが、まぁ、そこはよいかなと思いました。
火の鳥のナメクジ文明の話は、確か未来編だった気がします。。
若干アトムの戦闘描写が少ない気がしましたが、まぁ、そこはよいかなと思いました。
火の鳥のナメクジ文明の話は、確か未来編だった気がします。。
2. Posted by 大森陽介 2009年07月10日 15:12
あれ!終わったんですか!!!
単行本でチェックしていたので
気づきませんでした。
今日は本屋に直行します!
単行本でチェックしていたので
気づきませんでした。
今日は本屋に直行します!
3. Posted by hiro 2009年07月21日 01:15
>Masterさん
そうだ、ナメクジは未来編だった!
火の鳥もいいですな〜。
戦闘描写は狙ってでしょうね。浦沢直樹の漫画は戦闘で魅せる漫画ではない気がします。
>大森さん
是非是非、無事完結しておりますので!
そうだ、ナメクジは未来編だった!
火の鳥もいいですな〜。
戦闘描写は狙ってでしょうね。浦沢直樹の漫画は戦闘で魅せる漫画ではない気がします。
>大森さん
是非是非、無事完結しておりますので!