2009年07月11日
前回に
引き続き、今回も
第二巻であるPLUTO
この巻のテーマは何なのだろうか…。
【本への挑戦】
・手塚治虫の伝えたかったこと、今アトムな理由
という視点でというのは変わりない。
まぁ、今回は前置きは置いておいて
289冊目「PLUTO 002」について、
一緒にいきましょう。
引き続き、今回も
第二巻であるPLUTO
この巻のテーマは何なのだろうか…。
【本への挑戦】
・手塚治虫の伝えたかったこと、今アトムな理由
という視点でというのは変わりない。
まぁ、今回は前置きは置いておいて
289冊目「PLUTO 002」について、
一緒にいきましょう。
【目次】
【書感】
ようやく
あぁ、この話は「アトム」なんだなぁと体感できる。
表紙の少年がまさに浦沢版「アトム」。
一番初めにカラーでちょっとマニアックだけれども
知っている人は知っている田鷲警部(本編中では警視)が登場する。
冒頭は前回の続きで、ゲジヒトとアトムとの会話から始まる。
姿形はやっぱり浦沢ワールドなのだけれども
表情豊かでとてもロボットとは思わせない「アトム」がいる。
これは手塚版アトムでも正義の象徴っぽさ、愛くるしさで共通しているのかな。
ゲジヒトが語る
事件の「世界最高水準の7体のロボットを破壊する」という陰謀
そう、7体のロボットの破壊というのが今作のテーマでもあるのだ。
アトムに引き続き、「お茶の水博士」も登場する。
お茶の水博士はまぁ、より本当の博士っぽく
まっすぐに浦沢版になっているので
本当にいそうなおっちゃんになっていて愛着がもてる
(お茶の水博士の名刺は「お茶の水博士」、英語表記は「Dr.OCHANOMIZU」まぁどうでもいいですが。。。)
で、ロボットの破壊、悲劇がまた起きてしまう。
本書では「モンブラン」「ノース2号」に続いて
前巻の最後に登場した「ブランド」と敵との戦いが書かれる
「戦い」といってもバトル漫画ばりの戦闘シーンは相変わらず皆無
だが、それがいい。
嵐が巻き起こり
「「敵」を倒した」とブランドが散っていく。
「敵」の情報をゲジヒトやアトム、そして新登場の「ヘラクレス」に
最後の通信を使って送信しようとしたのだが
最後にブランドが送り出した映像は
「家族」
子供達の笑顔
家族のぬくもり
そんなものを感じさせる
美談ではないが
いかにも「人間」らしい最期を迎えるのだ。
テレビでいう砂埃(正式名称なんていうんだ?)
のバックの中「家族」の絵が浮かび上がる。
こういう表現はなかなか活字ではできないもので
やっぱりより的確に情景を伝えるためには
こういう漫画は強いなと感じるところであり。
絆というものが美しいものだと感慨に浸ったりしてしまうわけである。
だけれども、物語はそんな感慨に浸る暇も与えず
ゲジヒトの過去が操作されていること
ゲジヒトの過去の謎。
黒幕の登場など
ストーリーにどんどん伏線が張られていく。
こんだけの伏線回収できるのかしらと思わせるほど。
最後の最後にようやく肝心の彼が登場してくれます(爆)
これが2巻を読みたい!
という深層心理を上手についてくれるわけです。
で、最後の最後にアトムの妹である
例のキャラクターが前回のアトムと同様の
魅せ方で登場してくる。
上手というより
このやり方は卑怯だよね(苦笑)
と、いうことでまた次回。
To Be Continued…
【後記】
PLUTOの特徴で“戦い”をあまり描写しない
というところが非常に面白みを感じる。バトル漫画って
ドラゴンボールやワンピースなど結構あるけれども
こういった表現はなかなかないなぁーっとドツボにはまってしまうわけで。。。
でもこの頭身のキャラクターが血なまぐさい戦いをしていたら
それこそ手塚治虫ワールドをぶち壊すわけで…。
まぁ、いろいろ大人の事情があるのかもしれません。

今日もお付き合いいただきありがとうございました。
Presented by hiro
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Act. 8 鉄腕アトムの巻
Act. 9 お茶の水博士の巻
Act.10 ヘラクレスの巻
Act.11 回線をつなげの巻
Act.12 家族の肖像の巻
Act.13 記憶の手違いの巻
Act.14 Dr.ルーズベルトの巻
Act.15 敵の部品の巻
【書感】
ようやく
あぁ、この話は「アトム」なんだなぁと体感できる。
表紙の少年がまさに浦沢版「アトム」。
一番初めにカラーでちょっとマニアックだけれども
知っている人は知っている田鷲警部(本編中では警視)が登場する。
冒頭は前回の続きで、ゲジヒトとアトムとの会話から始まる。
姿形はやっぱり浦沢ワールドなのだけれども
表情豊かでとてもロボットとは思わせない「アトム」がいる。
これは手塚版アトムでも正義の象徴っぽさ、愛くるしさで共通しているのかな。
ゲジヒトが語る
事件の「世界最高水準の7体のロボットを破壊する」という陰謀
そう、7体のロボットの破壊というのが今作のテーマでもあるのだ。
アトムに引き続き、「お茶の水博士」も登場する。
お茶の水博士はまぁ、より本当の博士っぽく
まっすぐに浦沢版になっているので
本当にいそうなおっちゃんになっていて愛着がもてる
(お茶の水博士の名刺は「お茶の水博士」、英語表記は「Dr.OCHANOMIZU」まぁどうでもいいですが。。。)
で、ロボットの破壊、悲劇がまた起きてしまう。
本書では「モンブラン」「ノース2号」に続いて
前巻の最後に登場した「ブランド」と敵との戦いが書かれる
「戦い」といってもバトル漫画ばりの戦闘シーンは相変わらず皆無
だが、それがいい。
嵐が巻き起こり
「「敵」を倒した」とブランドが散っていく。
「敵」の情報をゲジヒトやアトム、そして新登場の「ヘラクレス」に
最後の通信を使って送信しようとしたのだが
最後にブランドが送り出した映像は
「家族」
子供達の笑顔
家族のぬくもり
そんなものを感じさせる
美談ではないが
いかにも「人間」らしい最期を迎えるのだ。
テレビでいう砂埃(正式名称なんていうんだ?)
のバックの中「家族」の絵が浮かび上がる。
こういう表現はなかなか活字ではできないもので
やっぱりより的確に情景を伝えるためには
こういう漫画は強いなと感じるところであり。
絆というものが美しいものだと感慨に浸ったりしてしまうわけである。
だけれども、物語はそんな感慨に浸る暇も与えず
ゲジヒトの過去が操作されていること
ゲジヒトの過去の謎。
黒幕の登場など
ストーリーにどんどん伏線が張られていく。
こんだけの伏線回収できるのかしらと思わせるほど。
最後の最後にようやく肝心の彼が登場してくれます(爆)
これが2巻を読みたい!
という深層心理を上手についてくれるわけです。
で、最後の最後にアトムの妹である
例のキャラクターが前回のアトムと同様の
魅せ方で登場してくる。
上手というより
このやり方は卑怯だよね(苦笑)
と、いうことでまた次回。
To Be Continued…
【後記】
PLUTOの特徴で“戦い”をあまり描写しない
というところが非常に面白みを感じる。バトル漫画って
ドラゴンボールやワンピースなど結構あるけれども
こういった表現はなかなかないなぁーっとドツボにはまってしまうわけで。。。
でもこの頭身のキャラクターが血なまぐさい戦いをしていたら
それこそ手塚治虫ワールドをぶち壊すわけで…。
まぁ、いろいろ大人の事情があるのかもしれません。

今日もお付き合いいただきありがとうございました。
Presented by hiro
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