あるようでないをつくるという発想 -297 赤ずきんちゃんがずきんを脱いだようです:あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術 ⇒ 読書あるようでないをつくるという発想 -297 赤ずきんちゃんがずきんを脱いだようです

2009年08月03日

合わせることに
よってとんでもないものが生まれることがある。

今日の本は
赤ずきんちゃんがずきんを脱いだようです
5月病マリオ

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もはや、赤ずきんちゃんのクセに
ずきんも被っていなければ
おばあちゃんのところへ行くというおつかいも断固拒否という
まさにカオスな展開。まぁ表紙がかわいらしくって衝動買いしちゃったんですけれどね。

【本への挑戦】
どうしてこうなった
という視点で読み進んで行きたいと思います。

それでは 297冊目「赤ずきんちゃんがずきんを脱いだようです」について、
一緒にいくの?



【目次】

Act.1 はじまり
Act.2 ばーちゃんち
Act.3 だっしゅつ
Act.4 じぶんち
Act.5 番外編
Act.6 おまけ 裏切りのパトラッシュ
あとがき



【書感】

代版で
赤ずきんちゃんやったらこうなるだろうという感じ。

ずきんがダサいからとスカーフにしてしまう赤ずきんちゃん
(なんと赤頭巾を被っているのは最初の一コマだけ!?)

もはや、赤ずきんじゃないじゃん
というツッコミは抜きにして
いろいろと「赤ずきん」という世界観を破綻させているのが本書である。

登場自分物は原作に忠実であるが
オオカミのマヌケさ、
お母さんの腹黒さ、
そして、赤ずきんちゃんの現金主義はある意味面白い。
(狩人も相当いい脇役だ)

で、ストーリーとかはそんなに驚くほど驚愕のとかではなく
なんというか癒しの要素とか和みの要素のほうが強いのである。


まぁ著者である5月病マリオ氏
プロフィールを見る限り
まだ学生であり、ジブリ作品を愛しているごく普通の男の子という感じ。
でも、そんな彼でも絵本を出すという夢を叶えてしまっているので
素晴しいものがある。

著者のブレイクは「マリオが5月秒にかかったようです」という2ちゃんねるのスレッドだったり
出処が異色といえば異色。(※リンク先はスレッドのまとめサイトワラノート)

でも、2ちゃんねるに書き込むというリスク中のリスクの中に飛び込んで
自分の作品をアピールする姿はマンガ家を目指す人であったり
ミュージシャンを目指す人であったりに希望を与えるのではと思う。
手狭に幻想を追っているよりは他者に客観的に評価してもらうというのはとても重要
ということを改めて感じてしまった。


いいものは認められる事実があるからね。
中途半端なものやどうでもいいものだと
総動員で叩かれるリスクももちろんありますが・・・


で、youtubeなどで「赤ずきんちゃんがずきんを脱いだようです」と検索すると
全編の動画がみれてしまったり・・・
しかもコチラのほうが声優さんの声が入っていたり・・・
まぁ、そんなことは置いておいて


本書には本当に短編だが
「その後」のお話と「裏切りのパトラッシュ」が収録されている。
こちらも赤ずきんワールド同様
キュート&シュールになっている。

好き好きは人によって分かれてしまいますが
こういう自己表現の仕方もあるんだよ〜っていうのがわかったかもしれない本。


画風はとてもかわいいので
小さなお子様と一緒に読むことをおススメしたいところですが
なんせ話がシュールなので、
しかも現金主義だし、やる気もないし
やっぱり薦められないのかもしれない。


こういうシュール系が好きな方
かわいい画風が好きな方は
ひっそりと買うといいかもしれない。


赤ずきんちゃんがずきんを脱いだようです
5月病マリオ

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【後記】
8月なのにはっきりしない天気ですね。
おかげで今日一日は非常に体調が悪かったです。

体調が悪い日はこういうゆる〜い本を読んで
ちょっと微笑だったり、失笑だったりするくらいが
ちょうどいいのかもしれません
赤ずきんちゃんは現代社会のストレスを緩和してくれる力があるのやらないのやら。


1週間適度に頑張りましょう!

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今日もお付き合いいただきありがとうございました。

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Posted by hiro at 23:59│Comments(0)  
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