2009年08月06日
二コニコ動画
iモードなど表舞台に出た段階では一風変わっていたが
いまや普通に浸透しているであろう世界。
今日の本は
グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業
夏野 剛
[Amazonで詳しく見る
]
そういう世界を生み出してきた
夏野剛さんの本
smoothさんのところで紹介されており
タイトルに魅かれアマゾンアタック
帯には
「日本のネットビジネスが儲からない、本当の理由」
と書いてあります。
というわけで
【本への挑戦】
・どうすれば、日本産のレボリューションが起きるか
という視点で読み進んで行こう。
iモードなど表舞台に出た段階では一風変わっていたが
いまや普通に浸透しているであろう世界。
今日の本は

夏野 剛
[Amazonで詳しく見る

そういう世界を生み出してきた
夏野剛さんの本
smoothさんのところで紹介されており
タイトルに魅かれアマゾンアタック
帯には
「日本のネットビジネスが儲からない、本当の理由」
と書いてあります。
というわけで
【本への挑戦】
・どうすれば、日本産のレボリューションが起きるか
という視点で読み進んで行こう。
【目次】
【書感】
まぁ目次にもかかれているように
ウェブビジネスに対する幻想を捨てよ!という言葉が引っかかる。
これはウェブビジネスが儲からないというわけでもなければ、ウェブビジネスに可能性がない
という意味ではない。
ウェブの世界はとにかくスピーディだし、情報があふれ出ているということは事実である。
それでも、夏野氏はここには“幻想”はない、“魔法”はない
「ウェブだから新しいことをやろう」という発想をしているうちはダメなのである。
ハリーポッターのホグワーツのような魔法の世界ではないのである。
しかし、時間・空間という点ではウェブビジネスは大幅に利点が効くので
夏野氏曰く、自分のビジネスを強化するためのツールとしてウェブは使えばいいとおっしゃっている。
そう、ネットならではの付加価値という点を考えるのが大切なのである。
例えば、このお店で買い物すれば20%安くなります
でも、ネット通販で買えば30%安くなりますよ〜
だと、後者で買い物する人は増えるだろう。
ここで、じゃあやっぱりネットのほうがいいじゃないかという考えを出すのは、まだ早く
リアルのお店での売り上げが減るからネットはちょっと、と考えるのもおかしな考えで
リアルの礎をリアルの枠でできない範囲をカバーするためにウェブという“ツール”を利用する。
が正しい選択なのである。
「iPhone」が日本で誕生しなかったわけを
リーダーがモノを知らないで務まってしまう日本という組織のせいと書かれていたが
詳しくは読んで欲しいのだが、ウォークマンがipodに勝てないのは
「設計思想」がそもそもずれているからという結論付けられている。
昔の製造業は分業が必要だったが、ITは横グシ
要は全てを理解していないとモノなんて創れないのだ。
分業をしているうちは生産性はすごいかもしれないけれども
レボリューションは起きないのである。
そんな中でも、
技術はビジネスを生まない。
ウェブは単なるツールであり、進化するのは技術だけである。
という言葉が技術好きな僕にとっては非常にグサグサ刺さるものがある。
夏野流の成功の鉄則も書いてありNTTDocomo時代は
「できることをやる」を貫いたとある。
そして、何より考えなくてはいけないことが
「目標を達成するのに一番うまくいく方法」を考えること
これって何事にもいえるかもしれないけれど
身の丈伸ばして背伸びをしすげてもダメで
「興味の無いこと」「できないこと」はやらなければいいのだ
モバイルとPCどちらに力を入れていくかを考える際も
モバイルに全てをという考えではなく
PCもモバイルも既にインフラ化しているのだから
自社のビジネスをケータイを持った人が利用するかどうかを考えればいいだけの話
というのも考える「目標」に対してのいいアプローチの仕方だなと感じた。
ウェブの未来について書かれた章では
新聞社こそがウェブの特性を活かせるとかかれていたが
これは、僕も思っていることでやっぱり「編集力」
煩雑な情報をいかにポイント良く人に伝えるかということは
大変重要で、この能力がある人は
媒体にこだわるというエゴを捨ててしまえば相当ウェブの世界では強い分類になるのではないかな
と考える。まぁまだまだ組織に阻まれていたり、紙媒体マンセーだったり
紙好きが多いとかいう思考で動いている方達が多いのだろうけれどね。
(もちろんそうでない人たちもたくさんいるのだけれども。)
で、最後にとても納得したこと顧客の選び方
ネットリテラシーの低い人に向けてビジネスを創っていてはダメなのである。
ケータイ端末を使いこなせない人もいるから〜とか
インターネットといってもまだやれることに限界があるから〜
なんて「〜だから」なんて言い訳は無限に沸いてくるのだ
ターゲットを絞るのであれば
そんな層に目を向ける必要は無い。
トライをすることでいまの秩序が崩れる方を恐れて何もしない。
こうやって縮こまってしまうのは個人にもあるし、企業にもある。
リーダーや経営者層の方達が
「インターネットやITってわからないので・・・」といっているような人たちは
「自分はもうリーダーとして表に出る資格がない」と宣言しているようなものなので
さっさとご隠居願いたいものである。
理解ある人たちが上に立つことによって
googleやamazonは、すごいなぁ〜と感心して
海外の企業を真似たり、憧れたりするという発想ではなく
独自のポテンシャルを生かして
真の競争力のある世界を創る担い手になれば日本の未来も明るいのだね。
グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業
夏野 剛
[Amazonで詳しく見る
]
【後記】
結局のところ
「〜だから」とかいう言い訳をつけてやらない
という結果になっている自分がいることがこの本を読んでいて、つくづく思った。
まだまだ甘い。
やらなければ変わらないし
やらなくても変わっていく
だったらやってしまったほうがいいだけ。
未来を暗く思うのも人の自由だし
明るく思うのも人の自由。
僕の未来はやっぱり明るいほうが楽しいから
なりたい自分の目標を定めて
「〜だから」という言い訳する自分と戦っていこう。
ウェブというツールを片手に携えて。

今日もお付き合いいただきありがとうございました。
Presented by hiro
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第1章 日本のウェブビジネスはなぜ儲からないのか
ウェブビジネスに対する幻想を捨てよ!あなたのウェブサイトがダメな理由 ほか
第2章 ウェブビジネスを成功させる鉄則(寡占になりやすいウェブビジネス
ウェブビジネスの本質とは何か ほか
第3章 ウェブビジネスの未来
ウェブ広告の未来 仮想通貨がウェブビジネスを加速させる ほか
第4章 旧来型日本企業への提言
ウェブビジネスと現代の日本社会 本当は限りなく高い日本のポテンシャル
【書感】
まぁ目次にもかかれているように
ウェブビジネスに対する幻想を捨てよ!という言葉が引っかかる。
これはウェブビジネスが儲からないというわけでもなければ、ウェブビジネスに可能性がない
という意味ではない。
ウェブの世界はとにかくスピーディだし、情報があふれ出ているということは事実である。
それでも、夏野氏はここには“幻想”はない、“魔法”はない
「ウェブだから新しいことをやろう」という発想をしているうちはダメなのである。
ハリーポッターのホグワーツのような魔法の世界ではないのである。
しかし、時間・空間という点ではウェブビジネスは大幅に利点が効くので
夏野氏曰く、自分のビジネスを強化するためのツールとしてウェブは使えばいいとおっしゃっている。
そう、ネットならではの付加価値という点を考えるのが大切なのである。
例えば、このお店で買い物すれば20%安くなります
でも、ネット通販で買えば30%安くなりますよ〜
だと、後者で買い物する人は増えるだろう。
ここで、じゃあやっぱりネットのほうがいいじゃないかという考えを出すのは、まだ早く
リアルのお店での売り上げが減るからネットはちょっと、と考えるのもおかしな考えで
リアルの礎をリアルの枠でできない範囲をカバーするためにウェブという“ツール”を利用する。
が正しい選択なのである。
「iPhone」が日本で誕生しなかったわけを
リーダーがモノを知らないで務まってしまう日本という組織のせいと書かれていたが
詳しくは読んで欲しいのだが、ウォークマンがipodに勝てないのは
「設計思想」がそもそもずれているからという結論付けられている。
昔の製造業は分業が必要だったが、ITは横グシ
要は全てを理解していないとモノなんて創れないのだ。
分業をしているうちは生産性はすごいかもしれないけれども
レボリューションは起きないのである。
そんな中でも、
技術はビジネスを生まない。
ウェブは単なるツールであり、進化するのは技術だけである。
という言葉が技術好きな僕にとっては非常にグサグサ刺さるものがある。
夏野流の成功の鉄則も書いてありNTTDocomo時代は
「できることをやる」を貫いたとある。
そして、何より考えなくてはいけないことが
「目標を達成するのに一番うまくいく方法」を考えること
これって何事にもいえるかもしれないけれど
身の丈伸ばして背伸びをしすげてもダメで
「興味の無いこと」「できないこと」はやらなければいいのだ
モバイルとPCどちらに力を入れていくかを考える際も
モバイルに全てをという考えではなく
PCもモバイルも既にインフラ化しているのだから
自社のビジネスをケータイを持った人が利用するかどうかを考えればいいだけの話
というのも考える「目標」に対してのいいアプローチの仕方だなと感じた。
ウェブの未来について書かれた章では
新聞社こそがウェブの特性を活かせるとかかれていたが
これは、僕も思っていることでやっぱり「編集力」
煩雑な情報をいかにポイント良く人に伝えるかということは
大変重要で、この能力がある人は
媒体にこだわるというエゴを捨ててしまえば相当ウェブの世界では強い分類になるのではないかな
と考える。まぁまだまだ組織に阻まれていたり、紙媒体マンセーだったり
紙好きが多いとかいう思考で動いている方達が多いのだろうけれどね。
(もちろんそうでない人たちもたくさんいるのだけれども。)
で、最後にとても納得したこと顧客の選び方
ネットリテラシーの低い人に向けてビジネスを創っていてはダメなのである。
ケータイ端末を使いこなせない人もいるから〜とか
インターネットといってもまだやれることに限界があるから〜
なんて「〜だから」なんて言い訳は無限に沸いてくるのだ
ターゲットを絞るのであれば
そんな層に目を向ける必要は無い。
トライをすることでいまの秩序が崩れる方を恐れて何もしない。
こうやって縮こまってしまうのは個人にもあるし、企業にもある。
リーダーや経営者層の方達が
「インターネットやITってわからないので・・・」といっているような人たちは
「自分はもうリーダーとして表に出る資格がない」と宣言しているようなものなので
さっさとご隠居願いたいものである。
理解ある人たちが上に立つことによって
googleやamazonは、すごいなぁ〜と感心して
海外の企業を真似たり、憧れたりするという発想ではなく
独自のポテンシャルを生かして
真の競争力のある世界を創る担い手になれば日本の未来も明るいのだね。

夏野 剛
[Amazonで詳しく見る

【後記】
結局のところ
「〜だから」とかいう言い訳をつけてやらない
という結果になっている自分がいることがこの本を読んでいて、つくづく思った。
まだまだ甘い。
やらなければ変わらないし
やらなくても変わっていく
だったらやってしまったほうがいいだけ。
未来を暗く思うのも人の自由だし
明るく思うのも人の自由。
僕の未来はやっぱり明るいほうが楽しいから
なりたい自分の目標を定めて
「〜だから」という言い訳する自分と戦っていこう。
ウェブというツールを片手に携えて。

今日もお付き合いいただきありがとうございました。
Presented by hiro
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コメント一覧
1. Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 2009年08月07日 03:13
hiroさん、こんばんは。
ご紹介ありがとうございます。
この本、「実も蓋もない」(いい意味でw)ところが、ひろゆき氏の著作に通ずるところがあるな、と思いました。
たぶん、夏野さんより上の世代は、こういう本を読んでもピンと来ないような感じがします。
私も世代的には夏野さんとほぼ同じなので、あとは次世代を担う皆さんにお任せしました(笑)。
ご紹介ありがとうございます。
この本、「実も蓋もない」(いい意味でw)ところが、ひろゆき氏の著作に通ずるところがあるな、と思いました。
たぶん、夏野さんより上の世代は、こういう本を読んでもピンと来ないような感じがします。
私も世代的には夏野さんとほぼ同じなので、あとは次世代を担う皆さんにお任せしました(笑)。
2. Posted by hiro 2009年08月07日 09:49
>smoothさん
そうですね確かに「実も蓋もない」かもしれませんねw
夏野さんいわくアクティブ層の方がもっと増えればと期待しているよりは、次世代でつくったほうが早いのかなあぁ〜という気持ちもあったりします。
そうですね確かに「実も蓋もない」かもしれませんねw
夏野さんいわくアクティブ層の方がもっと増えればと期待しているよりは、次世代でつくったほうが早いのかなあぁ〜という気持ちもあったりします。