2009年08月26日
なんで
僕はこの本を買ってしまったのだろう。
そんな後悔が残る
今回の本は
夜にはずっと深い夜を
鳥居みゆき
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]
鳥居みゆきの処女作である。
「妄想」をテーマにした本。
鳥居みゆき自身、もうすでに妄想が具現化したことばかり
やっているように考えられなくもないけれども…
【本への挑戦】
・戦慄の書き下ろし小説とは
という視点で壊れて逝きたいと思います。
僕はこの本を買ってしまったのだろう。
そんな後悔が残る
今回の本は

鳥居みゆき
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鳥居みゆきの処女作である。
「妄想」をテーマにした本。
鳥居みゆき自身、もうすでに妄想が具現化したことばかり
やっているように考えられなくもないけれども…
【本への挑戦】
・戦慄の書き下ろし小説とは
という視点で壊れて逝きたいと思います。
【目次】
【書感】
まず驚いた。
鳥居みゆきの特技
「工業簿記1級」「珠算2級」「情報処理1級」「ワープロ2級」
とか結構資格をたくさんもっていらっしゃる。
実はすげぇ真面目な人なんじゃないかなと思わせるけれど・・・
趣味は般若心経、瞑想、被害妄想・・・
やっぱりタダモノではないのは確かだ。
っと大分本題からそれてしまったが
本書。こういっては何だがクソ読みづらい。
黒い背景に白字はまぁ譲ってもいいでしょう。
赤の背景(しかもオカルトテイストな絵)に黒字の「妄想日記」の部分が
どうしょうもない。敢えて読みづらくしているのかもしれない。妄想所以・・・
で、文章
と狂気のような、でも何かを残そうとしている
この独特の表現が鳥居ワールドなのかもしれない
これは好き嫌いが分かれる。
(既に好き嫌いが分かれているかw)
ネガティブネタから始まって
正直、どうしようもないネタで終わるか
どうしようもない絶望で終わる・・・
救いなんて彼女はくれない
すべてをその狂気で「破壊」するかの如く。
ただ、中にはすごく考えさせられるものもある。
一番印象に残ったのは次の文
この文は本書のどうしようもない文のなかでも
すごく強いものがある。
蝉は長い間、暗闇に身を潜め
地上に上がってからは
人間時間の1週間でその幕を閉じてしまう。
でも、その短い時間の中に
様々な出会いがあり。
のたれ死に消えていくもの
運命の出会いを果たすもの
と、数々のドラマがある。
そんなドラマのように貴方は生きているか?
という感じに伝わってしまった。
一見、カルトギャグのオンパレードと
思われがちだし、何にもないんじゃいかと伝わってしまうところも
あるけれども実は、夜よりもなおも暗くて、深い世界がそこには
広がっているのではないかと感じさせてくれた。
と、なんかのオマージュ感を込めた文章で
本鳥居劇場は幕を下ろす。
きっと郷里の人たちには何があったの?
もしくは、あぁよく頑張っているなと憶えてくれていることでしょう。
夜にはずっと深い夜を
鳥居みゆき
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【後記】
2日間夏休みをとったものの
1日目は勉強会に参加して終わった。
いつもと変わらぬ日々なのかもしれないが
芽生えるものはあった。
1日、1日が過ぎ去るのが早い
けれどもそれはきっと何処か自分の答えが
見つかりつつあるからだと思う。
迷走するのも、そろそろ飽きたので
そろそろ的を絞って突き進みたい。今日この頃。
しかし、鳥居みゆきは普通にしていれば
綺麗な人だよね?

今日もお付き合いいただきありがとうございました。
Presented by hiro
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【書感】
まず驚いた。
鳥居みゆきの特技
「工業簿記1級」「珠算2級」「情報処理1級」「ワープロ2級」
とか結構資格をたくさんもっていらっしゃる。
実はすげぇ真面目な人なんじゃないかなと思わせるけれど・・・
趣味は般若心経、瞑想、被害妄想・・・
やっぱりタダモノではないのは確かだ。
っと大分本題からそれてしまったが
本書。こういっては何だがクソ読みづらい。
黒い背景に白字はまぁ譲ってもいいでしょう。
赤の背景(しかもオカルトテイストな絵)に黒字の「妄想日記」の部分が
どうしょうもない。敢えて読みづらくしているのかもしれない。妄想所以・・・
で、文章
子どもの頃、線路に置き石をしたんです。
事故にはなりませんでしたが、
あのスリルが忘れられなくて。
でもこの歳で捕まりたくないですからね。
だから近頃は置きグミなんです。
グミはね、跡形もなくなるんですよ。
でも知ってますか?香りだけが残るんです。
と狂気のような、でも何かを残そうとしている
この独特の表現が鳥居ワールドなのかもしれない
これは好き嫌いが分かれる。
(既に好き嫌いが分かれているかw)
ネガティブネタから始まって
正直、どうしようもないネタで終わるか
どうしようもない絶望で終わる・・・
救いなんて彼女はくれない
すべてをその狂気で「破壊」するかの如く。
ただ、中にはすごく考えさせられるものもある。
一番印象に残ったのは次の文
蝉
月曜日に私は生まれ
火曜日に友達ができ
水曜日に友達が死に
木曜日に貴方に恋し
金曜日に貴方は死んだ
土曜日に思い切り泣き
日曜日に私も死んだ
人間よこれが私の一週間の生涯です
あなた達の長い一生
私とどちらが重いでしょう
この文は本書のどうしようもない文のなかでも
すごく強いものがある。
蝉は長い間、暗闇に身を潜め
地上に上がってからは
人間時間の1週間でその幕を閉じてしまう。
でも、その短い時間の中に
様々な出会いがあり。
のたれ死に消えていくもの
運命の出会いを果たすもの
と、数々のドラマがある。
そんなドラマのように貴方は生きているか?
という感じに伝わってしまった。
一見、カルトギャグのオンパレードと
思われがちだし、何にもないんじゃいかと伝わってしまうところも
あるけれども実は、夜よりもなおも暗くて、深い世界がそこには
広がっているのではないかと感じさせてくれた。
最近よく、子どものときのことを考えるんです。
置き石のことや、
きっと二度と会わない同級生や郷里の人たちのこと。
彼らは私のことを憶えているでしょうか。
かすかにでも憶えていてくれたら、
そしたら、私はグミのように
いつ消えてもいいと思えるのです。
と、なんかのオマージュ感を込めた文章で
本鳥居劇場は幕を下ろす。
きっと郷里の人たちには何があったの?
もしくは、あぁよく頑張っているなと憶えてくれていることでしょう。

鳥居みゆき
[Amazonで詳しく見る

【後記】
2日間夏休みをとったものの
1日目は勉強会に参加して終わった。
いつもと変わらぬ日々なのかもしれないが
芽生えるものはあった。
1日、1日が過ぎ去るのが早い
けれどもそれはきっと何処か自分の答えが
見つかりつつあるからだと思う。
迷走するのも、そろそろ飽きたので
そろそろ的を絞って突き進みたい。今日この頃。
しかし、鳥居みゆきは普通にしていれば
綺麗な人だよね?

今日もお付き合いいただきありがとうございました。
Presented by hiro
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