プロジェクトF -309 プロジェクトファシリテーション:あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
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2009年08月27日

生臭い
現場の声というものと、言いたいことだけ言ってしまう机上の空論というものがあります。


今回の本は

プロジェクトファシリテーション
白川 克 (著), 関 尚弘 (著)

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ある意味で、他のコンサル本とはちょっと違うのかなという印象を持ちます。
机上の理論を実際に老舗企業でつかってみたら?
というテーマが合う本なのかもしれません。

ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社 鈴木 様より献本頂きました。
ありがとうございます。

【本への挑戦】
大企業の変革
という視点で読み進んでいこうとおもいます。



【目次】

はじめに
プロローグ
1 「工場主義」から「ハブ&スポーク」へ
2 Have Fun!! 楽しくやろうぜ
3 ぶれない土台づくり
4 関係者全員の合意で迷走を防ぐ
5 プロジェクトの頓挫と再挑戦
6 ファシリテーションの極意を学ぶ
7 課題解決の一〇〇〇本ノック
8 最前線の修羅場を越えて、ついにGOサイン
9 トンネルの出口に光が見える
10 勝手に育つプロジェクト
エピローグ
―プロジェクト・ファシリテーション実践へのガイド【白川】
おわりに



【書感】

舗という
ある意味伝統のある続いている企業である「古河電工」
しかし、企業も時代のニーズによって変革というものをしていかないといけない。


本書では超カリスマな人物がでてくるわけではない。
「普通の日本のサラリーマン」が試行錯誤をして老舗を変革させていく
5年間を描いているのだ。
飲み屋での面接など、まさに日常的でリアルを描いている。


そこには“難しい”プロジェクトをいかに進めていくかが書かれていて
FM(ファンクナリティマトリクス)といった
機能要件を洗い出して、重要度の判定基準を決めて、各機能に点数付けして、構築の優先順位付け
をするなんていうことのたたき台から始まって完成形がこうなった行程が
見えたりするので非常に面白いし、視覚的に伝わりやすい。


さらにここで決まったことをやっぱり〜だからと「ちゃぶ台返し」させないために
いったん広げて絞る(バージェンス・モデル)なんて手法を取り入れている。
これなんていうのは企業に限らずに個人単位でも「続かない人」や「迷走」してしまう人向けに
も適用できるので一度勉強しておくと面白いのかもしれない。


現場の考え方を変えるといった意味では
「残業パン」という制度は知らない世界だったので
色々考えさせられた。

「残業する社員に栄養補給のためにパンを配る」という制度が
古河電工にはあるらしい。

そもそもパンを配布するのを止めよう。とか
パンが支給されるのは従業員の権利で、経営者の一方的都合で、
廃止するのはおかしいパンの替わりにお金(残業パン手当)を払うべきだとか
議論がされているみたいだが、

工場毎にうちは100円払っているとか、カップラーメンが配布されているとか
65円のパンが配布されるだとか75円のパンが配布されるだとか
統一感がまったくない。
結局「みんなやめたい。でも、難しいだろうね」


う〜ん、“難しい”のはわかるが
難しいといったらアウトで何にもできなくなってしまう。


そもそも「残業」前提に考えられているし
現場からすると止むを得ない残業などはあるけれども
残業代にあらかじめマージンするとか、支給するなら
物価の関係で地域差はあるかもしれないけれど
せめて支給方法を統一するとか・・・
で。言い出すと労働組合がうるさいだとかで
重い腰を誰も上げなくなり結局「慣れ」ている現状維持になる。


大企業になるとこういうのを「聖域」とか言って誤魔化すが
本当に難しいといえば、それで終わってしまうし
他の企業のケーススタディを経営側、統率側、現場側にしてみたり
というのを大きいが所以できないのである。
(パン問題は本書内で無念のことと書かれていた。)


こういう変革に対して動きが重いのが
本当に大企業のウィークポイントでしかない。
だから必然的に数をこなして徐々に大氷塊を溶かすの如く
頑張らないといけない。


そうなると当然的に
説明会は230回、会議は2300回
という数字がになるわけだ。


それだけの数をよくやるな、という反面
大企業という体質がそこまでしなければ変わらないということ。
これは“事実”であり、本当に日本のでかい、歴史あるなんて企業の残念なところ。


僕自身に大企業の「嫌さ」をますます根付かせてくれた
確かにでかいことをする、資金力のある壮大なことをやるには大企業というのは魅力的だし
そこから「夢」や「希望」を生み出すことをできるのも事実。

でも、そこに関われる人というのは本当に稀有な存在。
個々が様々なことをできるようになってきた今という時代には反している
なんてことも考えてしまうわけである。


まぁネガティブな話はこのくらいにして、
そういった意味で本書はありきたりの机上の空論本よりは
本当に白兵戦ではないけれども
生の「戦い」を書いた奮闘記といった感じで
まさに「プロジェクトX」のような困難あり、苦難あり
しかし、やりきったというストーリー調で読めるのもポイントが高い。


コンサルタントを目指したい人
大企業の“重さ”を変えたい人
並大抵のことではないが、本書にはそのヒントが詰まっているのではないだろうか?


プロジェクトファシリテーション
白川 克 (著), 関 尚弘 (著)

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【後記】
なんとも図太い本を読んだ
という気持ちになれた。


自分にはこんな忍耐強いことはできないな
基本ヘタレだし、
まぁヘタレなりに考えて行動はしているわけですけれどね。


で、ヘタレはヘタレなりに今日何ができるか
と無い脳みそをフル活用させて
いかに楽できないかと
ヘタレなことを考えているわけです。


はぁ、忍耐が美徳な世界には
ヘタレは生きれない今日この頃ですね。


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今日もお付き合いいただきありがとうございました。

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Posted by hiro at 11:55│Comments(0)  
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