ひろげて、まとめて、とじてみる -343 3秒間!脳内整理術:あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術 ⇒ 読書ひろげて、まとめて、とじてみる -343 3秒間!脳内整理術

2009年11月06日

理術
という本はありふれている。

それは物質的にも、脳処理の中でも。

今回の本は

3秒間! 脳内整理術
茂野太陽

[Amazonで詳しく見る]


いわゆる後者の脳の処理を整理しようという分野の本。

「しゅっぱん2.0」より献本頂きました。
ありがとうございます。


モヤモヤとした頭を整理するのに
必要な整理方法は見つかるのでしょうか?





【目次】

はじめに
第1章 にこまる脳内整理を体験する
第2章 仕事で使えるにこまる脳内整理術
第3章 常識は錯覚 勝つための“非常識”へ
第4章 あなたの知識が役立つために必要なこと
第5章 脳内整理は答えでなく「問い」に重点を置く
第6章 にこまる図の読み書きそろばん

※amazon、徳間書店のページにも目次見当たらず・・・

【書感】

が豊富で
次はどんな図がくるのだろう?

とちょっと楽しくページをめくることができる本。
結構なページ量なのだけれども
そう感じさせないところは中々いいところである。


が、著者の提案する「にこまる」整理というのが
ちっとも簡単ではない気がする。


あぁ、これもデキる著者が書いた汎用性が低い技術に
なってしまっている。


この「にこまる」考え方自体は非常に簡単で
日本語のとおり丸を2つ用意してくっつけたりして
共通事項を探すというような手法なのだが
僕の理解が浅いのかちっともよくわからない。


例えば相互成長を遂げるという目標を立てて
この「にこまる」を用いると
「自分」という丸と情報という丸を用意して
その間には「理解」というものが生まれる
この「理解」を拡散させて、自分のイメージというものを広げる
とある。


言いたいことはなんとなくわかるけれども
これを他者が応用して使うのはちょっとプロセスを端折りすぎではないかな
と感じてしまうのだが・・・。


ただし「にこまる」以外に
会議の「拡散と集約」の技法なんていうのは
この図は詳細な説明がついているので良くわかる。


テーマにそって個別見解、個別テーマを拡散させ
話題を広げていき、
共通・ビジョン・時間・予算という視点と
実現性・具体化という視点で拡散したものを整理して
話題を集約させてテーマを考えるというのは
まぁ、言われるとそのとおりなのだけれども
こうあるべきだな〜とは感じてしまう。


他にも、常識の考え方。
常識を横軸というベクトルで考え
その境目には問題があるから理解されない
理解しない、見えない世界がある
なんて発想ができるのだなと思う。


本書内だと、平社員の常識、係長の常識、部長の常識、社長の常識
とベクトル付けされているのだけれども
これって稼げている人、稼げていない人で
ベクトルを検証しても結構使えるのではないかな
この考え方は使えそうなので試してみよう。


マインドマップとかシンプルマップとか
書かれているが正直どうでもいい。


そもそも「3秒間」なんていうタイトルが
「にこまる」という発想方法を陳腐にしてしまったのかもしれないけれど
得るものが無いかといえば
そんなことは無い。


拡散、集約、拡散
集約、拡散、集約
なんていう砂時計のような考え方はちょっと考えをまとめるときには
つかえるのかもしれない。


「にこまる」に納得いかないのは
実際「さんまる」だからかな・・・


3秒間! 脳内整理術
茂野太陽

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【後記】
図を使って考えることは重要だけれども
個人に伝える図と、万人に伝える図では
大きく異なるし

難度も変わるなと感じた。
図をつかって説明するというのを
もっと使うために
ちょっと図で整理する類書を読んでみようと思う。



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今日もお付き合いいただきありがとうございました。

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Posted by hiro at 20:13│Comments(0)  
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