知らないと損するFREE -360 フリー <無料>からお金を生み出す新戦略:あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術 ⇒ 読書知らないと損するFREE -360 フリー <無料>からお金を生み出す新戦略

2009年12月06日

リーに
なったもの、ネットが現れてからというもの
その恩恵(or ダメージ)を受けたものって様々あります。


音楽だったり、映像だったり、あるいはニュースだったり


今回の本は、そんなフリーについて書かれた本

フリー
クリス・アンダーソン (著), 小林弘人(監修・解説) (監修), 高橋則明 (翻訳)

[Amazonで詳しく見る]


本書はもはや説明がいらないぐらい売れているので
読んでいる方も多いのかもしれないですが。
まさに、今年読んでおくとおかないでは差が出てきてしまう。


なぜなら…




【目次】

プロローグ
第1章 フリーの誕生
第2章 「フリー」入門
第3章 フリーの歴史
第4章 フリーの心理学
第5章 安すぎて気にならない
第6章 「情報はフリーになりたがる」
第7章 フリーと競争する
第8章 非貨幣経済化
第9章 新しいメディアのビジネスモデル
第10章 無料経済はどのくらいの規模なのか?
第11章 ゼロの経済学
第12章 非貨幣経済
第13章 (ときには)ムダもいい
第14章 フリー・ワールド
第15章 潤沢さを想像する
第16章 お金を払わなければ価値のあるものは手に入れられない
結び──経済危機とフリー

巻末付録1 無料のルール──潤沢さに根ざした思考法の10原則
巻末付録2 フリーミアムの戦術
巻末付録3 フリーを利用した50のビジネスモデル
日本語版解説(小林弘人)



【書感】

リーという意味は
無料と自由の意味があると本書では書かれている。

◆ビットは無料に、ではアトムは…


こうやって接続しているインターネットの世界。
この世界は情報、金というものがビットで流れる。
でもこの世界にはゼロor∞しか存在しない

ビットというのは実は年々進化していく
電気とは違って一度の革新に留まらない。

ビットが安くなればトランジスタが安くなる。
トランジスタが安くなればPCは安くなるし、
電気機器も当然安くなっていく。

ビットとアトムを比較する例としてオンラインゲームが上げられている
ぬいぐるみ(アトム)とオンラインゲーム(ビット)では

ぬいぐるみを買うのはだいたい女の子だと思うが
オンラインゲームは無料でできる。

オンラインゲーム上でアイテムとして
ぬいぐるみなんていうものがあったら
アトム的には興味のないぬいぐるみもマニアは
オンライン上で英雄になるために
例えそのアイテムが有料であっても
死ぬ物狂いで集める。


そんなビットを読めるようになってくると
ビジネスがうまくいくのかもしれない。


◆無料がいいの?


無料という観点だとよく試供品 無料サンプルなんてものがあって
実際の商品を無料にして少量配ってしまって
気に入ったユーザーに有料の商品を購入させるなんていう方法があるが
本書はまさにそういう商法からこれからの"フリー”の在り方を綴っている。

一般人だとなんでもかんでも“無料”にしてしまって
お金はどうするの?
と疑問を思うかもしれない。

起業家にしても価格を安売りすれば収益が右肩上がりになる
と妄言していしまうかもしれない。

このあたりはホリエモンの本を読むとわかるのだけれども
お金というのはあくまでも“信用”であるという認識を取らなければいけない
信用とは人がいて成り立つこと。
この場合"ユーザが何がしかのお金を払うこと”

やっぱりこの信用力と無料さをうまく使わなくてはいけない。


わかりやすくいうと音楽業界。
本書にも紹介されていたがNine Inch NailsというTrent reznorが率いる
ミュージシャンがいるのだが、彼はミュージシャンでありながら自分でiphone用のアプリを提供したり
フリーで自分のサイトから新曲を無料でダウンロードできる仕組みをやってみたり
と、とてもインターネットに密接した活動をしているのだけれども。
(NINは活動停止になっちゃうんだけれどもorz)


ただ、有料版と無料版を設置して無料版はダウンロードされまくったが
有料版はちっともなんてこともあったみたいで
本人がブログで嘆いていたのだけれども(笑)

(その経験を活かして、次は自分の直筆サインをつけたりと
本当にコアな人を狙ってのサービスを提供してうまくいったみたいだけれども。)


ミュージシャンにとってはCDという媒体での販売が難しくなってしまった以上
むしろビットにできる音楽というものは信用や自分のPRという形でつかって
やっぱりアトムな活動(ライブ)やもの(グッズ)で付加価値を生んでいったほうが
ビジネスとしては成り立ってしまう。


ジャーナリストとかを例にとっても
インターネット上はアマチュアが相当参入しやすくなった世界ではあるので
プロはいかにアマチュアより違った、付加価値"信用”を生むかを考えていかないと
(あれはアマチュアが書いたものだから〜などと嘆いていると)
本当にプロと名乗るのが恥ずかしい時代になっていくのだと思う。


◆googleを酒の肴に


やっぱりこのフリーの展開が上手なのはgoogle
googleがなぜあれもこれも無料にするかは
まぁ本書に書いてあるのだけれども
インフラなどは利用が増えれば需要が増えて安くなる。
安くなれば市場流通が激しくなる。

じゃあ、安くなったら「次」安くできるのは何か?
と考えながらわくわくして
走り続けているという感じが本書のgoogleの例を読むと伝わってくる。


googleの強みとしてデータセンタの例が書かれている。
Microsoft、yahoo、HP、amazonと名立たる企業も
なるべく低価格での維持をしているのだけれども
googleはちょっと異質であちこちに分散されている
規模が大きいということでコストが落ちていくスピードが
違うのだと。


無料だと商用にするには箔が立たない
せめてブランドのいいものを…
な〜んていう考え方をしている企業はすでに負けていて
古典的なアトム的発想の大企業程このジレンマに陥ってしまう。


その一角が赤字でも他で補填すれば黒字になる
という体系をうまく生み出しいているgoogle
このロールモデルが全てだとは思わないけれども
素直に認めて、インスパイアしていくことをしないと
いけないのではないかな。


プライドにとらわれず、変革をしていかないと
なんにも生まれないわけで。
(企業の話になってしまったけれども個人達はこの
フリーを徹底的に使い倒してやればいいのではないかな?)


プロがアマチュアに淘汰されるという旨を書いたが
誤解しないで欲しい。

このことは実は本書に書いてあって。
プロは収益のためにではなく
書きたい人に向けて
指導という意味で収益化できるポイントがある。


フリー


いきなり全てを理解しようというのは
分厚い本なのでなかなか難しいのだけれども
本書と触れておくことで、数あるフリーに対する考え方を学ぶことになって
きっと自分自信をアトムという概念から「フリー」にしてくれる
価値をもった形になってくるのだと思う。


これからは暫くの間はこの「フリー」という概念を知ったものが
強くなり「フリー」な世の中になっていくと考えると
これまた、面白いわね。


フリー
クリス・アンダーソン (著), 小林弘人(監修・解説) (監修), 高橋則明 (翻訳)

[Amazonで詳しく見る]



【後記】
わくわくを与えてくれる本。
本書の中にはフリーにしたらこんな問題になるんじゃねぇの
という不安に対して著者がいろいろ答えているから
今後もながめていきたい1冊。

今日はamazonから大量に本が届いたので
読書・読書・読書と加速した生活が送れたとか
送れなかったとか…


こうやってフリーのビット資源を今日も
使い倒すワケです。


人気blogランキングrainbow


今日もお付き合いいただきありがとうございました。


twitterやってますのでお気軽にfollow me!


Presented by hiro
ブログトップへ戻る

Posted by hiro at 20:53│Comments(2)  
読書 | このエントリーを含むはてなブックマーク | |

スポンサーリンク



トラックバックURL

コメント一覧

1. Posted by 大志@書評ファンタジスタ   2009年12月07日 14:06
やや!これ読もうと思って保留にしていた奴です。
書評があってこれほど助かった!と思ったことはありません^^
買う勇気がでました!書評に感謝です!
2. Posted by hiro   2009年12月07日 23:41
>大志さん
保留にするのは本当にもったいない本ですよ!
迷っていないで読むべき!
とちょっと強めに言っても見返りがある本になってます!ぜひぜひ!

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶:
 
 
 
自己紹介(hiroとは?)

管理人の紹介はこちら



本ブログへのお問い合わせがございましたら⇒コチラへどうぞ
web&ブログ内検索
Google
カテゴリ