2009年12月09日
むかし
あって、これからもおこるはなし。
っという切り口で綴られる
童話(?)が収録されているのが今回の本
今回の本
ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話
マネー・ヘッタ・チャン
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]
本書の語り部となるのは
現在数億円を運用する謎の投資家
マネー・ヘッタ・チャン
ふふふ、謎に満ちていますね。
でも、このお話を知っておくのと知らないのでは
あなたの人生の怖さが変わってきてしまうかもしれません…
あって、これからもおこるはなし。
っという切り口で綴られる
童話(?)が収録されているのが今回の本
今回の本

マネー・ヘッタ・チャン
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本書の語り部となるのは
現在数億円を運用する謎の投資家
マネー・ヘッタ・チャン
ふふふ、謎に満ちていますね。
でも、このお話を知っておくのと知らないのでは
あなたの人生の怖さが変わってきてしまうかもしれません…
【目次】
【書感】
儲話なんていうものは
大体が怪しい。
これはまぁ疑っていいと思うのだけれども
実はもうすでにそこに陥っている
な〜んてことにあなたは気づいていないのかもしれない。
そんな気がつくと泥沼を避けるのが本書の役目のような気がする
本書はあくまでも、「むかしあって、これから」も起こるかもしれないお話
本書に登場する企業はとことん皮肉られている
SONUだったりTOYOTだったりナイーブドアだったり
江戸テレビだったりバッドウィルだったりテンプラキャストだったり
としかもこれが注釈付きで本書には紹介されているのだ。
(この注釈読めば元ネタの企業な・・・おっと口がスベったみたいだ。)
極めつけは『カネヘルンの笛吹き』
自分の頭で考えざるもの成功すべからず
なんて言葉が書いてあるのだがww
普通のOLヘッテルが"カネヘルン・ミセス・インディ”という
転職&キャリアアップで年収は10倍、給料は何千万円
本を何冊も書く肉食獣で極めつけは
"断る力を持って、自分の人生を進めば起きていることはすべて正しい”
まぁここまで皮肉るんだったら参考文献に何冊も載っけても
いいんじゃないかなと思うのだけれども・・・
で本書の結論だと
流行ものには末路があって
結局スーパーな人だけが生き残る。
燃え尽きちゃう人は燃え尽きちゃうので
夢物語を語る側の人たちは、流行をつくるけれど、
流行に乗った人たちのその後の人生には、なんの責任もとってくれない
というのは正論だと思う。
現に僕もまぁこの方だけではないけれども
燃え尽きがあるのは知っておくといい
だから自分の頭で一度考えるということは
絶対にしないといけない。
どちらが正しいかなんていう判断は結局あなた自信が
決めればいいんだけれどもね。
それで幸せになれるのであれば・・・
本書のお話の中で一番好きかもしれない。
介護関連会社に勤めるヘッテルが
お客であった息子アホ・スギン・チャンと恋におちるのだけれども
このアホ・スギン・チャンのせりふが面白い。
アホ・スギン・チャンはヘッテルにはこんな毒舌を吐かず、常にやさしかったのですが
彼の母親がなくなったとき、会社を起こすから一緒についてきてくれないかとプロポーズするわけです。
でも、ヘッテルは企業に勤める安定した生活を捨てて彼と歩む道を選べませんでした。
ヘッテルは定年退職しましたが
年金は実際もらえるはずだった額の半額・・・
ヘッテルは自分の手で人生に幕を下ろそうと
海に飛び込もうとするのですが
「お前、国と会社にだまされたのに、何も文句を言わないなんてアホすぎるんちゃう」
でも、ヘッテルは結局、側で寄り添ってくれるパートナーを
得ることができませんでした。
というのがこのお話。
国を信じても、会社を信じても
本当の安心なんてものは実はない。
安心というのは自ら創らないといけないし
つらいときも寄り添ってくれる人が必要
というのがわかるいいエピソードのようで
僕には心地よかったです非常に。
お話、お話の間にグリーム婆さんという魔女っぽい
お婆さんが登場するのだが
あまり読む時間がないという人はここだけ読めばいいと思う。
それくらいこの婆さんのいっていることはタメになる。
この婆さんの悪知恵袋をちょっと紹介しておこう
まぁこれも皮肉たっぷりなのだが
ある種正しいし、ちょっと考えれば道を切り開く
考え方になるのだと思う。
本書のお話が心に残るかというと
微妙。
人によっては
皮肉ばかりしか残らないかもしれない。
だけれどもbestbookさんの記事で
と書かれていたことを加味すると
非常に味のある読書になると感じられる
あなたがいるのではないでしょうか。
まぁちょっと皮肉りすぎかもしれないけれどね。
ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話
マネー・ヘッタ・チャン
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【後記】
今日は前々から注目していたアーティスのライブなんかに
行っちゃったりしたものだから非常に楽しい一日でした。
やっぱり音楽はいいね。
そして、英語をもっと理解しないとフルには楽しめないね。
と気づくわけで。
ちょっと英語気合入れるかな。

今日もお付き合いいただきありがとうございました。
twitterやってますのでお気軽にfollow me!

Presented by hiro
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第1話 ヘッテルとフエーテル
第2話 カネヘルンの笛吹き
第3話 ピノキオ銀行
第4話 アホスギンちゃん
第5話 ヤンデレラ
第6話 ヘッテルと7人のODA・NPO
第7話 王様の金はロバの金
第8話 裸のフエーテル様
【書感】
儲話なんていうものは
大体が怪しい。
これはまぁ疑っていいと思うのだけれども
実はもうすでにそこに陥っている
な〜んてことにあなたは気づいていないのかもしれない。
そんな気がつくと泥沼を避けるのが本書の役目のような気がする
皮肉センス!
本書はあくまでも、「むかしあって、これから」も起こるかもしれないお話
本書に登場する企業はとことん皮肉られている
SONUだったりTOYOTだったりナイーブドアだったり
江戸テレビだったりバッドウィルだったりテンプラキャストだったり
としかもこれが注釈付きで本書には紹介されているのだ。
(この注釈読めば元ネタの企業な・・・おっと口がスベったみたいだ。)
極めつけは『カネヘルンの笛吹き』
自分の頭で考えざるもの成功すべからず
なんて言葉が書いてあるのだがww
普通のOLヘッテルが"カネヘルン・ミセス・インディ”という
転職&キャリアアップで年収は10倍、給料は何千万円
本を何冊も書く肉食獣で極めつけは
"断る力を持って、自分の人生を進めば起きていることはすべて正しい”
まぁここまで皮肉るんだったら参考文献に何冊も載っけても
いいんじゃないかなと思うのだけれども・・・
で本書の結論だと
流行ものには末路があって
結局スーパーな人だけが生き残る。
燃え尽きちゃう人は燃え尽きちゃうので
夢物語を語る側の人たちは、流行をつくるけれど、
流行に乗った人たちのその後の人生には、なんの責任もとってくれない
というのは正論だと思う。
現に僕もまぁこの方だけではないけれども
燃え尽きがあるのは知っておくといい
だから自分の頭で一度考えるということは
絶対にしないといけない。
どちらが正しいかなんていう判断は結局あなた自信が
決めればいいんだけれどもね。
それで幸せになれるのであれば・・・
アホスギンちゃん
本書のお話の中で一番好きかもしれない。
介護関連会社に勤めるヘッテルが
お客であった息子アホ・スギン・チャンと恋におちるのだけれども
このアホ・スギン・チャンのせりふが面白い。
「なんでこの国は、起訴されたら99.9%有罪なんや、アホすぎるんちゃう?」
「30歳からの自分探しとか婚活とか気持ち悪いは、アホすぎるんちゃう?」
「人生のメンターに選ぶのが、3回も離婚したオバはんとかありえへんやろ。アホすぎるんちゃう?」
アホ・スギン・チャンはヘッテルにはこんな毒舌を吐かず、常にやさしかったのですが
彼の母親がなくなったとき、会社を起こすから一緒についてきてくれないかとプロポーズするわけです。
でも、ヘッテルは企業に勤める安定した生活を捨てて彼と歩む道を選べませんでした。
ヘッテルは定年退職しましたが
年金は実際もらえるはずだった額の半額・・・
ヘッテルは自分の手で人生に幕を下ろそうと
海に飛び込もうとするのですが
「お前、国と会社にだまされたのに、何も文句を言わないなんてアホすぎるんちゃう」
でも、ヘッテルは結局、側で寄り添ってくれるパートナーを
得ることができませんでした。
というのがこのお話。
国を信じても、会社を信じても
本当の安心なんてものは実はない。
安心というのは自ら創らないといけないし
つらいときも寄り添ってくれる人が必要
というのがわかるいいエピソードのようで
僕には心地よかったです非常に。
グリーム婆さん
お話、お話の間にグリーム婆さんという魔女っぽい
お婆さんが登場するのだが
あまり読む時間がないという人はここだけ読めばいいと思う。
それくらいこの婆さんのいっていることはタメになる。
この婆さんの悪知恵袋をちょっと紹介しておこう
最初に小さく儲けさせて、最後に大きくだます
お金が欲しかったら、あなたから遠くの人を救うふりをしなさい
国家側、権力側、官僚側に立てば、インチキ「お得情報」で儲け放題!
まぁこれも皮肉たっぷりなのだが
ある種正しいし、ちょっと考えれば道を切り開く
考え方になるのだと思う。
本書のお話が心に残るかというと
微妙。
人によっては
皮肉ばかりしか残らないかもしれない。
だけれどもbestbookさんの記事で
不愉快になることを、自分が不足している部分があることのサインであると意識できれば、本書を読んで心地よく感じられない部分があったとしても、その人にとって本書を読んだ意味は十分あったと思います。
と書かれていたことを加味すると
非常に味のある読書になると感じられる
あなたがいるのではないでしょうか。
まぁちょっと皮肉りすぎかもしれないけれどね。

マネー・ヘッタ・チャン
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【後記】
今日は前々から注目していたアーティスのライブなんかに
行っちゃったりしたものだから非常に楽しい一日でした。
やっぱり音楽はいいね。
そして、英語をもっと理解しないとフルには楽しめないね。
と気づくわけで。
ちょっと英語気合入れるかな。

今日もお付き合いいただきありがとうございました。
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トラックバック一覧
1. 【書評】ヘッテルとフエーテル [ ビジネス書で「知」のトレーニングを! ?? 知磨き倶楽部 ] 2009年12月11日 14:02
題名からピンと来る人がほとんどだと思うけれど、副題を示せばそこに回答が。
そう「本当に残酷なマネー版グリム童話」と付けられた本書は、グリム童話のようなテイストで、現代にうごめく様々な「騙し」の手口を描き、大人向けの童話に仕立て上げられている。
もともと...
2. [出版]ヘッテルとフエーテルと150の紹介ブログ [ マネー・ヘッタ・チャン 物語るモノガタリ ] 2009年12月29日 16:08
こんにちは、昨日ブログの出だしがマンネリだねと言われ、心の潤いがヘッテル、マネー・ヘッタ・チャンです 本日のテーマはヘッタチャンの今年の一字である”謝”について 11月に拙書「ヘッテルとフエーテル」と出版してから、一ヶ月で6刷り、本当に多くの方々に紹介して
コメント一覧
1. Posted by tonikac 2009年12月12日 15:55
hiro様
はじめまして。こんにちは。
tonikacと申します。
ikadokuさんのブログより立ち寄りました。
自己紹介→はじめまして(2008年4月20日)と拝見しました。
hiroさんの”はじめまして”に記載の自己紹介文章がこころに響きました。
正直、少し嫉妬しちゃいました。(私はすでにおじさんですが、いまだにじたばたしたりていしす。)
勝手ですが、リンクさせていただきました。
私は最近ブログを始めたばかりなのですが、
ITとかあまり詳しくありません。
参考にさせていただきます。
よろしくお願い申し上げます。
はじめまして。こんにちは。
tonikacと申します。
ikadokuさんのブログより立ち寄りました。
自己紹介→はじめまして(2008年4月20日)と拝見しました。
hiroさんの”はじめまして”に記載の自己紹介文章がこころに響きました。
正直、少し嫉妬しちゃいました。(私はすでにおじさんですが、いまだにじたばたしたりていしす。)
勝手ですが、リンクさせていただきました。
私は最近ブログを始めたばかりなのですが、
ITとかあまり詳しくありません。
参考にさせていただきます。
よろしくお願い申し上げます。