海賊がホンモノになるとき -364 中国人に売る時代!:あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術 ⇒ 読書海賊がホンモノになるとき -364 中国人に売る時代!

2009年12月13日

国といえば
人口が世界一位の国だし
歴史もある国である。


でも、日本でのイメージというのは
正直あんまりよくないように報道されている。

そんなネガティブ面ばかりに目線を向けていると
本当にビジネスチャンスを逃してしまうのではないだろうか

今回の本
中国人に売る時代!
徐 向東

[Amazonで詳しく見る]


日本経済新聞出版社 三上様より献本頂きました。
ありがとうございます。


さてさて、今からでも遅くない
中国を日本企業が有効に使う方法とは…





【目次】

第1章 世界市場の新しい主役・中国人の消費パワーを知る
第2章 中国市場の「いま」を知る―「行け行けドンドン」から「安心・安全・健康・エコ」に変貌
第3章 中国市場開拓成功事例から学ぶ
第4章 日本企業の中国市場開拓戦略を考える



【書感】

ITの分野でも
そうだが中国の可能性は今後ますます高くなってくることだろう。

FREEという本でも書かれてい通り
お金をかけずにビジネスが起動できてしまう時代になってきている。


それは日本だろうが、中国だろうが関係ないことなので
いつまでも”こだわり"というものを持ち続けてしまうと
どんどんそれは革新的な発想から遠ざかっていくものになってしまう。

気になった点を3つの視点で紐解いてみた。


何が日本の進出を妨げているか


本書で成功するための秘訣は「スピード」とある
これはネットが普及したせいもあってか
事例として本書から読み取ることができるのだが

特に印象に残ったエピソードは
ビジネスマン向けのホテル「漢庭」


ビジネスマンの成長が激しい中
前身のホテルを割り切ったり
ビジネスマンが何を求めるか
を組んでホテルのLAN環境を煩わしいセキュリティなど
駆逐して整備したりとその手法は
読んでいても楽しくなる。


その「漢庭」の創設者 李氏は
ネットの最大の強みはヒエラルキーを破壊する平等精神である。この平等精神こそ安くて良いサービスを提供できる秘訣なのだ

と語ったそうだ。


ネットは本当に人に平等性を与えてくれる
それは使えば使うほど自分に跳ね返ってくるものだし
参加料が掛からないから平等さが生まれるのだと感じる。


そして、利用者のニーズを組んで
とにかくスピードに乗って走る
ということがいかに大切かを感じられるエピソードである。


海賊版への対抗策


海賊版がはびこる中国で海賊版が生産されるのは
ある程度人気がある、知名度がある
と認められた証拠でもある。

では、中国で海賊版を嫌悪するのではなく
海賊版をうまく使ってしまえばいいのではないか?

例えばPCソフトにしてもオリジナルには
廉価版を海賊版のように見せかけて別ブランドを実は
裏から牛耳って展開してしまえばいい。
そうすれば違法コピーとみせかけても実は合法だったりするので
販売しているほうからすれば、その適した市場を利用することになるからね

これはあくまでも例であるけれども

品質、そして中国風


本書を読んでいると伝わってくるのが
前述した海賊版といういわゆるパチものの類でなく
中国でもホンモノが求められてきていることが書かれている。
(まぁこれもまだまだ一部だとは思うが先見的にみたら間違いはなさそう。)

それはまだ日本の求心力まではいっていない
しかし、日本ブランドの「安心・安全・健康・エコ」などの視点で
ホンモノを見せていけば、これから成長していく市場に
ホンモノの品物が響くのは間違いないし、購買層の格を向上させるのにも
つながるとおもう。


ただ、勘違いしないで欲しいのは
日本で通じたものをそのまま使うということは
本書でも警告しているが避けなくてはいけない。

アメリカ式がそのまま日本で通じないのと同じで
アレンジが必要なのである。
日本流が通じないのであれば
日本風中国流に変換していけばいいだけ。


この文化をアレンジする人の需要も今後は
かなりあるのではないでしょうか。


もともと母数が大きな中国だけあって
やり方次第では本当に化けていくとおもう。
アメリカやEURO諸国も今後のトレンドラインは
中国と言っているだけあって
その動向から目が離せないのは事実であるだろう。


中国がこれからも活発になっていくのは
間違いなさそう。


それはまだ成長の可能性があるから。
そしてスピードが必要だから。


このことを頭にいれるだけでも
ずいぶん本書は役に立ってくれるのではないかな。


中国人に売る時代!
徐 向東

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【後記】
今日は昨年も参加した
読書パーティとやらに再び参加してきます。

なんか人数が多すぎて
超苦手な感じですが
まぁそれなりに楽しんでこようと思います〜。



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今日もお付き合いいただきありがとうございました。


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