ネットワー苦にならないために -373 いちばんやさしいネットワークの本:あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
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2010年01月21日

ットワーク
いまでは電気や水道やガスと同じくらい大切な
インフラだと思っている。

その理由は、僕が2010年現在。
技術はどうであれ、ネットワークエンジニアとして
食べているからという誇りと、趣味ネット人間なので
本当になくては困る。

今回の本
いちばんやさしいネットワークの本
五十嵐 順子

[Amazonで詳しく見る]


すっかりこの分野については知的探求が枯れてしまっているのだが(爆)

改めて、ネットワークというものを
確認する上でちょうど良い機会かなぁと思って読んでみると…




【目次】

第1部 TCP/IPネットワークの仕組み(全体編)

第1章 ネットワークの捉え方を攻略しよう
第2部 TCP/IPネットワークの仕組み(詳細編)

第2章 ネットワークを活用する「表舞台」の仕組み<アプリケーション編>
第 3章 パケットの送り方を制御する「両端」の仕組み
第4章 「中間」でパケットを運ぶ仕組み
第5章 「リンク内」でパケットを運ぶ仕組み<データリンク編>
読書ガイド―大きな木を育てるために



【書感】

書では
ネットワークに興味を持ってもらうように
できるだけ簡単に原理原則を教えようという想いが伝わってくる。


OSI参照モデル


本書にはこの記述が無い!
ネットワーク系の本は仮にもエンジニアなので
読んできたが、この発想は斬新だ。
(L1物理層、L2データリンク層、L3ネットワーク層
・・・と7つの層からなるいわば大前提ともいわれるもの。詳しくはこちら

というか常に物理的な故障じゃね?
とかL2とL3はストレートで大丈夫だよとか
おまwwそれはアプリケーション層!

な〜んて会話が飛び交うであろう社会の
基盤になっているOSI参照モデルを外すとは
なかなか勝負に出た本だ
と感じた。(間接的には当然表現されているけれどね。)

なので
OSI参照モデル抜きに
相手に伝えるためにはこうやって表現すれば
いいのかということを学べる。
(僕の場合面倒だから、OSI参照モデルを最初に説明してしまうけれどね。)

ネットワークの登竜門としては十分


ネットワーク屋といっても幅広い。
L3、L2スイッチを設計する仕事もあるし
WAN回線を設計する仕事もあれば

社内インフラを管理する部門
はたまたお客様先と交渉して
〜支店から〜支店とネットワークをつくりたい
なんていう設計もあれば

このサーバには負荷がかかるから
どういう回線設計にして
ここがダウンしたときに備えてどこを冗長構成にすればいいか

な〜んていう上流工程にいればやりごたえもあるのだろうけれど
ヘタをすると維持、クレーム対応、故障対応なんて
修羅場なジャンルもあるわけで本当に様々なわけである。


まぁ本当に一流のネットワーク屋になりたいと思うなら
自宅にL3スイッチ買ったりしてネットワーク環境という意気込みが
必要だと思う。(こういう連中には本当に頭があがりません。素晴らしい!)


そういったぼやけてネットワーク屋になりたい
と思っている人は本なんて読んでないで実機いじって
自宅でもなんでもネットワーク構築してみて
アクセスリスト書いたりしてみればいいじゃん
と強気にいってみるけれど・・・

現実解ではないので
まずは本書のような本を読んで
パケットの流れの仕組みを勉強するも良し。
IPアドレスが2進数の集合体で
24ビットは255.255.255.0で254個クライアントにアドレスが振れるのね〜
なんていうのを学んだほうがいい。


本当にネットワークと一言で言ってもやれることは幅広いから。


(まぁ僕の場合は無線LAN技術だったらネットワーク環境も作っているし
電波測定したりチャネル設計したり
と楽しめる自分がいるから
なんとか皮一枚つながっているんだろうな
なんて思えたりもする。)


支えている人達がいること忘れないでね。


最後にこれは余計なことかもしれないけれども
忘れないで欲しい。

電気、ガス、水道、ネットワーク
これらは今の日本では「あって当たり前」になってしまっている。
もちろん月額という形でお金を頂いているのだが

やっぱり一度開いた水路ではないけれども
絶えず流れ続けなければいけないものなので
なかなか攻めという姿勢には移れない。
(それでも攻めの構築・運用ができると楽しいけれどね。)

上流工程のネットワーク屋になれれば
あらたな技術、試せる機会があり
やりがいも相当あると思う。

ただ、末端には24時間維持運用をしている人達がいるということも
忘れてはいけない。

こうやってブログが書けているのも
WAN回線のインフラが維持されているおかげだし

そういう色々な人達に支えられているってことを
伝えておかなければならない気がしたので書いておこう。

ネットワーク

「優しい」社会ではおそらくない。
でも必要以上にびくびくする必要もない。

まぁ僕が10年後もネットワーク屋さんをやっているかというと
最高に疑問なところだけれどね(爆)

ただ、本書の
「一流エンジニアとして活躍するためには、学びと実務の両輪を回していくことが不可欠」

というのはエンジニアに限らず、何事にも通ずることだと思う。
そのことは肝に命じておかなければいけない。


いちばんやさしいネットワークの本
五十嵐 順子

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【後記】
3ウェイハンドシェイクの絵とか
本当に初心に帰れる本だな〜
と遠い目をしながら読んでいました。

技術的には嫌いじゃないんだけれどね…
実態を知ってしまうと…
とちょっと未来を摘む発言をしてしまっているかもしれないけれども
やっぱり向き不向きは非常にある世界だと思う。

一番はパケットの流れなんかをキャプチャして
楽しめるということが大切です。



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Posted by hiro at 22:28│Comments(0)  
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