2010年01月22日
Google
2010年もきっと突っ走ってくれるであろう
企業である。
今回の本
Googleの全貌
日経コンピュータ (著)
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本書では現在のgoogle、
そしてこれからのgoogleの姿が垣間みれる本ではないだろうか。
2010年もきっと突っ走ってくれるであろう
企業である。
今回の本

日経コンピュータ (著)
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本書では現在のgoogle、
そしてこれからのgoogleの姿が垣間みれる本ではないだろうか。
【目次】
【書感】
次の単語を
いくつご存知だろうか
Android
App Engine
Apps
Chrome OS
Earth
Gears
Gmail
Maps
Health
Native Client
PowerMeter
Wave
23andMe
X PRIZE
さて、何個知っていたでしょうか?
僕は12個でした。
Google好き人間でもまぁ全部はシラネ。状態。
知らないものはググッてね♪
(な〜んてね。というのは半分冗談、半分本気。)
実はこれ、全てGoogleに関する用語なようです。
まぁいまだに良くわからんw
なんてものもあるのだけれども
想像の右斜めをいってくれるので
そこは生暖かく見守ったほうが吉かもしれない。
驚いたのは何でもかんでも自社開発!
こちらもやっぱり自社開発!
自社開発のおかげで電力利用効率(PUE)がいいそうです。
こ〜んな動画もあるのですね。
水冷式のコンテナデータセンターだそうです。
実はこれすらも最新ではなく
ベルギーにあるチラーレス(冷却装置の無い)データセンターで2009年4月から
運用しているみたいです。(チラーレスとか興味深いな…)
こんなことを聞くと国内のデータセンターは対した設備もないクセに
値段だけはバカ高い。
グリーンデータセンタ(苦)となっているところがほとんどなのが
現状でしょ??
ちなみにネットワーク機器も自前ときたから
こりゃたまげた。
ネットワーク機器のメインストリームはやはりCiscoだとは思うのだが
Ciscoのネットワーク機器はクソ高い。(↓ネタ的に)
CISCO Catalyst 3560-24TS-S マルチレイヤ イーサネット スイッチ WS-C3560-24TS-S
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機器については、あまり詳細は書かれていないが
googleのやりたいようにカスタマイズされるものを
自前でつくるなんていうのは最強の方法ではあるわけですな。
映える技術の裏側は苦労の連発であることも忘れてはいけない。
検索アルゴリズムは年間で400回も見直されているそうだし、
常にキーワードを打ち込んでから、検索キーを押すまで
もっとスムーズに という研究がされている。
どんなことも一筋縄ではいかないわけだ。
アルゴリズムに関しても
「1つ足したら、1つ削る」という信念だったり
嫌というほど改善がされている。
それは検索だけでなく、Googleの収入源になっている広告技術にも
同じようなことが言えるそうで
このあたりは僕が書くと陳腐化しそうなので本書で
一流技術者達の生の声を聴くと身に染みるモノがあると思う。
一流の技術者達と書いたけれどもそんな彼らにも常に
と思う環境があると書かれている。
普通の会社であれば絶対にこいつには勝てないという人がいるにしても
少数で「お山の大将」状態になる。
しかし、そのような状態だと、このGoogleという会社では務まらない。
だって、「世界を変える」なんていう絵空事を本気で
やろうとしているのだから
そして、その絵空事を現実にしてしまおうとする力を持つ
達人ばかりが集まっているのも納得できるわけです。
◆本業の検索技術に忍び寄る影・・・
もはやGoogleスゲェぇ!!
になっているかもしれませんがGoogleにだって色々と課題があるわけです。
検索といえば日本ではGoogle、Yahoo!となっていますが
やっぱり黙っていなかったMicrosoft。
知名度はまだまだ乏しいところがありますが
「Bing」たるサービスを展開しています。
なにやら次期iphoneには標準搭載されるのがGoogleではなく
この「Bing」だという話題もではじめているみたいです。
詳しくはこちら。
◆Facebookの急成長
日本ではまだまだ
FacebookというSNS
本書内には訪問者数と総閲覧数なんてものも掲載されているのだが
Facebookの強みはそこで動くソーシャルアプリだと書かれている。
これはmixiにも最近付与されているけれども
まぁ、この部分に関してはGoogleは追跡者として
OpenSocialグループなるものを考えているので非常に興味深かったりもする。
◆StreetView騒動
StreetViewが出た当初は「おもしれぇ〜!」
と食いついたものである。
しかし、日本の住居というのは
その後、画像の修正を求めたり
ビックリしたのは総務省に自治体から
StreetViewに対して意見が40件も出たという内容。
悪影響、良い影響問わず、ここまで動かす
きっかけを与えたことは素直にスゴイと思う。
で、当時は高校生のチュー写真や
半身だけ消えているおっさんなどを見て
楽しんだわけだが(何やってんだ僕は・・・)
「Googleは申し出があれば情報を削除するなどの対応もしている。その姿勢を評価してよいのではないか。」
ともあるし
何のために役立つか?
なんていうのが現時点ではわからないものも
という意見には異論はなく同感出来る。
最近だと「本」
海外のGoogleだと本の電子化を始めたところもある。
んが、日本に関してはこれを拒絶した。
それは本というのは「文化」を守らなければ
価値がなくなるという理念の元であると考えられるけれども
「売れる」くだらない本がベストセラーになって
何が文化だというツッコミをしたいのは置いて置いて
無料にしてみてダメなら中止するぐらいの意気込みでもいいんじゃないかな
それで付加価値をつけてお金をとることも可能だろうし・・・。
片やフリー化しているのに、片や文化だ、有料だ
なんてやっていたらまぁ悪影響もあるだろうけれども
フリーのその先を見ることができないような懸念もある。
そういった意味で英語で先取る力をつけるのは
世界についていくためのやっぱりマストにますますなっていく。
さて、まぁいろいろな捉え方をされているが
「世界中の情報を整理する」、「悪になるな(Don't be Evil)」を社是とする
Google
これから何をするか予想が難しいからこそ
使い手はサプライズを楽しむし
なによりこのフリー環境を楽しめるのだと思う。
この「楽しさ」がある以上
他の企業も「楽しさ」がないといけないのではないかな。
まぁ使い倒しても使い倒しきれないと思うので
今後もがつがつ使わせていただきます♪
Googleの全貌
日経コンピュータ (著)
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【関連】
・Googleとこの本を掛け合わせるとしっくりくるかも
・エンジニアでなく、コールセンターの楽しさはこちらかな。
【後記】
何からなにまで独自でやる
というのは大変なことだけれども
独自でやるとバリューが生まれるのも間違いない話。
アウトソース、アウトソースとなってきているけれど
本来であればこういう力強い環境が作れるのが一番いいのだなぁと
感じられた。
まぁ企業レベルの話をするとだけれどね。

今日もお付き合いいただきありがとうございました。
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1章 グーグル、次の一手
2章 検索、メール、OS―常識打破への挑戦
3章 グーグラーが語る技術開発戦略
4章 データセンター―自前で最強を実現
5章 グーグル気質に見る強さの秘密
6章 ソースコードから見るグーグル気質
7章 グーグルの課題―競合から社会、法律まで
8章 グーグルの大望―ネット至上主義の行く先
【書感】
次の単語を
いくつご存知だろうか
Android
App Engine
Apps
Chrome OS
Earth
Gears
Gmail
Maps
Health
Native Client
PowerMeter
Wave
23andMe
X PRIZE
さて、何個知っていたでしょうか?
僕は12個でした。
Google好き人間でもまぁ全部はシラネ。状態。
知らないものはググッてね♪
(な〜んてね。というのは半分冗談、半分本気。)
実はこれ、全てGoogleに関する用語なようです。
まぁいまだに良くわからんw
なんてものもあるのだけれども
想像の右斜めをいってくれるので
そこは生暖かく見守ったほうが吉かもしれない。
自前のデータセンタとか・・・
驚いたのは何でもかんでも自社開発!
こちらもやっぱり自社開発!
自社開発のおかげで電力利用効率(PUE)がいいそうです。
こ〜んな動画もあるのですね。
水冷式のコンテナデータセンターだそうです。
実はこれすらも最新ではなく
ベルギーにあるチラーレス(冷却装置の無い)データセンターで2009年4月から
運用しているみたいです。(チラーレスとか興味深いな…)
こんなことを聞くと国内のデータセンターは対した設備もないクセに
値段だけはバカ高い。
グリーンデータセンタ(苦)となっているところがほとんどなのが
現状でしょ??
ちなみにネットワーク機器も自前ときたから
こりゃたまげた。
ネットワーク機器のメインストリームはやはりCiscoだとは思うのだが
Ciscoのネットワーク機器はクソ高い。(↓ネタ的に)

[Amazonで詳しく見る

機器については、あまり詳細は書かれていないが
googleのやりたいようにカスタマイズされるものを
自前でつくるなんていうのは最強の方法ではあるわけですな。
何度でも何度でも
映える技術の裏側は苦労の連発であることも忘れてはいけない。
検索アルゴリズムは年間で400回も見直されているそうだし、
常にキーワードを打ち込んでから、検索キーを押すまで
もっとスムーズに という研究がされている。
どんなことも一筋縄ではいかないわけだ。
アルゴリズムに関しても
「1つ足したら、1つ削る」という信念だったり
嫌というほど改善がされている。
それは検索だけでなく、Googleの収入源になっている広告技術にも
同じようなことが言えるそうで
このあたりは僕が書くと陳腐化しそうなので本書で
一流技術者達の生の声を聴くと身に染みるモノがあると思う。
刺激ある社内
一流の技術者達と書いたけれどもそんな彼らにも常に
絶対にこいつには勝てないと思えるようなエンジニアが、社内にごろごろいる。
と思う環境があると書かれている。
普通の会社であれば絶対にこいつには勝てないという人がいるにしても
少数で「お山の大将」状態になる。
しかし、そのような状態だと、このGoogleという会社では務まらない。
だって、「世界を変える」なんていう絵空事を本気で
やろうとしているのだから
そして、その絵空事を現実にしてしまおうとする力を持つ
達人ばかりが集まっているのも納得できるわけです。
Googleの課題
◆本業の検索技術に忍び寄る影・・・
もはやGoogleスゲェぇ!!
になっているかもしれませんがGoogleにだって色々と課題があるわけです。
検索といえば日本ではGoogle、Yahoo!となっていますが
やっぱり黙っていなかったMicrosoft。
知名度はまだまだ乏しいところがありますが
「Bing」たるサービスを展開しています。
なにやら次期iphoneには標準搭載されるのがGoogleではなく
この「Bing」だという話題もではじめているみたいです。
詳しくはこちら。
◆Facebookの急成長
日本ではまだまだ
FacebookというSNS
本書内には訪問者数と総閲覧数なんてものも掲載されているのだが
社名 訪問者数 総閲覧数
137,630,925 38,629,510,156
Yahoo 130,224,791 58,094,435,352
Microsoft 98,311,297 22,625,288,522
91,054,535 91,594,770,637
Facebookの強みはそこで動くソーシャルアプリだと書かれている。
これはmixiにも最近付与されているけれども
まぁ、この部分に関してはGoogleは追跡者として
OpenSocialグループなるものを考えているので非常に興味深かったりもする。
◆StreetView騒動
StreetViewが出た当初は「おもしれぇ〜!」
と食いついたものである。
しかし、日本の住居というのは
その後、画像の修正を求めたり
ビックリしたのは総務省に自治体から
StreetViewに対して意見が40件も出たという内容。
悪影響、良い影響問わず、ここまで動かす
きっかけを与えたことは素直にスゴイと思う。
で、当時は高校生のチュー写真や
半身だけ消えているおっさんなどを見て
楽しんだわけだが(何やってんだ僕は・・・)
「Googleは申し出があれば情報を削除するなどの対応もしている。その姿勢を評価してよいのではないか。」
ともあるし
何のために役立つか?
なんていうのが現時点ではわからないものも
「これまでにないサービスの価値は誰にも判断できない。サービスの価値は利用者が見つける。
今あまり役立っていないからといってむやみにその芽を摘むことは、社会の進歩を止めてしまうことにつながる」
という意見には異論はなく同感出来る。
最近だと「本」
海外のGoogleだと本の電子化を始めたところもある。
んが、日本に関してはこれを拒絶した。
それは本というのは「文化」を守らなければ
価値がなくなるという理念の元であると考えられるけれども
「売れる」くだらない本がベストセラーになって
何が文化だというツッコミをしたいのは置いて置いて
無料にしてみてダメなら中止するぐらいの意気込みでもいいんじゃないかな
それで付加価値をつけてお金をとることも可能だろうし・・・。
片やフリー化しているのに、片や文化だ、有料だ
なんてやっていたらまぁ悪影響もあるだろうけれども
フリーのその先を見ることができないような懸念もある。
そういった意味で英語で先取る力をつけるのは
世界についていくためのやっぱりマストにますますなっていく。
さて、まぁいろいろな捉え方をされているが
「世界中の情報を整理する」、「悪になるな(Don't be Evil)」を社是とする
これから何をするか予想が難しいからこそ
使い手はサプライズを楽しむし
なによりこのフリー環境を楽しめるのだと思う。
この「楽しさ」がある以上
他の企業も「楽しさ」がないといけないのではないかな。
まぁ使い倒しても使い倒しきれないと思うので
今後もがつがつ使わせていただきます♪

日経コンピュータ (著)
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【関連】
・Googleとこの本を掛け合わせるとしっくりくるかも
・エンジニアでなく、コールセンターの楽しさはこちらかな。
【後記】
何からなにまで独自でやる
というのは大変なことだけれども
独自でやるとバリューが生まれるのも間違いない話。
アウトソース、アウトソースとなってきているけれど
本来であればこういう力強い環境が作れるのが一番いいのだなぁと
感じられた。
まぁ企業レベルの話をするとだけれどね。

今日もお付き合いいただきありがとうございました。
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