2010年03月14日
エンターテイメントというのは
国民性の違い、文化の違いなどから生まれる。
今回の本は
クラウド時代と<クール革命>
角川 歴彦 (著), 片方 善治 (監修)
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]
エンターテイメント
特にアニメ分野では筆頭になっている角川グループのドンが語る
クラウドと日本とこれから…
角川といえばガンダムと想像してしまう僕なのですが
粋な計らいでお台場ガンダムの写真などが掲載されています。
(何のこっちゃ…)
君は刻の涙をみるのか・・・?
国民性の違い、文化の違いなどから生まれる。
今回の本は

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エンターテイメント
特にアニメ分野では筆頭になっている角川グループのドンが語る
クラウドと日本とこれから…
角川といえばガンダムと想像してしまう僕なのですが
粋な計らいでお台場ガンダムの写真などが掲載されています。
(何のこっちゃ…)
君は刻の涙をみるのか・・・?
【目次】
【書感】
Web2.0という言葉は
既に定着しているだろう。
Activeな情報の精査ができるようになったのは
web2.0の賜物であることは間違いない。
Youtubeなどを筆頭に本当に個でアピールできる媒介は
増えたものである。
それにクラウドコンピューティングと呼ばれる技術が
我々にもたらしてくれるものは個では無く集の知的生産をもたらす
新たな革命と捉えていいだろう。
だがいつまでもweb2.0ではない。
"ポストweb2.0”に成り得るものは一体何なのか。
・ガラパゴスジャパン
・IT三国史
・「果ての国」アメリカと日本の戦い方
という視点で読んでいきたいと思う。
日本の技術力というのはとんでもなくあるのに
完全に「iphone」というインパクトに負け
日本という独自の市場だけを目下にしてガラパゴス諸島に例えられて、「ガラパゴス」なんて言われてしまっている現状がある。
だが、この否定的な「ガラパゴス」という言葉を本書では割と肯定的にもとっていたりする。
ニコニコ動画、Youtubeそこで発されるポップカルチャーとも言える
奇妙なものはとんでもない想像性を生んでいる。
ここから生まれていくものは正直意味をなさないのかもしれないけれども
その意味のないところから素晴らしいものが生まれ、ブレークし
市場を揺るがすものだって現れる。
たとえばTVで放送されてヒットがいまいちだったものでさえ
捉え方一つで大ヒットの要因になりヒット作となってしまうものだってある。
これに対して放送した側は、著作権というもので防衛をする。
著作権というもので作品が守られる、作者が守れられるというのは
苦労した上でつくられたものなので当然といえば当然だが、
逆に、MADによって作品の知名度があがってしまうものもある。
「涼宮ハルヒ」「初音ミク」などといったものは著作権、著作権と抑制していたら
有名にはならなかっただろう。(すごく例は極端ですけれどね…)
そんな革命的なことが
Googleのスタンスではないけれども
法律や政策の効力を無効にしていく勢いがあるのではないかと思う。
こう捉えると、オタクという人種が革命を起こす可能性を持っているのは
なんとなく理解しないでもないが、
んが、勘違いして欲しくないのは
「オタク」の定義を履き違えないことも重要で
所謂「才能の無駄遣い」なんてタグがニコニコ動画にあるわけだが
このタグがつくくらいの一芸をもっている人は真のオタクであり
世界に対してどんどんチャンレンジしていって欲しいと思う。
この市場に関しては他の国の文化などは気にせず
好き気ままに、思いっきりガラパゴスすれば良いと思う。
ガラパゴス文化にその他がついていくからね。
逆に何も生まない所謂消費者としてのオタクは
もっとその意欲を活かして、ただの傍観者としてでなく
自らが何かを産み出すくらいの勢いでオタクにならないといけないのではないか?
(まぁ目利きの消費者が火をつけて群衆を動かしているのかもれないけれど)
欠かせない存在はとりあえずGoogle、Apple、Microsoftという3者で
変わりはないだろう。
次から次に、情報を一元化してGoogle
ipod、iPhoneと革命を起こし続けるApple
やっぱりwindowsという莫大なshareを保っているMicrosoft
Googleであればその他にAmazonという会社も気にしなくてはいけない。
書籍がkindleという発想を元に物理的に需要をなくすかもしれない
という革命が起こり得ようとしていて、
GoogleとAmazonは「両雄は幸せな蜜月関係に終止符をうって近い未来激突する定め」になる
可能性だって無くはないのだ。
書籍の電子化に関しては文化が退廃していくのでは?と危惧されている見解もあるけれど
音楽市場でCDが売れなくなったという現象と同じようなことは
起きていくのかもしれない。
もしかすると全然別な何かが起きるかもしれない。
それに本というぬくもりから離れられない人々だって必ずいるわけで
新しいものを恐れていては、それこそ
出版社や著者は著作著作とネガティブにならずに
もっと新しいものを利用してやろう。
クールなものをつくってやろうとポジティブに受け止めればいいんじゃないだろうか?
それに加えて、Appleはipadなんてものを出す。
これはkindleなんかより遥かに売れるだろう。
ipadがどの程度流行するかは分からないし
これを元にクラウドコンピューティグの汎用性が
もっとあがったりして、Microsoftも力で対応してくるかもしれないし
これからまたまたIT革命が起きるのは必死なのかもしれない。
本書の例だと例えば100冊本があって「ハリーポッター」という化物みたいに売れる本が
あったら平均なんていうものはまったくもって無意味だということが書いてある。
革命を起こすのはビル・ゲイツにしろ、J.Kローリングにしろ
一握りの人間だ。
こういう一握りの人間が現れる国を「果ての国」という解釈で解説している。
(このあたりはブラックスワンをもう一度読もう)
ブラックスワンを元にアメリカを「果ての国」、日本やヨーロッパを「月並みの国」と
称し著者がまとめたリストが面白かったので引用しておこう。
こう考えると、既に「月並みの国」になってしまった
クール革命は非常に起きにくい
果ての国アメリカにはまだまだ革命が起きる。
それはアメリカンドリームという劇薬の呪縛などがあるから
中国だってこれからPCなどが平等に使われるようになってきて
総数がタダでさえ多いのだから十分に革命を起こす可能性はある。
もちろん、日本にだって、アメリカの影響は飛び火していくだろう。
日本では未来をロボット(アトムとか、ガンダムとか)で想像するが
アメリカだと未来をA.Iという形で想像することがある。
アメリカ的発想でデジタル化、デジタル化していくことは
悪くはない。
本書内にこの対比を映画「サマーウォーズ」で
コンピュータ化したものは決して悪くもないが
日本には日本の、サマーウォーズの中で魅せた栄ばあちゃんのような
人とのつながりを最大限に活かした
戦い方があることも忘れてはいけないのかもしれない。
結局なんだかんだ言って
生の感情を持った人がクール革命を起こしていくのではないだろうか。
クラウド時代と<クール革命>
角川 歴彦 (著), 片方 善治 (監修)
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【後記】
気温の変化が激しく
ここ2日くらいはようやく春らしくなってきました。
そして、花粉症も本格化((((;゜Д゜)))
本当に集中力も低下するし、ダルくもなるし
花粉症消えろと思ってしまう次第。
ブログ更新も計画的にやりたいところです…

今日もお付き合いいただきありがとうございました。Keep smiling!
twitterやってますのでお気軽にfollow me!

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第1章 クール・パワーを新しい国力へ
第2章 新時代への予感
第3章 「知」のグローバリゼーションからは逃げられない
第4章 web2・0体験記
第5章 クラウドの奇跡
第6章 アメリカから起こる21世紀の産業革命
第7章 提言
【書感】
Web2.0という言葉は
既に定着しているだろう。
Activeな情報の精査ができるようになったのは
web2.0の賜物であることは間違いない。
Youtubeなどを筆頭に本当に個でアピールできる媒介は
増えたものである。
それにクラウドコンピューティングと呼ばれる技術が
我々にもたらしてくれるものは個では無く集の知的生産をもたらす
新たな革命と捉えていいだろう。
だがいつまでもweb2.0ではない。
"ポストweb2.0”に成り得るものは一体何なのか。
・ガラパゴスジャパン
・IT三国史
・「果ての国」アメリカと日本の戦い方
という視点で読んでいきたいと思う。
ガラパゴスジャパンとオタク
携帯電話の市場だと「最新ケータイを支える技術」を読んだもわかるが日本の技術力というのはとんでもなくあるのに
完全に「iphone」というインパクトに負け
日本という独自の市場だけを目下にしてガラパゴス諸島に例えられて、「ガラパゴス」なんて言われてしまっている現状がある。
だが、この否定的な「ガラパゴス」という言葉を本書では割と肯定的にもとっていたりする。
ニコニコ動画、Youtubeそこで発されるポップカルチャーとも言える
奇妙なものはとんでもない想像性を生んでいる。
ここから生まれていくものは正直意味をなさないのかもしれないけれども
その意味のないところから素晴らしいものが生まれ、ブレークし
市場を揺るがすものだって現れる。
たとえばTVで放送されてヒットがいまいちだったものでさえ
捉え方一つで大ヒットの要因になりヒット作となってしまうものだってある。
これに対して放送した側は、著作権というもので防衛をする。
著作権というもので作品が守られる、作者が守れられるというのは
苦労した上でつくられたものなので当然といえば当然だが、
逆に、MADによって作品の知名度があがってしまうものもある。
「涼宮ハルヒ」「初音ミク」などといったものは著作権、著作権と抑制していたら
有名にはならなかっただろう。(すごく例は極端ですけれどね…)
そんな革命的なことが
Googleのスタンスではないけれども
法律や政策の効力を無効にしていく勢いがあるのではないかと思う。
こう捉えると、オタクという人種が革命を起こす可能性を持っているのは
なんとなく理解しないでもないが、
んが、勘違いして欲しくないのは
「オタク」の定義を履き違えないことも重要で
所謂「才能の無駄遣い」なんてタグがニコニコ動画にあるわけだが
このタグがつくくらいの一芸をもっている人は真のオタクであり
世界に対してどんどんチャンレンジしていって欲しいと思う。
この市場に関しては他の国の文化などは気にせず
好き気ままに、思いっきりガラパゴスすれば良いと思う。
ガラパゴス文化にその他がついていくからね。
逆に何も生まない所謂消費者としてのオタクは
もっとその意欲を活かして、ただの傍観者としてでなく
自らが何かを産み出すくらいの勢いでオタクにならないといけないのではないか?
(まぁ目利きの消費者が火をつけて群衆を動かしているのかもれないけれど)
IT三国志
これからのITを先読みするのに欠かせない存在はとりあえずGoogle、Apple、Microsoftという3者で
変わりはないだろう。
次から次に、情報を一元化してGoogle
ipod、iPhoneと革命を起こし続けるApple
やっぱりwindowsという莫大なshareを保っているMicrosoft
Googleであればその他にAmazonという会社も気にしなくてはいけない。
書籍がkindleという発想を元に物理的に需要をなくすかもしれない
という革命が起こり得ようとしていて、
GoogleとAmazonは「両雄は幸せな蜜月関係に終止符をうって近い未来激突する定め」になる
可能性だって無くはないのだ。
書籍の電子化に関しては文化が退廃していくのでは?と危惧されている見解もあるけれど
音楽市場でCDが売れなくなったという現象と同じようなことは
起きていくのかもしれない。
もしかすると全然別な何かが起きるかもしれない。
それに本というぬくもりから離れられない人々だって必ずいるわけで
新しいものを恐れていては、それこそ
出版社や著者は著作著作とネガティブにならずに
もっと新しいものを利用してやろう。
クールなものをつくってやろうとポジティブに受け止めればいいんじゃないだろうか?
それに加えて、Appleはipadなんてものを出す。
これはkindleなんかより遥かに売れるだろう。
ipadがどの程度流行するかは分からないし
これを元にクラウドコンピューティグの汎用性が
もっとあがったりして、Microsoftも力で対応してくるかもしれないし
これからまたまたIT革命が起きるのは必死なのかもしれない。
「果ての国」アメリカと日本の戦い方〜ブラックスワンとサマーウォーズ
「ブラックスワン」(まだブログでは未紹介)という本は本書の例だと例えば100冊本があって「ハリーポッター」という化物みたいに売れる本が
あったら平均なんていうものはまったくもって無意味だということが書いてある。
革命を起こすのはビル・ゲイツにしろ、J.Kローリングにしろ
一握りの人間だ。
こういう一握りの人間が現れる国を「果ての国」という解釈で解説している。
(このあたりはブラックスワンをもう一度読もう)
ブラックスワンを元にアメリカを「果ての国」、日本やヨーロッパを「月並みの国」と
称し著者がまとめたリストが面白かったので引用しておこう。
21世紀の産業革命が起こるアメリカと「果ての国」
・拡張可能=知のグローバリゼーションを生かした知財国家
・グーグルでのヒット数、「セレブ」としての名前の認知度
・一番「典型的」なメンバーはいない
・勝者総取りの法則=一人の勝者と多数の敗者。アメリカンドリームの実現
・黒い白鳥に振り回される
・数値は物理的な制約を受けない
・歴史はジャンプする
・事象は全く補足不能な黒い白鳥に従って分布
日本やヨーロッパのような「月並みの国」
・拡張可能=ハイブリッド型のビジネスモデルやクール革命が起きにくい
・カロリー摂取、パン屋さんやレストランの店主、売春婦、歯科矯正医の所得…
・一番「典型的」なメンバーは凡庸
・勝ち馬はパイ全体のほんの一部を受けとる
・黒い白鳥に左右されない
・政治家の改革は「あまりにも少なくあまりにも遅い」
・結果になることが、あまりにも多い
・重力に縛られる
・物理的な量に対応する。
・しばらく観察すれば、どうなっているのか見極めがつく
・集団の支配
・見えているものから予測したり、見えてないものを推測したりするのは容易
・歴史は流れる
・事象は「ベル型カーブ」やその変型に従って分布
こう考えると、既に「月並みの国」になってしまった
クール革命は非常に起きにくい
果ての国アメリカにはまだまだ革命が起きる。
それはアメリカンドリームという劇薬の呪縛などがあるから
中国だってこれからPCなどが平等に使われるようになってきて
総数がタダでさえ多いのだから十分に革命を起こす可能性はある。
もちろん、日本にだって、アメリカの影響は飛び火していくだろう。
日本では未来をロボット(アトムとか、ガンダムとか)で想像するが
アメリカだと未来をA.Iという形で想像することがある。
アメリカ的発想でデジタル化、デジタル化していくことは
悪くはない。
本書内にこの対比を映画「サマーウォーズ」で
コンピュータ化したものは決して悪くもないが
日本には日本の、サマーウォーズの中で魅せた栄ばあちゃんのような
人とのつながりを最大限に活かした
戦い方があることも忘れてはいけないのかもしれない。
結局なんだかんだ言って
生の感情を持った人がクール革命を起こしていくのではないだろうか。

角川 歴彦 (著), 片方 善治 (監修)
[Amazonで詳しく見る

【後記】
気温の変化が激しく
ここ2日くらいはようやく春らしくなってきました。
そして、花粉症も本格化((((;゜Д゜)))
本当に集中力も低下するし、ダルくもなるし
花粉症消えろと思ってしまう次第。
ブログ更新も計画的にやりたいところです…

今日もお付き合いいただきありがとうございました。Keep smiling!
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