やる気を高められる上司になろう -391 チームのやる気を高める「すごい!」手法:あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
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2010年03月18日

る気というものは
簡単な言葉だが実はすごく難しかったりもする。

今回の本は
チームのやる気を高める「すごい!」手法
佐々木 正悟 (著)

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PHP研究所 宇田様から献本御礼

つい、精神論で解決しがちな
「やる気」というものを体系的に
しかも、自分のやる気ではなく部下のやる気を高める
方法があるみたいなのだが…




【目次】

第1章 「やりがい」が生む「やる気」は組織を革命的に変える(「前向き」と「後ろ向き」二つのやる気
部下の「やる気」は上司がマネジメントする ほか)
第2章 「部下をやりがいに向かわせる」九つの手法(承認できる余裕を持つ
選択の余地を持たせる ほか)
第3章 やる気に関する五つの誤解(やっていればやりがいを感じられる
「やる気のない部下」にはペナルティが有効だ ほか)
第4章 コミュニケーションが少ないとやる気はなくなっていくの?(やっぱり競争が一番ではないでしょうか?
「成果主義」はやる気によくないのでしょうか? ほか)



【書感】

る気をだせ!
やる気をだせ!と言われてもなかなかやる気なんてものはでない。
自分のやる気も定かではないのに、まして部下の他人のやる気なんてものを
上げることはできるのだろうか?

な〜んて思ってしまう人もいるかもしれない。
本書ではまず、やる気というものを理解して、それからどのように
やる気を上げるかについて書かれている。

2種類のやる気

「やる気」と言われるとついポジティブな面ばかりに目がいきがち
本書ではまず、その考えが改めさせられる。

やる気には
・後ろ向きなやる気
・前向きなやる気

というものがある。

後ろ向きなやる気というのは日常結構使っている人がいるかもしれないけれど
何かに追いつめられて発生するやる気。
こちらのやる気の主成分は「嫉妬」「復讐」「憎悪」「強欲」「生理衝動」など
まぁあんまりイメージは良くない。
ただ悪いものではない。この理由に関しては後ほど説明する。


そして、もうひとつは前向きなやる気
これは「金」「プライド賞賛」「楽しさ」などを主成分とするので
世間一般でいうやってやるぞ系の人達を連想させることができる。

後者の前向きなやる気というのは
実は後ろ向きなやる気より達成がしづらい。

本書の例だと後ろ向きなやる気は締切などから逃げ切れればそれで
クリアとなる。前向きなやる気に関しては"目標”という大きなものを
乗り越えなければクリアとならない。
このため前向きなやる気というのを求めるのはなかなか難しいのも
現実である。


やる気をだせ!やる気をだせ!
と言われて前向きなやる気がでるほど人間うまくできていない。
まぁ根性論で後ろ向きなやる気からスタートして
気づいたら大きな目標を達成しちゃった。
なんてケースもあるかもしれないけれど一般的ではない。


ベストは熱中して気づいたらクリアしちゃった的な状況が作れればいいのだが
手法としては次に記載しよう。


9つの手法

では、本書の主題ともなる
部下のやる気を高めるには、という論点を持っていくと
次の9つの手法が挙げられている。

・承認できる余裕を持つ
・選択の余地を持たせる
・承認欲求を傷つけない
・先送りさせない
・部下に促すべきストレス対策
・完璧主義から脱却させる
・NotToDoをみにつけてもらってやる気を落とさせない
・部下を追い込まない
・不安を放置しない

気になるのは「ストレス
こいつがあるとどうしてもやる気というものは発動しない。

千差万別ではあるのだけれども
ぎっちりした環境
承認されない環境
完璧主義な環境
などはストレスを上手に育ててくれるので
ストレスでやる気を奪う環境を作りたいのであればどうそ。

ただ、なんでもかんでも解放的にとするのも
如何なものかと思うので、これからの時期
社会人になる人は環境が変わるというストレスにはどうしても
耐えないといけないのかなと感じる部分でもある
が、全ての時間を会社に取られるわけでもないので
そこは運動、睡眠、呼吸法、その他趣味などで上手に発散して
欲しいものではありますが…


ただ、慣れろというのも根性論としては
分かる気もしなくはないですが。
慣れるということがいかに怖いかが
書かれたエピソードがあったので
抜粋したいと思う。

犬と電気ショック

著者は心理学にも精通されているので
心理学コラムというものが巻末に書かれているのだが
その中で『学習性無力感』というものが書かれていた。

この概念はマーティン・セリグマンという人が発見したとされることで
次のような実験がされたことが書かれている。

セリグマンはまず、犬に避けることのできない電気ショックを繰り返し与えた。そうするとその後、電気ショックを避けることのできる状況になっても、犬は電気ショックから逃れようとはせず、うずくまったまま我慢するようになることがわかった。
セリグマンがこの実験結果に対して「学習性無力感」と名付けたのは、犬は自分の行動が無力であると「学習した」からだと考えたからである。


このことは人間にも言えることで「やる気を出しても無駄
苦痛は自分から永遠に去ってくれない」と
手段があるにも関わらず、その現状に慣れてしまい錯覚してしまうという恐怖にある。

このことが現状ネガティブな話題ばかりで
混沌としている社会では当たり前になって
「やる気」というものが実は損なわれているのかもしれない。

その時点では失敗でも、切り口を変えればいくらでも
別な解がみつかる可能性だってある。
そんな可能性が見えるのであれば物事って楽しくてしょうがないと思えるのでないだろうか。

失敗したらダメー
という概念もやる気に対して影響を及ぼしている気がする。
それは毎度毎度負けを経験している人には
特に深刻なのかもしれない

けれどたかが5年の負けであれば
その経験というものを活かして別な切り口で
切り開けばいいだけ。

やる気ないな〜
と思ったらチャンスだと思って
ちょっと発想を広げていくとすこしずつ面白く
気づいたら壁を乗り越えていける前向きなやる気になれているのかもしれないね。


まぁ周りはあんまり気にせず、自分のペースで立て直していけばいいではないか。



チームのやる気を高める「すごい!」手法
佐々木 正悟 (著)

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【後記】
決してブログを更新するやる気が落ちていたわけではない(爆)

色々な本に手を出しすぎて自爆しておりました。

やってもいないのにやる前から恐れてしまう
なんていうのもやる気を損なう原因になっているかもしれないし
感じるものだって千差万別なわけなのでやる気を損なっているもの
とかをリストにしてみると楽しくやる気調査できるかもしれない。

やる気というのは結構な命題だったりするな〜と思う今日この頃。

しかし、夜はまだ冷えるね…花粉症と風邪のダブルパンチか??



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今日もお付き合いいただきありがとうございました。Keep smiling!


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