2010年03月22日
野蛮と言うと
イメージは悪く見えてしまうかもしれないが
草食系なんていう軟弱なイメージよりは個人的にはよっぽどいいと思う。
んが、野蛮人ではまだまだで
それよりも「インテリジェンス」にならなければいけない。
今回の本は
野蛮人のテーブルマナー
佐藤 優 (著)
[Amazonで詳しく見る
]
「ぼくらの頭脳の鍛え方」を読んで
これだけの知を蓄えている著者の著作を読んでみないわけにはいかないなぁと感じて
Amazonで適当にピックアップしてみた本。
本書のタイトルは食事は誰でもできるけれど
テーブルマナーを知らなければ周囲から尊敬されない。
というところから来ている。
まぁ、著者の経験がいろいろとぶっとんでいる故
本書はなかなか面白い本だなぁと思わず感じてしまう。
状況に嘆いたり、怒ったりしていても何も変わらない。
だったら戦えるインテリジェンスになろうではないか。
イメージは悪く見えてしまうかもしれないが
草食系なんていう軟弱なイメージよりは個人的にはよっぽどいいと思う。
んが、野蛮人ではまだまだで
それよりも「インテリジェンス」にならなければいけない。
今回の本は

佐藤 優 (著)
[Amazonで詳しく見る

「ぼくらの頭脳の鍛え方」を読んで
これだけの知を蓄えている著者の著作を読んでみないわけにはいかないなぁと感じて
Amazonで適当にピックアップしてみた本。
本書のタイトルは食事は誰でもできるけれど
テーブルマナーを知らなければ周囲から尊敬されない。
というところから来ている。
まぁ、著者の経験がいろいろとぶっとんでいる故
本書はなかなか面白い本だなぁと思わず感じてしまう。
状況に嘆いたり、怒ったりしていても何も変わらない。
だったら戦えるインテリジェンスになろうではないか。
【目次】
【書感】
何故、偏差値が高い大学を卒業し
秀才が多い人々がなる政治家が日本という国の舵をとっているにも関わらず、日本は沈没寸前になっているか?
簡単に言うと偏差値なんてものが全てじゃないことを表しているからだ。
大学などに入る試験をパスする方法が
となっていることであり、このような知識はもちろん必要だけれども
知識を実際の仕事や生活で活用する「ひとひねり」がない状態になってしまっているからだと本書では書かれている。
この「ひとひねり」があって初めてインテリジェンスと呼ばれる人になれる。
それでは、そのインテリジェンスの流儀とは?
ご安心を本書にはちゃんと書かれている。
今回は、人脈、記憶、基盤といった観点で3つ考えていく。
人がいてはじめて仕事なんてものもあるから大切なものであるのは言うまでもない。
人間誰しも食事というものをとる。
食事を一緒にとるというのは結構生理的なもので
まず、人との接点を持つ触りとしては都合のいいテクニックなのである。
これは確かに、と頷ける部分が多い。
中でも、佐藤氏がアントニオ猪木氏の言葉で感銘を受けた人柄を見極める方法で
確かにいい見極め方法かもしれない…
これだったら割と簡単に実践できる。
と、脱線したが食事に戻すと
まず1回目の食事でこちらを憶えさせる。
これを目的に食事にいくのだ
忘れてはいけないのが、次につなぐために
物の貸し借りを約束する。
本書の例だと相手が持っている絶版になった本
これを是非次回貸してくれ!
と頼み込んでしまう。
こうすれば2回目に借りて、3回目に返すなんていういきなり
3回目までこぎつける技になってしまうわけ。
3ヶ月以内に、3回も食事を共にしていれば自ずと親近感なんていうものは
創れてしまうわけです。
あら〜不思議〜。
この技はビジネス意外にも興味のある異性に使えば
きっと接触できること間違いないでしょう。
負担にならないモノをお願いするのがポイントみたいです。
もともと情報屋だった佐藤氏はICレコーダー、カセットテープで録音することをしなかった。
録音という安心が担保になってしまい、集中力、記憶力の双方が落ちてしまうのだ。
じゃあどうするんだ。というと『ポイントをメモ』コレに尽きる。
会食の時、メモなんてとっていたら常識的に怪しい
だったらスープを飲みながらこんな話をしたなぁ、ナイフで肉を切りながらあんな話をしたなぁと
視覚と音声を結びつける訓練をすべきだと書かれている。
訓練すれば、情景の「インデックス」で記憶を再現できるようになる。
と書かれている。
…まぁこの段階がちょっと難しくないと思うのは当然なので
まず、できそうなことを
それは「丸暗記」。
う〜ん、なんとも力技と思うかもしれないけれど
記憶というものを強化するにはやっぱりこういう鍛錬が必要なのだなと…
2〜3分のモノを覚えるのにもジョギング1時間ほどの気力を使うと
記憶のプロも仰っていることだし、大変なことは間違いない。
ただ、ユダヤ教徒は『モーセ五書』を、イスラム諸国ではコーランを丸暗記している人は
少なくない。
人間の記憶というのは伊達じゃないのだ。
『百人一首』でも『銀河鉄道の夜』でも『こころ』でもなんでもいいそうだ。
とりあえず、1ヶ月位で丸暗記できるように鍛錬してみよう。
ふひぃ〜なんとも「力技」ではある…
この場合政治家と書かれているが僕はそうは思わないで万人に通ずるものではないかな
と考える重要な要素がある。
それは「胆力・眼力・読解力」である。
胆力というのは言い換えれば度胸
先輩、上役と渡りあうことで胆力が鍛えられる。
眼力とは洞察力
この眼力がインテリジェンスを生む。ローテクと思われそうなところ
本書の例だと、鈴木宗男氏が新聞の切り抜きを欠かさずに行っており
頭の中の引き出しを整理しているという例がある。
これは自分なりにアレンジして見つけるしかない。
触覚、視覚を駆使して洞察力を磨いていけばいいのではないかな。
そして、読解力
読解力は作文力、ヒアリング力と進化していく技術。
読解力の鍛え方でのオススメは名文の写経。
嘘か誠かは分からないけれども、まず騙されたと思って
記憶力を上げる手段として実施してみるといいのかもしれません。
その他にも「組織論」についても紹介されていた。
なんで組織は腐るのか?
詳細は本書を読んで欲しいのだけれども例えば
アダルトビデオの業界がなんであんなに成立しているかということ。
(まぁ男の性をうまく利用しているというのは当然だとして)
AV女優さんなんていうのは流動性が非常に速くとても厳しいもの
というか長続きする女優を保有しようと経営側はそもそもしていない。
長くいる細胞は結局のところ『癌』になってしまうわけで
その『癌』をうまく省いているのがAV業界なんていう解説があった。
芸能界や政界が『癌』のある組織として例えられていたので
なるほど〜なんて思ってしまった。
まだまだ本書にはこういった色々な見解が書いてある。
タッチも非常に読みやすいタッチなので草食系なんて呼ばれてたまるか
という人は是非、読んで胆力、眼力、洞察力を磨いてみてはいかがだろうか。
野蛮さが無い内はインテリジェンスなんてまだまだ遠い気がする。
いきなりインテリジェンスは難しいかもしれないとりあえず野蛮になったら?
まずはそこからの気がしてならない。
野蛮人のテーブルマナー
佐藤 優 (著)
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【後記】
3連休はひたすらインプットになってしまった。
何冊本を読んだかな…(ジョジョの奇妙な冒険100巻含む(爆))
インプットしてばかりではだめなのだけれども
自ずと溢れてくるようなアウトプットができないと意味がないなぁと感じる次第。
とりあえず、写経をはじめてみよう。

enjoy!!
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第1章 人を見抜いて交渉する技術
第2章 応用編 ビジネスマンのためのインテリジェンス対処術
第3章 野蛮人にもわかる最新インテリジェンス分析入門
【書感】
何故、偏差値が高い大学を卒業し
秀才が多い人々がなる政治家が日本という国の舵をとっているにも関わらず、日本は沈没寸前になっているか?
簡単に言うと偏差値なんてものが全てじゃないことを表しているからだ。
大学などに入る試験をパスする方法が
教科書や参考書に書いてあることを記憶し(かならずしも理解しなくてもいい)、それを制限された時間内に筆記試験で再現する能力を身につけることだ。
となっていることであり、このような知識はもちろん必要だけれども
知識を実際の仕事や生活で活用する「ひとひねり」がない状態になってしまっているからだと本書では書かれている。
この「ひとひねり」があって初めてインテリジェンスと呼ばれる人になれる。
それでは、そのインテリジェンスの流儀とは?
ご安心を本書にはちゃんと書かれている。
今回は、人脈、記憶、基盤といった観点で3つ考えていく。
人柄を知る方法
人脈というのはどんな仕事をするのにも必要で人がいてはじめて仕事なんてものもあるから大切なものであるのは言うまでもない。
人間誰しも食事というものをとる。
食事を一緒にとるというのは結構生理的なもので
まず、人との接点を持つ触りとしては都合のいいテクニックなのである。
茶なら1年、酒なら1ヶ月、賭博とセックスなら1時間と書いてある
これは確かに、と頷ける部分が多い。
中でも、佐藤氏がアントニオ猪木氏の言葉で感銘を受けた人柄を見極める方法で
「佐藤さん、人間の性格を短時間で見抜くには、一緒にギャンブルをすることです。熱くなりやすい奴、そこそこの儲けで切り上げる堅実な奴、決断ができずおろおろする奴、こういった性格は仕事にも必ずあらわれます。だから俺は若いレスラーを必ずギャンブルに連れて行くことにしているんですよ
確かにいい見極め方法かもしれない…
これだったら割と簡単に実践できる。
と、脱線したが食事に戻すと
まず1回目の食事でこちらを憶えさせる。
これを目的に食事にいくのだ
忘れてはいけないのが、次につなぐために
物の貸し借りを約束する。
本書の例だと相手が持っている絶版になった本
これを是非次回貸してくれ!
と頼み込んでしまう。
こうすれば2回目に借りて、3回目に返すなんていういきなり
3回目までこぎつける技になってしまうわけ。
3ヶ月以内に、3回も食事を共にしていれば自ずと親近感なんていうものは
創れてしまうわけです。
あら〜不思議〜。
この技はビジネス意外にも興味のある異性に使えば
きっと接触できること間違いないでしょう。
負担にならないモノをお願いするのがポイントみたいです。
インテリジェンス記憶術
正直、佐藤氏の記憶力は超人の域なので直接的に役に立つ部分は少ないかもしれない。もともと情報屋だった佐藤氏はICレコーダー、カセットテープで録音することをしなかった。
録音という安心が担保になってしまい、集中力、記憶力の双方が落ちてしまうのだ。
じゃあどうするんだ。というと『ポイントをメモ』コレに尽きる。
会食の時、メモなんてとっていたら常識的に怪しい
だったらスープを飲みながらこんな話をしたなぁ、ナイフで肉を切りながらあんな話をしたなぁと
視覚と音声を結びつける訓練をすべきだと書かれている。
訓練すれば、情景の「インデックス」で記憶を再現できるようになる。
と書かれている。
…まぁこの段階がちょっと難しくないと思うのは当然なので
まず、できそうなことを
それは「丸暗記」。
う〜ん、なんとも力技と思うかもしれないけれど
記憶というものを強化するにはやっぱりこういう鍛錬が必要なのだなと…
2〜3分のモノを覚えるのにもジョギング1時間ほどの気力を使うと
記憶のプロも仰っていることだし、大変なことは間違いない。
ただ、ユダヤ教徒は『モーセ五書』を、イスラム諸国ではコーランを丸暗記している人は
少なくない。
人間の記憶というのは伊達じゃないのだ。
『百人一首』でも『銀河鉄道の夜』でも『こころ』でもなんでもいいそうだ。
とりあえず、1ヶ月位で丸暗記できるように鍛錬してみよう。
ふひぃ〜なんとも「力技」ではある…
若者へはこれだ!
鈴木宗男氏との対談で書かれていることだがこの場合政治家と書かれているが僕はそうは思わないで万人に通ずるものではないかな
と考える重要な要素がある。
それは「胆力・眼力・読解力」である。
胆力というのは言い換えれば度胸
先輩、上役と渡りあうことで胆力が鍛えられる。
第二次世界大戦では日本は精神力を強調しすぎた。竹槍ではB29重爆撃機には勝てない。でも、いくら立派な戦闘機があっても乗る人間の精神力がなくゼロなら負けます
眼力とは洞察力
この眼力がインテリジェンスを生む。ローテクと思われそうなところ
本書の例だと、鈴木宗男氏が新聞の切り抜きを欠かさずに行っており
頭の中の引き出しを整理しているという例がある。
これは自分なりにアレンジして見つけるしかない。
触覚、視覚を駆使して洞察力を磨いていけばいいのではないかな。
そして、読解力
読解力は作文力、ヒアリング力と進化していく技術。
読解力の鍛え方でのオススメは名文の写経。
嘘か誠かは分からないけれども、まず騙されたと思って
記憶力を上げる手段として実施してみるといいのかもしれません。
その他にも「組織論」についても紹介されていた。
なんで組織は腐るのか?
詳細は本書を読んで欲しいのだけれども例えば
アダルトビデオの業界がなんであんなに成立しているかということ。
(まぁ男の性をうまく利用しているというのは当然だとして)
AV女優さんなんていうのは流動性が非常に速くとても厳しいもの
というか長続きする女優を保有しようと経営側はそもそもしていない。
長くいる細胞は結局のところ『癌』になってしまうわけで
その『癌』をうまく省いているのがAV業界なんていう解説があった。
芸能界や政界が『癌』のある組織として例えられていたので
なるほど〜なんて思ってしまった。
まだまだ本書にはこういった色々な見解が書いてある。
タッチも非常に読みやすいタッチなので草食系なんて呼ばれてたまるか
という人は是非、読んで胆力、眼力、洞察力を磨いてみてはいかがだろうか。
野蛮さが無い内はインテリジェンスなんてまだまだ遠い気がする。
いきなりインテリジェンスは難しいかもしれないとりあえず野蛮になったら?
まずはそこからの気がしてならない。

佐藤 優 (著)
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【後記】
3連休はひたすらインプットになってしまった。
何冊本を読んだかな…(ジョジョの奇妙な冒険100巻含む(爆))
インプットしてばかりではだめなのだけれども
自ずと溢れてくるようなアウトプットができないと意味がないなぁと感じる次第。
とりあえず、写経をはじめてみよう。

enjoy!!
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