情熱という楽しさで未来を創る -404 小飼弾のアルファギークに逢ってきた:あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
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2010年05月23日

404というのはweb用語では"Not found"という意味で404といえば
この方の本を紹介するのがいいかなぁと思うわけで

今回の本
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小飼弾のアルファギークに逢ってきた (WEB+DB PRESS plusシリーズ) (単行本(ソフトカバー))


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は必然的にこうなる。
まぁ完全に「賢者の図書館」Masterさんの受け売りです。

自分はプログラマでもないですが、技術というものには
少なからず興味を持っているエンジニアではありますので
非常に興味深い内容に心が躍るわけです。




【目次】
#0 Ruby on Rails開発者 David Heinemeier Hansson
「アーキテクト」って言葉を使ったら負け
#1 (株)はてなCTO 伊藤 直也
良いサービスを作るのに,マネジメントはやはり重要

#2 Perl開発者 Larry Wall
優れたソフトウェアも,文化を持たなければ普及しない

#3 livedoor 池邉 智洋/谷口 公一/ma.la
ネットは個人の人生に何をもたらしているか

#4 Twitter Co-founder Evan Williams
大事なのは「好き」を貫けること

#5 The Seasar Project チーフコミッタ ひが やすを
世の中の根底にあるニーズに合ったものを提供したい

#6 『達人プログラマー』著者 Dave Thomas
コーディングを続けるという情熱が重要。それ以外は取るに足りない

#7 Pathtraq / Japanize 開発者 奥 一穂
自分は,コミュニケーションの形態を考えてる。ウェブは手段

#8 Mozilla Corporation / jQuery開発者 John Resig
自分が興味を持っているものに集中し,最適化を加える

#9 「Binary 2.0」「スルー力」提唱者 高林 哲
ハッカーに一番重要なのは,「深追い」できること

#10 Perl Mongers Ingy dot Net / Dave Rolsky / Jesse Vincent / C.L. Kao
今どき正気の人はいない。大事なのは役に立つ狂気かどうか

#11 『IT戦士』 天野 仁史 & こんにちはこんにちは! はまちや2
勢い重要。脆弱性とか気にしないでシンプルにリリースすべし

#12 夫婦対談. (株)はてな 近藤 淳也・令子×小飼 弾・直美
行動を起こしたほうに情報はついてくる

#-1 スペシャル対談:前編 きたみりゅうじの 小飼弾に逢ってきた
アルファギークとSEの現実と

#-2 スペシャル対談:後編 きたみりゅうじの 小飼弾に逢ってきた
知られざる小飼弾の歴史


【書感】

Geek
というのは「愚者」とか、「嘲笑すべきもの」だとか「騙されやすい者」なんて
一言でいうと「バカ」という意味である

なんてことを冒頭で著者は述べているが
バカはバカでもバカ正直とかポジティブな意味ももちろん持っている。

普遍的なものを


普遍的なものを学ぶ

高林哲さんとの対談の中に普遍的なことを学ぶ
基礎的なことを学ぶということが書かれていた。

ただ、普遍的なものを学ぶ段階というのは
嫌いなものを体にいいから仕方なく食べるという感覚で古典に手を出す人は、どんなに頑張ってもせいぜい書いてあることしか読めない。しかし、体の欲するままに古典を読まずにいられない人は、その結果そこに書かれていない行間までも読み取る事ができる。どちらがきちんと読んだ事になるかは、言うまでもないだろう。
そう、心より渇いて求めるくらいでないと意味がない
古典を渇くくらいに求めるようになるのはきっと色々経験してからだと思うし
まだ自分も手を出しづらい分野ではある。

これは難しく考えずに渇いたら求めればいいのではないのだろうか?
そして古典に限らない普遍的なものを渇いて学んでいけば
気づいたら自分の武器になっている。なんてことがあるのではないだろうか。

先が見えないからこそ

いまどき正気の人はいない
みんなどこか狂っているというのはPerlプログラマー達「Perl Mongers」との
対談の中から。

狂っているのであれば役に立つ狂気、役に立たない狂気しかなく。

どうせ狂った世の中を生きるのであれば
役に立つ狂気をもったほうがいいということ。

また、ruby on railsの開発者のDavid Heinemeier Hansson
DHH ロードマップというものは信じてないんです。ロードマップというのは賢くない。今ある問題を少しずつ解決することで前に進んでいけばいいと思います。(中略)
インクルメンタルな開発の最高の成功例。進化の世界にロードマップってないよよね。
と対談の中での言葉。確かに少しずつ、少しずつ進化していくのが
自然だなと感じさせる部分であり、無駄をなくしてシンプルにシンプルにという
非常に共感を持てる考え方ではないかと感じた。

情熱・情熱・情熱


インタビューに登場する方たちに共通的だなぁと自分自身が感じたことは
「情熱」この辺りについてはMasterさんも書かれていたが
ギークになるためにはこの「情熱」というものが必要なわけである。
(そして「情熱」はものすごく伝わってくる。)

「情熱」といっても人それぞれで
まぁただ単に熱くなるというタイプの方も登場されていたが
勢いに身を任せて、脆弱性などのリスクはとりあえず置いておいて
システムをつくってみたり

または「失敗」を失敗と受け止めるのではなく「過程」と捉えて諦めなかったりと

好きなことを仕事にするな
なんてことを言っている人がいる一方
この人達は本当に好きで、誰よりも技術が好きで
そういった意味ではバカ一直線で各々成功しているのではないかな

最後に「弾言」でも同じことが書いてあったが
物作りをする人たちに言っておきたいことが一つあって。常に、どうやったら自分をクビにするような状況に持っていけるかを、常にかんがえましょうと。
技術が向上し、どうすれば自分が不要になるものを作れるか、それで高値で売って、次にいくと。

そんなスタンスで仕事をしなければいけない。
自分だけで回すなんて考えは一見カッコいいかもしれないけれど
技術屋としては最低なのだから。

The best way to predict the future is to invent it.(未来を予測する最善の方法は、それを発明することである)
という言葉を胸に進んでいこうではないか。

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【後記】
ようやく仕事が落ち着いてきた。
時期が時期だったという言い訳ならいくらでもできるが
やはり自分でやりたい!という変なプライドが働いていたのかなと本書を読んでちと反省した。今日は83年会のイベントもあったことで久々に英気を養えた。
たまにはいいもんだね。


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Posted by hiro at 04:04│Comments(2)  
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コメント一覧

1. Posted by Master   2010年05月23日 08:10
リンクどうもです☆

404冊目となれば、この方のこの本になりますわね(笑)

自分も昨日の83年会で英気を養えました
2. Posted by hiro   2010年05月25日 00:54
>Masterさん
404といえばこの本。
とパクらせて頂きました☆

たまにの83年会は貴重ですね♪

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