限りなくノンフィクションなセカイ -414 拝金:あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
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2010年09月08日

金と聞くと
拝金主義なんてイメージで悪いようなイメージを誰かさんは想起してしまいます。

お金、必要なくせに
お金へのステレオなイメージで
お金儲けは悪いことだ

なんて思う方いまだにいっぱいいることでしょう。

そんな偏見を少しでも振り払ってくれる本が

今回の本
4198629668


拝金 [単行本(ソフトカバー)]


[詳細はAmazonで⇒]堀江貴文 拝金


ホリエモンの小説処女作。

ホリエモンの『経験』が小説化された本作
どんな衝撃がつまっているんだろう・・・




【目次】
第1章 邂逅
第2章 契約
第3章 起業
第4章 躍進
第5章 席捲
第6章 激闘
第7章 決着
エピローグ
あとがき


【書感】

れを
書ける人はホリエモンしかいない。

というオンリーワンの経験を読み手に与えることで
知らない世界がガンガン見えてくる。
そういった意味では本作は大成功だと思う。

物語全体もそんなにドロドロ感もなく、軽い感じでサクサク読めてしまう。
僕自身はiPhone版を購入してiPadで読ませてもらったのだが
本当にサクサクページをめくり終わってしまった。

物語をザックリ説明すると

ひとりの東京に憧れてやってきた若者、藤田優作が
音楽を諦め、役者を諦め
ほぼニート状態でゲーセンのバイト先で
謎のオーラ漂うオッサンと知り合い
「藤田優作、君はどのくらいの金持ちになりたい?」
「そうだな、金で買えないものはない、そう言えるくらいかな」

とオッサンからもらった200万円でビジネスを始めて・・・

上場したり、プロ野球チームをつくろうとしたり、TV局を買収しようとしたり
逮捕されたり・・・
とまさにホリエモンのストーリーを本人が書いており
自伝のような小説。

印象に残ったことをピックアップしていく。

金の価値

世の中、嫌いじゃないけど好きでもないという曖昧なことが多いんだ。金を払う行為というのは、その曖昧さを捨てて、好きって選択をすることに近い。
タダで買える、でも、いくら払っても買えないのだ。いわゆる、高いとか安いとかは、世の中にはこびる適正価格を意識したもので、それはあくまで、このくらいの値段で交換したいという、欲望の平均的な数値にすぎない。
「そうだ、欲だよ。欲望が金の価値を定める。そしてそれは人によってケース・バイ・ケースなんだ。本来、金はその欲望を満たすための手段でしかないんだよ。」


というように金の本質をうまく現している文書だなと思う。
結局なんかしらの欲がある、それを満たすためにお金を使うわけで。
その欲を満たしてあげるものをつくれればそれはビジネスになっちゃう。

そしてその価値は人それぞれ。

高いと思う人もいれば、安いと思う人もいる。

一律してお金の価値を図るなんてことは
様々な人々がいる世の中で一緒にするなんてことはできない。

金の価値なんていうものは自分の視点と世の中では
相当な乖離がきっとある。
と疑ってかかったほうがいいのだろうね。

発想の転換を

成功したい、成功したいと思う人はそれだけ欲求があるだろう。
その割には「答えが見つからない」という人がいて足取りを止めてしまう人がいる。
「答えは見つけるもんじゃない。答えに導くんだ」
こういう発想の転換ができることは何をするにしても重要。
答えをさがす、答え…答え…答え…となって止まってしまう人は多いから。

じゃあ
自分が勝てるルールを作ればいい。

成功だってそう。
成功、成功、成功と躍起になって
"どうやって成功するか”をつい考えてしまう。
ではなく、"消去法でどうすれば失敗する確率が低くなるか”
ということを考えていけばいい。

もしビジネスをスタートさせるのであれば
この失敗を極力無くす。

ポイントとしては
1つ、元手はかけない。
2つ、在庫ゼロ。
3つ、定期収入。
4つ、利益率。

難しく考えず、シンプルに。

群がる鳩になるか・・・

新聞、テレビというものが流す情報(笑)を疑いもせずに
疑問に思っていても繰り返し報じられているうちに、「洗脳」されてしまうのだ

ここは本書を読んでほしいが、プロ野球とその企業がどうやって成り立っているか
なんていう”仕組み”も垣間見れてしまう。

真実というものは
「知ろうとしないやつにわざわざ教えるほど、世の中は親切じゃないだけさ」

本書の象徴として鳩が例に出されている
公園の鳩にパン切れを投げ与えると鳩たちが群がる。
「鳩ボール」
その中では鳩たちはもみくちゃになり、ぼろぼろになった挙げ句、食べることの叶わない
パンをなんとか食べようともがいていた。

ラットレースの考え方にも似ているが
群がる鳩になってはいけない。
当たり前なんていう世界からちょっと視点をずらして物事を見れば
いくらでも世界は広がっていくのかな?
なんていう希望も感じ取れる。


この他にも、食欲や女というもっと「欲」の高い部分の描写もかなりされているので、そこはこんな世界もあるんだ〜へぇ〜各々感じたほうがいい。

それに名称は変わっていてもこれ絶対あの人じゃんとか、
こういうつながりがあったのか〜などと思わずにはいられなくなる。
いい意味で非常にリアリティ溢れる作品であった。

さて、本書を手にとって読了した方はもっと見渡して
鳩でなく、鷹の目を持って上手に獲物をゲットしよう。
そんなに人生って長くないし。

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iPhoneでも読めます!(iPadでももちろん♪)




【後記】
波ってものは難しいもので一度乗ればスイスイいくのだが
落ちたら、リカバリーまで時間がかかる・・・

そんな最近。
ブログもそんな最近を見事に映しだしてくれているわけで・・・

もっとブログ楽に更新できる仕組みを作らないとね。

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Posted by hiro at 05:55│Comments(0)  
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