救いの女神はすぐそばに - 420 大金持ちも驚いた105円という大金 救われたローン人生:あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術 ⇒ 読書救いの女神はすぐそばに - 420 大金持ちも驚いた105円という大金 救われたローン人生

2010年09月27日

に救われる人生
もちろん読んで自分の考え方をかえてくれるような本もありますが
今回の本は本を別な活用することによって人生を救っていくような本。

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大金持ちも驚いた105円という大金 [単行本(ソフトカバー)]


[詳細はAmazonで⇒]


成毛さんの成毛眞ブログで紹介されていて気になって購入したらこれがかなり良かった。

表紙からも分かる通り、そこにはほんわかした
独特の世界が待っていた・・・。


【目次】
 第一章 ローン地獄
 第二章 アマゾンへの出品
 第三章 せどり生活のスタート
 第四章 訪れる失敗
 第五章 アコーディオン買い
 第六章 せどりの日々
 第七章 著名人本の価値
 第八章 車の買い替え
 第九章 パソコンと本の分類
 第十章 アマゾン一人勝ち
第十一章 せどりのジャンル
第十二章 税理士登場
第十三章 古物商許可証取得
第十四章 さまざまなお客様
第十五章 売り上げ記録は更新中だが…
第十六章 せどりの技術
第十七章 ある日のせどり旅
第十八章 ローン地獄からの脱出
第十九章 本の運命


【書感】

暦寸前のおっちゃんの戦い
というのが僕の本書の印象。

この本の主人公は還暦直前の群馬県予備校講師の著者
この不況&少子化の影響を受けて授業数が激減
背負っている月々40万円のローン
果たして著者の運命は!?

という感じで本書は幕を開けていきます。。
(月々40万のローン返済は昔事業に失敗したころの借金だそうだ。)

救いの女神は自分のすぐそばにいたという・・・

◆救いの女神の名は“Amazon”

著者はもともと娯楽で読書をする方で
アマゾンマーケットプレイスの存在を図書館の本で知ることになります。

そこからが著者の戦い
アマゾンに登録をするためにパソコン
持っていなかったクレジットカードを作成

蔵書の状態は1000冊
その中から過去に風呂で読んだりしていない、等
選別をした結果300冊の本が売れるのではないかと
出品を開始しました。

そして出品翌日に
甦えるヴェイユ という本が
売れたそうです。
フランスのエリートコースを歩み、哲学者となりながら、自ら労働者として生きようと決意して一労働者として工場に入り、
悪戦苦闘し、最後は第二次世界大戦中に、看護婦として戦場に赴かんとして、志を果たすことができず、若くして死んだ
女性の思想を解説した本
そもそも持っている本が渋すぎですが、この解説を読むとなんとなく読んでみたくなります。
そして取引結果は
アマゾンでの売価780円。そこからアマゾン販売手数料として売価の15%を差し引かれ、663円。
そこからまた基本成約料として100円を差し引かれ、563円。
注文したお客様に商品の価格以外に送料340円がアマゾンより請求され、その340円からアマゾンが代引手数料として80円を差し引き、残った260円が配送料としてアマゾンより
出品者に支給されます。これが先ほどの563円
それからも連日、本が売れ続けます。
ビギナーズラックかと奥さんに冷たい言葉を浴びせられていましたが
この売れ続ける経験がおっちゃんに火をつけたわけです。

◆せどりの世界へ

アマゾンでの売上をきっかけに著者は「せどり」という世界にはまっていきます。
せどりが世間に知られるようになった本は著者曰くせどり男爵数奇譚 (ちくま文庫) と。
(こんな感じで本の紹介がしてあるところがまたおもしろい。)
古書店、古本屋から売値よりこれどう見ても高いんじゃない?と思って購入して他へ転売することがせどりというわけです。宝探しのような感覚です。

そして現代版のせどりはBOOKOFFを使うそうです。
BOOKOFFはシステム上機械的に105円本が生成されていきます。
この105円本世間一般で売れすぎてしまいアマゾンでは1円の値がついているようなものがほとんどです。
しかし中にはアマゾンで1,000円とか価値のあるような宝の本がたま〜に眠っていたりするわけです。

僕はせどりの専門家でもなんでもないので詳細は本書を読んでいただきたいのですが、
あちこちのBOOKOFFへ夫婦で本を大量に購入しに行ったり、
古物商許可証を取得したり、
転売に対してのイメージがちょっと変わったかなと
やり続ければそれは立派なビジネス
そして自分が楽しく働ければそれでいいんじゃないかなと
思わせてくれます。

◆なぜアマゾンなのか?

前述した通りアマゾンでは
手数料として15%引かれてしまう

それでもアマゾンにある魅力は量の圧倒的さ。
配送の便利さ。
こうした自分で商品を扱いたいユーザーが出品し易いなどの環境があります。

著者はアマゾンと日本の出版社について次のように語っています。
人間、ライバルがいてお互い切磋琢磨してこそ、進歩、向上していきます。(中略)
しかし、残念ながら現在はアマゾン一人勝ちの状態です。(中略)
日本で最大の書店チェーンである丸善や紀伊國屋書店もそれぞれのウェブサイトを持ち、書籍をネットで販売しています。また古書・古本に関しては、「日本の古本屋」「スーパー源氏」などの専門サイトがあります。 
 私は何のデータも持っていませんが、これらのウェブサイトにおけるネットの取引の売上はアマゾンの一〇〇分の一にも到達していないのではないかと思っています。
これらにトーハン、日販などの大手取次、日本を代表する出版社が連合すれば、十分、アマゾンに対抗できる巨大書籍ウェブサイトができていたのではと思います。
 アマゾンに対抗するのに、ウェブサイトのネームが「利根川」とか「淀川」では国際性を獲得できないのであれば、
「ミシシッピ」「ヴォルガ」「黄河」でもいいでしょう(別に川の名前にこだわる必要はないのですが…)。
 そうすることによってアマゾンと切磋琢磨していけば、アマゾンの15%という手数料にも相対的観性が出てくるというものです。
そのようなウェブサイトが立ち上がれば、今まで以上に出版社、読者にとっても利益となるものになったように思えます。
 どうしてそうすることができなかったか、またこれからもできそうもないのか、そこに日本の出版業界が抱える最大の問題があるようにも思えます。


途中のアマゾンやら「利根川」やらのくだりなど本当に文章全体的に読みやすいのですが
数字ではなく、アマゾンが圧倒的である理由をご自身の経験視点で分析されていたり
アマゾンを使わない手はないという印象を残してくれます。

◆本は滅びない

著者が父親になりたての頃
『つきのぼうや』という絵本を子供に読み聞かせていたというエピソードが最後に書かれていた。
そして30年経った今、自分の子どもが孫娘に『つきのぼうや』を与えて読ませていたそうです。
私はそのとき、もしかすると、この孫娘は幼い心の中で月を見ていたのかもしれません。
自分が昔読んだ『つきのぼうや』のことを思い出し、自分の子供に買ってあげる場面を想像しました。
そう考えると、私の心の中になにか温かいものがこみ上げてくるような気持ちがしました。
同時に、本にはそれぞれの運命があるとは申しますが、科学がいかに進歩し、ネット社会がいかに
発展しようとも、本は滅びることはないということを革新しました。


この人はせどり以前にやっぱり「本」という媒体を本当に好きで
楽しんで読んでいることが伝わる一文です。

人それぞれ、読書という方法があっていいと思いますが
こうやって楽しんで本というものに接することがまず大切だなと改めて感じました。


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大金持ちも驚いた105円という大金 [単行本(ソフトカバー)]


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【後記】
体感温度差が
激しく土曜日はダウンしてしまいました・・・
体調管理はしっかりしたいものです。体が資本ですよね。

そういえば今回の著者のブログはこちらになります。
せどりの成果が書かれていたり
何かわからないですけれどほのぼのとさせてくれる魅力がありますね。

twitterやってますのでお気軽にfollow me↓


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Posted by hiro at 05:55│Comments(2)  
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コメント一覧

1. Posted by kesi   2010年09月28日 00:38
kesiと申します
ブログ拝見させて頂きました
とても参考になる事が多く
また訪問して読ませて頂きます
2. Posted by hiro   2010年09月30日 09:33
>kesiさん
はじめまして。
参考になれば幸いです!

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