この海賊の辞書に「反省」という文字はない - 430 ジョブズはなぜ、「石ころ」から成功者(ダイアモンド)になれたのか?:あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
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2010年10月19日

Apple創業者
Steve Jobs自体の説明は
不要だろうが、彼がどうやって“今”を築いたか

その歴史を知っておく必要はあるなと
思い本書を手にした。

今回の本
4766710983


ジョブズはなぜ、「石ころ」から成功者(ダイアモンド)になれたのか?


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Appleを起業し、追放され、ピクサーでトイストーリーをヒットさせ
Appleに戻り、iPodをはじめヒット商品をつくり続ける
そんなジョブズの足跡から、彼が何に動かされているか
断片を掴むことができた。




【目次】
第1章 まだ夢が白紙なら?自分を探す前に、自分をショーウィンドウに飾れ
第2章 まだ半人前扱いなら?常識を覚えるよりも、ノーの言い方を覚えろ
第3章 まだチームが組めないなら?成長には親友をつくれ、成功には戦友をつのれ
第4章 まだ貧乏なら?「貯めてから」ではなく、他人の金を使って進む
第5章 まだ売りものがないなら?真似するのでなく、うまく盗むことで独創する
第6章 まだ弱点だらけなら?失敗に学ぶのもいいが、失敗を忘れるのはもっといい


【書感】

Jobsの足跡が追える本書。

そのまま普通に足跡を追うのもいいが
それは本書を買うという行為に譲るとして、
特に興味深かったもの

“ジョブズ流の組織形成”
“ヒット商品の発送方法”
“失敗に対してどう対処するか”

と3点ピックアップして紐解いていこうと思う。

◆海賊旗を掲げて


ジョブズの組織の作り方は
「核となる仲間をつくる」→「優秀な人間を集める」→「右腕をつくる」→「関係が壊れればつくる」→「似たもの同士と手を結ぶ」→「多様な人材を育てる」

この方法が繰り返される。
AppleやPIXARのときも

その様を、本書では“海賊”のように捉えられている。

集めるメンバーに学歴や経験は不要
人格の円満性、協調性もそんなに期待されない
とにかく頭のきれるやつ
有能であれば拉致さえもする。

と、仲間の集め方もやりたい放題気味
神出鬼没に働き、あちこち遠くまで行き、
海賊のように宝を世界にもたらす

まぬけなやつがいたら即退場。
多くなりすぎてもいけない。
関係が壊れたらバイバイするか、別な場所を見つけて
新たな旗を掲げるのだ

また、強い組織をつくるためにやっていることの特徴として
「ノー」をつきつける
というのがとても印象的だ。
「ジョブズの辞書には、ノーという言葉はなかった。それは彼にとってなんの意味もない。
ノーとは、彼にとって単なる一時的な障害であり、つねに乗り越えるべきものだった」

と書かれている通り、この「ノー」は部下を120%の力で戦わせるために
奮い立たせる魔法の言葉だ

この言葉が振りかざされた時
ある種、激闘だったり、死闘のような状況が生まれるのだが
その先には妥協なき、可能性が生まれているのも
ジョブズが上手に「ノー」を振りかざしている結果ではないだろうか。

◆海賊らしく奪い取る

「凡人はまねる、天才は盗む」とは天才画家パブロ・ピカソの言葉で、ジョブズが好んで用いたものだが、独創的なまね方、盗み方をすれば、それは独創になるのである。

と奪ってクリエイトするエピソードもかなり書かれている。

ゼロックスのパロアルト研究所を見学したエピソードが記載されているのだが、
このパロアルト研究所で学んだことはリサ・プロジェクトという研究に用いられることになる。
結果的にリサ・プロジェクトというプロジェクトは
ジョブズが外され失敗に終わる。

ただ、ここで盗み学んだことがきっかけで
「Macintosh」が誕生することになる。

設計図を盗んだわけではなく
日の目を見なかった技術を救い出し、新たな命を吹き込み、世の中に革命を起こした
と語るように0から1を創るということはしていないけれど1を2で終わらせることなく
100にも1000にもしてしまうのが技術を奪い取る力

「私は質のよいスポンジにすぎません。アイデアを吸収し、使えるようにしただけです。」とはエジソンの言葉だ。アイデアを吸収し、それを製品に変えていく能力の高さはジョブズも同様だった。
「彼は情報を吸い取るように取り込む。集中すると、スポンジのようだった」
という言葉になぞられている。

また、ポラロイド社創業者のエドウィン・ランドの言葉を聞いてのジョブズの反応を見てもらうとわかるが
「世界とは、収穫されるのを待っている実り豊かな畑のようなものだ。種はもうまかれていて、私のすべきことは、行ってもっと多くの種をまき、収穫することなのだ」
「僕が考えていることとまったく同じだ。まだ発明される前の製品について話したくて部屋に入っていくと、その製品がテーブルの真ん中に置いてあるかのように見えてくる。僕がしなくちゃいけないことは、それを具体化し、生命を与え、まさにランド氏がいったように収穫することなんだ」
「最高のエンジニアは、実はアーティスト」なんていう言葉もあるが
真似さえされない大差をつける
圧倒的なこだわりを持つ。

その美しさにこだわりは
Macもそうだし、iPhone、iPadとしっかり
シンプルでスタイリッシュなある種の芸術として息づいている。

◆失敗を重ねて

もちろんジョブズがすべて純分満帆にいったか
といえば、そうではない。
多くの成功者は多くの失敗をしている。
それはジョブズも例外ではないのだが、

ジョブズの失敗の捉え方はちょっと面白い。
「ダメだったから次は堅実に」「ミスをしたから取り返そう」という態度は、失敗に学んでいるようで、実は失敗を引きずっている。
失敗は失敗。きれいさっぱり忘れてゼロから次のステップに挑戦したほうがいい。再び同じ失敗を繰り返すかもしれないが、命さえ取られなければいい。失敗などなかったかのように、つねにイノベーションに挑むことが大切だ。
と著者がいっている通り、ジョブズは失敗に対して反省もしない。
というか、イノベーションを起こすために失敗をいちいち気に止めている暇が無かったから
反省という文字はジョブズの辞書には無いのだろう。

日々の行動では、これではいけないかもしれないけれど、
大きなビジネスになればなるほど、
「失敗に学ぶ」より、「失敗を超然とする」ことが大切になってくる。


最後に、印象深かった言葉で締めたい。
「アップルとの関係は初恋のようなものだ。初恋を忘れられないように、僕はアップルのことを忘れられないだろう。
僕にとってのアップルは、あそこで働く人々の精神の中に、事業に取り組む哲学と目的があるんだ。コンピュータが単なる商品という場になってしまったら、ロマンのない場になってしまったら、そこで働く人々が、コンピュータというものが人類最高の発明だということを忘れてしまったら、その時こそ、僕のアップルのなくなる日だ。
逆にどんなに離れていても、社員がこうした思いを胸に抱き、偉大なパーソナルコンピュータを創ろうとしているかぎり、僕は自分の遺伝子がそこに生き続けていると感じることができるんだ」
<中略>
「自分が世界を変えられると本気で信じている人たちこそが、本当に世界を変えている。」
爆発的な想いは強さをつくるし
誇りを持って突き進めば世界を変えられる。

ただし、生半可な想いでは、ダメで
本気になって、本当に世界を変えてやろう、
イノベーションを起こしてやろうと突き進まなければいけない。

そりゃ成功するわけだ
負けないで常に戦いを挑んでいるのだから。


4766710983


ジョブズはなぜ、「石ころ」から成功者(ダイアモンド)になれたのか?


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【後記】

50過ぎて最近になって人の育成や自分の行動に対して“考えるようになった”
と書かれていたところがちょっと面白かった。

こういう本を読むと元気が出てくるのは間違いないかな。
それにしても最近新書、文庫ばかり読んでいるなぁ
ハードカバーは切り刻んでしまっているしね…

まぁウェイト的に軽く
学びが重くであればそれに越したことはないですね。

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コメント一覧

1. Posted by 片木   2010年10月22日 07:33
ジョブス、と言えば、ついに出ましたね。新型ノートパソコン。さらに1ミリ薄くなり、なんといっても開けたとたんに起動する、っていうのが素晴しい。PCもいよいよ家電になりましたね。すこし興奮しております。
2. Posted by hiro   2010年10月26日 00:53
>片木さん
ノウハウをうまい具合に自社の中でスパイラルさせているなと感じられます。仰られている通り魅了する商品を出しているわけですからね。
見習いたいところが多い次第です。

>Myアフィリエイトスカウト事務局松嶋さん
可能であれば右上のフォームでご連絡頂ければと思います。
ご紹介いただいた内容は拝見させて頂きますので
コメント欄からは削除させて頂きますね。

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