あなたの「仕事」を変える選択的3つの断捨離のススメ - 454 ビジネスパーソンのための断捨離思考のすすめ:あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
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2010年12月15日

捨離といえば
今年色々な方面で取り上げられて

以前紹介した「モノと共存するかたづけかた -371 断捨離のすすめ」もかなりのアクセスを集めています。

今回の本
ビジネスパーソンのための断捨離思考のすすめ (DO  BOOKS) ,田崎正巳,4495591517


ビジネスパーソンのための断捨離思考のすすめ (DO BOOKS)

田崎正巳

[詳細はAmazonで⇒]


では、そんな「断捨離」をビジネスに用いたら?
というスタンスで紹介されている。

本書、同文舘出版 津川様から献本頂きました。
ありがとうございます。

ビジネスで「断捨離」?
と聞いてもいまいちピンとこないかもしれないが、
さて、どういうことなのでしょうか?



【書感】

日本人
限られたスペースを最大限に活かすということが得意で日本庭園、茶室などをはじめ
徹底的にムダを排除した中から、本当に伝えたいもの、必要なものを生み出すことができた
ということを上手にやってきた背景があります。

この特性は「断捨離」にも同じことが言えるので
「断捨離」は割と馴染みやすい考え方として
本書では扱われています。

今回は「ビジネスでの断捨離」という考え方を知らなければならないので
まず、ビジネスにおいてはどのような断捨離があるかを知ることにしましょう。

「前向きな断捨離」と「残念な断捨離」

おさらいとして、断捨離のことを思い返してみましょう。
「不要・不適・不快」なモノを断ち、捨て、離れる
簡単に言うと
「今、自分の手元、周囲にあるモノは本当に今の自分に必要なのか?」

ということだそうです。
と以前にも書きました。

その、断ち、捨て、離れるがタイミングによっては武器にもなる
「前向きな断捨離」というものがあることを理解すればいいでしょう。

会社の経営状況が悪化したりして発生する「リストラ」などを本書では
「残念な断捨離」と呼ばれる部類に入ると書かれている。

次の図を見てもわかるように、

タイムリミットが来てしまってから捨てるようになる状態を
「残念な断捨離」と言っているわけです。


この「残念な断捨離」なんてものを極力避けるためにどうすればいいか?
というのが本書のスタンスである。


断捨離を実行するための5つの資質


ビジネスにおいて断捨離を実行するためにはどうすればいいかという例が
断捨離を実行できる人の5つの資質ということで次のように紹介されていたので
紹介しておこうと思う。

1.自己認識できる人。または「自社認識」できる人
自己の認識をより高い目標に向かって持って行ける

2.自己否定に打ち勝てる人
今まで行なってきたことを全て否定できる気持ちを持って現在・未来を重視する人

3.無私の心になれる人
自分のため、自分を引き立てた人々のためでなく、反対するパワーに屈しない無私の心が持てる人

4.供給者の論理に陥らず、消費者やユーザーの論理で考えられる人
本当に消費者を考えているか、突き詰めて物事を考える力がある人

5.論理と証拠で決断することができる人
前提条件なしに十分納得させる判断を示す能力がある人

これは武田薬品の武田氏、伊藤忠商事の丹羽氏を例に考えられた資質だそうだが
全てが全てできるというのは難しい、(できていれば苦労しないはず・・・)
ですが少しずつ意識して資質は磨いていきたいものです。

さて、それでは、「断」「捨」「離」の3つの視点でどうすれば
ビジネスに、自分に、影響のあることができるか考えてみましょう。

「捨てる」

断捨離において捨てることは超重要。
普通の「捨てる」だと、そのモノ自体とオサラバという感じですが
ビジネス上の断捨離の「捨てる」は自らの居場所を見直すのに使われます。

特にサービスを売る事業においては
「顧客視点」という視点を見失ってはいけません。

例えばJALの例
JALは「日本のフラッグシップ」とある種の「誇り」を捨てることができませんでした。

フラッグシップだから高給取り
フラッグシップだから世界中国を代表して飛行機を飛ばさなければいけない
フラッグシップだからホテルも経営しなければ
フラッグシップだから潰れるはずがない

という「自らの誇り」視点になってしまい
本来考えなければならない「顧客」へのニーズがおろそかになり
自己の会社だけの利益を見るようになってしまい自滅していくということが
ほとんどなわけです。

つまり、自分の立ち位置を再度確認し
「顧客のため」に本当にこれは必要なものなのか?
我々がやる必要性はあるのか?
過去の成功体験にいつまでもしがみついていないか?

と見直し
何を捨てるべきかを判断することが大切なのです。

「モノ」によっては価値のあるうちに「捨てる」という選択をするのも
立派な考えであるということを知っておくことが大切でしょう。

「離す」

成功した仕事をいつまでも自分で抱えていてもどうしょうもありません。
それこそ、捨てるタイミングを失って不要の産物にしてしまいます。
しかし、ただ捨てるだけでは後に続く人がいないので仕事を「切り出す」ことをしましょう。

切り出しのポイントは3つ

1.その仕事の目的を相手がわかるように明確に話す
何のために、このことをやるのかを的確に話すことによって切り出し先の相手に理解される
というのがファーストステップ。間違っても作業内容だけを話して「単なる作業者」にしないこと。

2.その仕事ができ上がっている状態を明確に話す
どの程度のものを望んでいるか、範囲をラフでもいいので伝える。
そのアウトプットを使って、誰がやるのか?どう使われるのか?を共有し
「やらなくていい範囲外」はどこかを決めるのもよい。
客観的な指標で共通認識を持てると更に良い。

3.期日と途中でチェックする日を決めておく
相手の能力、忙しさで十分達成できるであろう期日を設定する。
そして期日の重要性も共有しておく。
期日の間に時間が空くようであれば、チェックポイントを設け
定期的にレビューするようにする。

これらをきちんと文面に残す(メモやメールなどで)

として、どんどん仕事を離していくことは大切です。
そうすればいざというときは自分も助っ人になれるわけですし、
何かトラブルがあっても人的に冗長構成になっているわけですから。
仕事は一人でやるものではないと理解しましょう。
(この離すであれば明日からでも意識すればできそうですね。)

「断つ」

人は何かを選ぶために何かを捨てています。
でもその捨てるという選択肢を選んだ、決めたのも自分自身です。

どうせやるのであれば「自己満足」のために仕事もしたいものです。


ただ、この自己満足。
注意しないといけないのは、自己中心的な自分だけ良ければ、
他人はどうでもいいという考え方ではありません。

そして、自分を満たすためには
「他人軸」という考えを「断」ちましょう。
他人の評価軸ではなく、自分で考え、自分で目標を設定し、自分で評価する

20代であれば仕事に魂を注ぐとか決めます。
いくら効率的に効率的にといっても、たかが知れています。

確かにプライベートを考えると、これでいいのかな?
という意見もでてくるかもしれないですが
20代のうちに先行投資しておけば
貯まった経験値で後々ラクに、楽しくなるという可能性だってあるわけです。

例えば、キャリアアップのために海外留学を選択するにしても、
なんであんな国に行くの?
どうしていまのポジションを捨ててまで?
なんて言われるかもしれませんが、それはあくまで「他人軸」の考え方です。

自分の人生「他人軸」という考え方は断ち、自分で選択して
自分が今後も興味を持ってやりたいことを選べる人生を生きましょう。
自分の一回きりの人生を「他人軸」で生きてもしょうがいないですからね。

●最後に

ビジネスに対する「断捨離」ということで
進めてきましたが結局のところビジネスだろうとプライベートだろうと
「断つ」「捨てる」「離れる」ということを積極的に使いこなしてこそ
「断捨離」ができていると言えるのではないだろうか?

一度「断捨離」によって頭の中をクリアにし
その思考を使って更に高度な仕事に活かす
そうしていけばあなたの人生もうまく回っていくのではないでしょうか?

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【後記】
モノを捨てるほうの断捨離も
効果的につかっていきたいですね。

そろそろ大掃除の時期ですし・・・。

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