2010年12月22日
日本には諸外国と
違った独特の色がある。
その為、海外の成功法則をいくら適用したとしても
それを日本ベースに落とし込まないといけないわけである。
今回の本

日本人の成功法則
神田昌典、渡部昇一
[詳細はAmazonで⇒
]
神田昌典さんとその神田さんを導いた「マーフィー眠りながら成功する 」の翻訳者である渡部昇一(大島淳一)氏の対談本である。
上智大出身と共通点のあるお二人だが
年齢的には父と子ほど離れている。
そんなお二人から語られる「成功法則」とはいったい
どんなものか?
触れていきたいと思う。
違った独特の色がある。
その為、海外の成功法則をいくら適用したとしても
それを日本ベースに落とし込まないといけないわけである。
今回の本

日本人の成功法則
神田昌典、渡部昇一
[詳細はAmazonで⇒

神田昌典さんとその神田さんを導いた「マーフィー眠りながら成功する 」の翻訳者である渡部昇一(大島淳一)氏の対談本である。
上智大出身と共通点のあるお二人だが
年齢的には父と子ほど離れている。
そんなお二人から語られる「成功法則」とはいったい
どんなものか?
触れていきたいと思う。
【目次】
【書感】
成功というと莫大な金を手にしたり
人に尊敬されたり、幸せな家庭を築いたり、それは人によってまちまちだろう。
何が成功なのか?と問われると一概に答えもないように思える。
では、何を掴めた時成功がはじまるのか。
そんな視点で5つのことをピックアップしてみた。
渡部氏は日本が貧しい時代にドイツやイギリスに留学する学力を養い、ドイツ語で学位論文を書いたりとコツコツ実力をつけつつ、本名を使わずに「大島淳一」というペンネームで活動したりという下積みがあった、神田さんもMBAを取ったはいいがリストラにあったり、支店で売上を達成させて本を書く種をつくったりと苦労をしてきているわけです。
さらに神田さんは成功した人や成功できなかった人、大勢の人を見てきて、さまざまな理論を組み合わせた結果、
「人生七年周期」説ということを考えついたそうです。
これは七周期12ステップでまわると全体で84年の日本人の平均寿命になるという考えです。
そして、これをビジネスに適用すると大切になるのが
21歳から28歳の間の「下積み(care giver)」の7年
この7年が非常に重要な年でこの間の仕事が後の仕事の価値を形成するとも述べています。
またちょっと考え方を変えると「人生12年サイクル」という捉え方もできるわけで、
これは後述しますが大体3年で春・夏・秋・冬が回ってくる計算ができ人生プランを描くには役に立つそうです。
このあたりは「春夏秋冬理論」でググるといいでしょう。
吉田松陰は安政の大獄で捕らえられ若干30歳で斬首されます。
学問にもすぐれ、行動力もあり、人望もあった松陰のような人物が30歳で人生を終えた
ということは客観的な観点から見れば残念な評価となるが、本人がどう考えていたかは分かりません。
松下村塾を出た人材は日本史に絶大な影響を及ぼすような人たちばかりであったわけなので
主観的に見れば満足な人生だったと捉えることだってできるわけです。
このことは松陰が門弟であった高杉晋作に送った手紙の中で
「死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし」と残しているし、
『留魂録 』という本には次のことを残しています。
ただ、惜しい惜しいとダラダラ生きるのであれば「死して不朽の見込み」ありと思い潔く死ぬのが男だ、というのが松陰の思想の要諦であります。
まぁ潔く死ぬなんて考えに至らないまでも人と比べず、自分なりの人生を懸命に生きることは大切なのではないでしょうか。
神田さんの世代は「ウルトラマン」や「仮面ライダー」といった正義の見方が必ず「悪」を倒す。
敵と戦うこと。街を壊してでも倒した敵が爆散して散った塊を無視してでも「悪」と戦うことが世代である
ところが、最近だとウルトラマンですら怪獣を倒さず宇宙に返したり
「ポケモン」というひとりひとりは可愛くて、それぞれに進化する。そしてあくまで
戦いは「ゲーム」そういった価値観が築かれ
男性的に戦ったり、人の上に立って世界を引っ張ったりすることがプラスだった世界から、女性的に調和することが大事なんだという価値観に変わっていく
こう考えると世界で「ポケモン」が受け入れられいるので日本だけでなく
世界を通してもこういった価値観を持っている人々が増えるわけで
たかが子供のアニメと馬鹿にできなく「トレンド」を読むのにはなかなか役に立つツールとして
捉えることができるわけである。
本に限らず、テキストでもいいわけだが、「音読」には素晴らし効果があると渡部氏は仰っている。
トマス・マコーレーの「英国史」という1冊800ページ全四巻の複雑な英文を音読されているようだが、
文章を理解するというのは最初は難しいけれども、毎日読むことで慣れてきてだんだん分かるようになるそうだ。
音読すると途中で意味が分からなくなることもある。そういったときは黙読、辞書で意味をつかみ
再び音読するそうです。これを一、二年つづけるだけで見違えるほど力がつくそうです。
ちなみに神田さんはオバマの演説を全文暗記したそうです。
全文暗記によって、やはり一石三鳥効果があったそうです。
英語が上達する。
耳で聞いただけでわからないような政策ポリシーがよくわかるようになり行間を読めるようになり、深い哲学に基づいているということがわかった
スピーチを暗誦することで日々の問題をオバマ的発想で考えられるようになった
という効果があったそうです。良いスピーチを暗誦することは英語の勉強、考える力を養うことにも使えとても効果的みたいです。
年間3万人程の自殺者が今の日本にはいる。戦争をしているわけでもないのに多くの人が亡くなる。
これを神田さんは「心の内戦」と呼んでいる。大黒柱が過労で倒れるかもしれない、子どもがいじめ
登校拒否で命を断つかもしれない、リストラに怯えたり常にストレスに晒されて過労死、自殺が待っている、そんな家庭が少なくないのは事実でしょう。
神田さんの周りの経営者の人たちは中卒や高卒といった学歴だけれども力強く生きているそうです。心の内戦が起きる心情というのは「型」にハマることから発生するのだと僕自身も思います。
これからの時代「型」なんて気にせず、常に自分の置かれた立場を考え、補うように努力してキャリアを積める人が輝ける時代なんだと感じられます。
なので一般的な「型」の考えをすること「もう辞めにしませんか?」
自分で自分の人生を切り拓いていったほうが楽しいですし、「自分」は「自分」誰かと比べる必要なんてこれっぽちもないですからね。
自分の人生の四季を感じる。これって先が見えないから難しいことは確かなのだけれども「心の内戦」と呼ばれることから離れるには効果的なことなのではないかと思う。
この「心の内戦」が起きているのは、自分を見極めず、流されて生きている証拠ではないかと僕は感じた。
僕らの世代はテレビやネットといった情報が溢れている
この溢れでた有り触れた情報を見極めようとせずに流されて、流されて生活すると、それは自分の能力向上にもつながらないわけだから「なんで私だけ」という状態をつくってしまうのではないかなと思う。
にも関わらず、世間は「ポケモン」のように進化したり強くなったりできないもので
「悪」を制裁してきた世代で成り立っているため
「勝負」に満たされているわけだからギャップに負けて自ら命を断つという人が出てしまっている。
もちろん「金」という成功指標も大切だけれども
それよりも、一般的な人生観なんかに振り回されずに自分の人生を考えて
自分なりの四季を感じ、比べることを辞め「私は私だから」となれた時
初めて成功といえる一歩を踏み出せるんじゃないかと思える一冊ではないかな。

日本人の成功法則
神田昌典、渡部昇一
[詳細はAmazonで⇒
]
Tweet
【後記】
久々にモロ成功法則系の本を読みましたが
神田さんの本は面白いなぁとマンマと釣られてしまいました。
なかなか異色の対談本だったので得るものが大きかったですね。
ちなみに僕は来年から冬の時代に入るそうです。
ここから試せるのでご興味あるかたは是非。
twitterやってますのでお気軽にfollow me↓


もしくは

に登録頂けるとありがたいです。
Presented by hiro
ブログトップへ戻る
第一章 人生を好転させる条件
第二章 お金に好かれる条件
第三章 人生の流れをつかむ条件
第四章 歴史観を育てる条件
第五章 トレンドを読む条件
第六章 人生の師と出会う条件
第七章 世代を超えた「知的生活の条件」
【書感】
成功というと莫大な金を手にしたり
人に尊敬されたり、幸せな家庭を築いたり、それは人によってまちまちだろう。
何が成功なのか?と問われると一概に答えもないように思える。
では、何を掴めた時成功がはじまるのか。
そんな視点で5つのことをピックアップしてみた。
人のサイクルを知る
本書に登場する渡部氏・神田さんは初めから成功していたわけではない。渡部氏は日本が貧しい時代にドイツやイギリスに留学する学力を養い、ドイツ語で学位論文を書いたりとコツコツ実力をつけつつ、本名を使わずに「大島淳一」というペンネームで活動したりという下積みがあった、神田さんもMBAを取ったはいいがリストラにあったり、支店で売上を達成させて本を書く種をつくったりと苦労をしてきているわけです。
最近の人は「手っ取り早く成功したい」「手っ取り早く楽になりたい」という気が強すぎるように思います。実際、とんとん拍子に成功するケースもありますが、さまざまな起業家やビジネスマンを見てきた私の経験からいわせてもらうと、一歩一歩階段を踏みしめずに上に行った人というのは土台がゆるんでいるため、ちょっとうまくいっても、すぐに落ちてしまう場合が非常に多い。なんだかんだ言っても下積み時代に何をしたかが今後の人生を左右するのは間違いないということです。
さらに神田さんは成功した人や成功できなかった人、大勢の人を見てきて、さまざまな理論を組み合わせた結果、
「人生七年周期」説ということを考えついたそうです。
これは七周期12ステップでまわると全体で84年の日本人の平均寿命になるという考えです。
そして、これをビジネスに適用すると大切になるのが
21歳から28歳の間の「下積み(care giver)」の7年
この7年が非常に重要な年でこの間の仕事が後の仕事の価値を形成するとも述べています。
またちょっと考え方を変えると「人生12年サイクル」という捉え方もできるわけで、
これは後述しますが大体3年で春・夏・秋・冬が回ってくる計算ができ人生プランを描くには役に立つそうです。
このあたりは「春夏秋冬理論」でググるといいでしょう。
人生の四季をつかむ
渡部氏は吉田松陰にならって人生に四季があると述べている。吉田松陰は安政の大獄で捕らえられ若干30歳で斬首されます。
学問にもすぐれ、行動力もあり、人望もあった松陰のような人物が30歳で人生を終えた
ということは客観的な観点から見れば残念な評価となるが、本人がどう考えていたかは分かりません。
松下村塾を出た人材は日本史に絶大な影響を及ぼすような人たちばかりであったわけなので
主観的に見れば満足な人生だったと捉えることだってできるわけです。
このことは松陰が門弟であった高杉晋作に送った手紙の中で
「死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし」と残しているし、
『留魂録 』という本には次のことを残しています。
私は三〇歳で生を終わろうとしている。いまだひとつも事を成し遂げることなくこのまま死ぬというのは、これまで育てた穀物が花を咲かせず、実をつけなかったことに似ているから惜しむべきことかもしれない。しかし、私自身について考えれば、やはり花が咲き、実りを迎えたときなのであろう。なぜなら人の寿命には定まりがないからだ。人間は、四季をめぐって営まれる農事とは違うのである。その人にはその人にふさわしい春夏秋冬があるというべきだ。一〇歳にして死ぬものには、その一〇歳のなかにおのずから四季がある。二〇歳にはおのずから二〇歳の四季が、三〇歳にはおのずから三〇歳の四季が、五〇、一〇〇歳にもおのずから四季があるのだ」つまり、命が惜しいと思えばいつだって命は惜しい物になる。
ただ、惜しい惜しいとダラダラ生きるのであれば「死して不朽の見込み」ありと思い潔く死ぬのが男だ、というのが松陰の思想の要諦であります。
まぁ潔く死ぬなんて考えに至らないまでも人と比べず、自分なりの人生を懸命に生きることは大切なのではないでしょうか。
「世代のトレンド」を読む
トレンドの読み方を神田さんは面白く説いている。神田さんの世代は「ウルトラマン」や「仮面ライダー」といった正義の見方が必ず「悪」を倒す。
敵と戦うこと。街を壊してでも倒した敵が爆散して散った塊を無視してでも「悪」と戦うことが世代である
ところが、最近だとウルトラマンですら怪獣を倒さず宇宙に返したり
「ポケモン」というひとりひとりは可愛くて、それぞれに進化する。そしてあくまで
戦いは「ゲーム」そういった価値観が築かれ
男性的に戦ったり、人の上に立って世界を引っ張ったりすることがプラスだった世界から、女性的に調和することが大事なんだという価値観に変わっていく
こう考えると世界で「ポケモン」が受け入れられいるので日本だけでなく
世界を通してもこういった価値観を持っている人々が増えるわけで
たかが子供のアニメと馬鹿にできなく「トレンド」を読むのにはなかなか役に立つツールとして
捉えることができるわけである。
音読は「一石三鳥」
本の使い方はパッと読んでいい本もあれば精読すべき本もある。本に限らず、テキストでもいいわけだが、「音読」には素晴らし効果があると渡部氏は仰っている。
トマス・マコーレーの「英国史」という1冊800ページ全四巻の複雑な英文を音読されているようだが、
文章を理解するというのは最初は難しいけれども、毎日読むことで慣れてきてだんだん分かるようになるそうだ。
音読すると途中で意味が分からなくなることもある。そういったときは黙読、辞書で意味をつかみ
再び音読するそうです。これを一、二年つづけるだけで見違えるほど力がつくそうです。
ちなみに神田さんはオバマの演説を全文暗記したそうです。
全文暗記によって、やはり一石三鳥効果があったそうです。
英語が上達する。
耳で聞いただけでわからないような政策ポリシーがよくわかるようになり行間を読めるようになり、深い哲学に基づいているということがわかった
スピーチを暗誦することで日々の問題をオバマ的発想で考えられるようになった
という効果があったそうです。良いスピーチを暗誦することは英語の勉強、考える力を養うことにも使えとても効果的みたいです。
「心の内戦」の時代のビジネスマン
現代人である我々と「心」の問題は切り離せない問題である。年間3万人程の自殺者が今の日本にはいる。戦争をしているわけでもないのに多くの人が亡くなる。
これを神田さんは「心の内戦」と呼んでいる。大黒柱が過労で倒れるかもしれない、子どもがいじめ
登校拒否で命を断つかもしれない、リストラに怯えたり常にストレスに晒されて過労死、自殺が待っている、そんな家庭が少なくないのは事実でしょう。
神田さんの周りの経営者の人たちは中卒や高卒といった学歴だけれども力強く生きているそうです。心の内戦が起きる心情というのは「型」にハマることから発生するのだと僕自身も思います。
これからの時代「型」なんて気にせず、常に自分の置かれた立場を考え、補うように努力してキャリアを積める人が輝ける時代なんだと感じられます。
なので一般的な「型」の考えをすること「もう辞めにしませんか?」
自分で自分の人生を切り拓いていったほうが楽しいですし、「自分」は「自分」誰かと比べる必要なんてこれっぽちもないですからね。
●最後に
自分の人生の四季を感じる。これって先が見えないから難しいことは確かなのだけれども「心の内戦」と呼ばれることから離れるには効果的なことなのではないかと思う。
この「心の内戦」が起きているのは、自分を見極めず、流されて生きている証拠ではないかと僕は感じた。
僕らの世代はテレビやネットといった情報が溢れている
この溢れでた有り触れた情報を見極めようとせずに流されて、流されて生活すると、それは自分の能力向上にもつながらないわけだから「なんで私だけ」という状態をつくってしまうのではないかなと思う。
にも関わらず、世間は「ポケモン」のように進化したり強くなったりできないもので
「悪」を制裁してきた世代で成り立っているため
「勝負」に満たされているわけだからギャップに負けて自ら命を断つという人が出てしまっている。
もちろん「金」という成功指標も大切だけれども
それよりも、一般的な人生観なんかに振り回されずに自分の人生を考えて
自分なりの四季を感じ、比べることを辞め「私は私だから」となれた時
初めて成功といえる一歩を踏み出せるんじゃないかと思える一冊ではないかな。

日本人の成功法則
神田昌典、渡部昇一
[詳細はAmazonで⇒

Tweet
【後記】
久々にモロ成功法則系の本を読みましたが
神田さんの本は面白いなぁとマンマと釣られてしまいました。
なかなか異色の対談本だったので得るものが大きかったですね。
ちなみに僕は来年から冬の時代に入るそうです。
ここから試せるのでご興味あるかたは是非。
twitterやってますのでお気軽にfollow me↓


もしくは

に登録頂けるとありがたいです。
Presented by hiro
ブログトップへ戻る