「いま」をベストに生きることが、すべてのはじまり。 - 481 今日が残りの人生最初の日:あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術 ⇒ 読書「いま」をベストに生きることが、すべてのはじまり。 - 481 今日が残りの人生最初の日

2011年08月09日

日も疲れた、今日も仕事か、かったるいなぁと
何か負のスパイラルから抜けられないな…という人は今回の本を読むことで、ちょっとリラックスでき、ちょっと思考がポジティブになるかもしれません。

今回の本
今日が残りの人生最初の日 ,須藤 元気,4062166291


今日が残りの人生最初の日

須藤 元気

[詳細はAmazonで⇒]


結構な冊数を本ブログでも取り上げている須藤元気さんの著書です。

決して長くない人生。
落ち込んだり、落ち込んだり、落ち込んだりとなっている人へは
ちょうどいい機会になるかもしれません。

では、行ってみましょう!




【目次】
第1章 行動を変える
第2章 思考を変える


【書感】
つの大きなテーマというのが本書の特徴で、その2つのテーマは「行動」と「思考」を変える。それも急激に変えるのではなく、ちょっとずつ変えることによって、こう考えるととても簡単なことかもしれない。

色々書きたいことはあるのですが、今回は7つのポイントに絞ってピックアップしてみました。
(それでも大分色々書いてますが…)

■「もの」の新陳代謝をしてみる

断捨離」の考え方に似ているが、須藤氏は一日一個「もの」を手放しているそうだ。
古いものや使わないものは古い振動数があるので、自分自身のエネルギーを奪うそうだ、これはちょっとスピリチュアルじゃない?と思うかも知れないけれど、インプットとアウトプットを繰り返して、新陳代謝していくということは新しいアイデア、問題の解決策につながるという場合だってある。

捨てるのが勿体なければ、その日に会った誰かにあげてしまえばいい。
何年も使わないものに家賃を払っていると考えれば捨てるのがちょっと楽になる。

人間の細胞ですら、三ヶ月もすれば、まったく新しい自分に生まれ変わっているし、マザーテレサやブッダなどの偉人もものには縛られていない、ものの多さと幸せは比例するわけではないし、しかもものを維持するというのはいまの状態を保つのにパワーを使うわけで、新しいチャレンジの妨げにもつながる。心の余裕を持つために、今日は何を手放そうと考えたほうが、新たな発見があるのかもしれない。

■毎日にちょっとした変化を

何かに悩んで壁にぶつかった時、一番よくないのは、同じ思考パターンでずっとそのことばかりを考えてしまうことである。
同じ思考パターンが続くと悩みは延々と続いて悩み自体に悩んでいる最悪の状態になってしまう。

須藤氏がこんな状態になってしまった時に意識することは、生活に非日常を採り入れることだそうだ、人というのは気づいたら、毎日を同じパターンで過ごし、毎日を固定化してしまう。これは楽だけれども、人生という時間を案外無駄遣いしている。新たなインプット、アウトプットがないと悩みの解決もできないし、自分の成長さえも止めてしまう。

須藤氏は現役時代、どこにも所属していなかったので、非日常を演出するために出稽古をしたそうだ。これにより常に緊張感を得て、脳を活性化し違う思考パターンでものごとを考えることができたそうだ。

ただ、普通の会社員であれば出稽古みたいな演出はなかなか難しいので、休日を非日常にする。例えば、ビジネス書以外の本を読むとか、普段行くカフェとは違うカフェに行ってみるとか、何年も会っていない友人に会ってみるとか、新しいことをすることで思考パターンが変わり、世界が違って見えてくる。悩んでいるのであれば、ちょっと自分の日常にスパイスを加えるつもりで非日常を演じてみてもいいのではないだろうか。

■「罪ある言葉」をやめてみよう

嫌なことがあったり、自分のやりたいことがうまくいかないとき、つい口にしてしまうのが「他人の悪口」

「他人の悪口」なんていうのは言ったぶんだけ、自分も言われていると認識したほうがいいのだが、言わないを実践するとなるとなかなか難しいのものである。
(自分が言わなくても、周りの人が悪口の同意を求めてきたり…)

これに対して、須藤氏が考えたのは、悪口とは真逆の褒め言葉として発すること
「あいつ本当最高です」
「一生祝ってやる」
「天国に行きやがれ」
なんて、こうなってくるとなんだか間抜けになってきて、悪口を言うことの馬鹿らしさが一瞬で理解できる。

須藤氏の愛読書でシャーマンのドン・ミゲル・ルイスの「四つの約束 」という本の中で、悪口を「罪のある言葉」と定義しているそうです。
 悪口は他人を傷つけ、嫌な気分にさせる。
それだけではない。悪口を言われた他人もあなたに対して嫌なイメージを持つのだから、結局は自分を傷つけることにつながっていく。
 悪口、つまり罪のある言葉を使うことは、他人を傷つけ自分も傷つける、百害あって一利なしの行為
と断じられているそうだ。

悪口を言わないことによって、誰かが言った須藤氏に対する悪口は、耳までとどかなくなったそうだ。自身の耳に届かなければ、それは悪口ではないし、悪口のない世界になる。つまり、悪口が嫌と思っている人はやっぱりどこかで悪口を言っていて、自分に返って来てしまうわけである。悪口の無い世界は自分で創れる。

ぜひ、明日からは世界を「祝って」あげましょう。

■「いま」を生きよう

須藤氏はつねに危険が伴う格闘技の世界、そして高校時代の同級生の自殺という経験で「死」という明日何があるかわからない世界にいた。というよりは悩みや葛藤が大きすぎて、常に死と向き合うフランス外人部隊への入隊か格闘家になるかを迷ったくらいだったそうだ。

そんな「死」と隣り合わせの世界だからこそ、毎瞬毎秒ベストを尽くす
「いまを生きよう」という気持ちが生まれたそうだ。

そうやって「いま」に着目することで負のスパイラルからも抜け出せたし、人との出会い、本との出会い、格闘技のセオリー、呼吸法、様々な習慣、思考法などで負のスパイラルの発生を防ぐ術を身につけた。

「悩み」というのはある種、「いま」を大切にしていないから発生するものなのかもしれない。
悩んでいないで「いま」を変える勇気をちょっと持つだけで人生は豊かになっていくのかもしれない。

■「これは、いまやるべきか?」と問う

Steve Jobs好きの人であれば有名なエピソードかも知れないが、Jobsは17歳の頃読んだ本の影響で「今日が最後の日」と常に思って生きている。

そして毎朝鏡を見て、自分にこう問いかける
その仕事は本当にやらなければいけないのか?

「いいえ」と答えることしかできなかったとき、いつもやり方を変えた。
実際に余命を宣告された時もこう「今日が最後の日」と思っていたからこそ、生きる力を失わなかった。

なかなかJobsのような考えにはなれないかもしれない。
でも、人生は必ず終わる。
だからこそ、「これは、いまやるべきか?」「やりたいことはなんだ?」と自問する。

人生はいつ終わるかもわからないし、
いつ終わっても後悔のないように
常にベストを尽くしたいものである。

■ネガティブイメージを手放そう

次の紹介されていた小話を読んでみて欲しい。
 あるところに、男性の修行者がふたりいた。彼らは修行中、女性に触れることを禁じられていた。ふたりが修行を続けながら旅していたところ、途中で足に怪我をした女性に出会った。
 そこで、片方の修行者は、禁を破って女性をおぶって街まで連れて行ったのである。片方の修行者は女性を助けず黙って様子を見ていたが、しばらくして、ふたりはまた旅に戻った。
 ずいぶん経ってから、女性を助けなかったほうの修行者が口を開いた。
 「お前はルールを破ったな」
 女性を助けた修行者はこう返した。
 「私はもう女性を手放した。お前はまだ女性を手放していないのか」
 女性を助けた修行者は、すでに女性のイメージを手放していた。
 女性を助けなかった修行者は、戒律にしたがって、女性に触れようとはしなかったが、本当は自分が女性に触れたかったという気持ちがあるのかもしれない。
 つまりはその女性のことが、ずっと頭から離れずに気になっていたのである。
 戒律は守れたとしても、ずっと女性のことを考えているのであれば、ちょっとのあいだ触れることよりも、よほど修行の妨げになるだろう。他人の皿まわしの端っこでふらふらになっているということだ。
この小話が表している通り、手放さない限り、いつまでも負のイメージは付きまとうものである。
こういう経験は多分ほとんどの人が経験したことがあると思う。

どうしても消えないネガティブイメージを消すために須藤氏は「薔薇拭き」というテクニックを用いるそうだ。

方法は、薔薇の束をイメージし、(できなければ本物の薔薇を買ってきて観察する)
薔薇の束をネガティブなイメージに向かって黒板消しのように消していく。
消していく中では薔薇が枯れるとイメージし、ネガティブイメージが消えたら、枯れた薔薇に息を吹き花びらを飛ばし、最後に持っていた薔薇の茎を捨てる。

薔薇には強力な浄化作用がある為、古来から入浴剤、香水に使われ、身体の浄化に利用されているのだが、イメージを浄化するのにも使えるそうだ。
(このあたりが??になったら実際に薔薇を買ったほうが良さそう。)

ネガティブをいつまでも持っていてもしかたないので
さっさと浄化してしまいましょう。
ネガティブをいつまでも引きずるよりは、女性を助けた修行者のように
さっさと手放して自分を高められる人物になりたいものです。

■エゴを手放そう

最後に相手への伝え方。須藤氏は大学のレスリング部の監督もやっている、そんな中生徒に「こうしないとうまくいかないよ」「そんなんじゃダメだ」と否定や押し付けを使っても相手は耳を傾けてくれないということを実感したそうだ。試合直前で緊張している選手に対して、「落ち着け、緊張してもダメだ」と言っても効果がないわけである。

そこで、魔法の言葉「まったくそのとおりだね」でイエスをセットしてあげる。
ただ、すごく効く言葉ではあるが、使うのは意外に難しい。
皆が皆エゴを持っているので近しい関係になればなるほど

例えば、ある夫婦がいて、腕をふるって奥さんが夕食を用意していたのに、旦那の帰りが遅くなり「帰りが遅くなるのであれば、一本くらい電話してくれてもいいんじゃないの。悪いと思わないの?」と奥さん言われてしまう。

そこで、旦那さんは付き合いで云々言ってしまったら間違いなく喧嘩になる。
まずエゴを捨てて愛を持って「まったくそのとおりだね。すまなかった」と言えば奥さんも落ち着いて帰れなかった理由を聞いてくれるかもしれない。
この一言があれば、少なくとも大喧嘩に発展することはないだろう。

正しい、間違っているというベクトルで見るのではなく、
相手の言っていることを最初に受け入れてみる。
そうすることで理解を超えた何かを得られることがあるのかもしれません。

●最後に

ちょっとしたことや、些細なことが詰まった一冊かもしれない。
でも、その些細なことをちょっとずつ変えることで自分の世界は変わっていくのかも知れない。あぁマンネリ化しているなと思ったら「非日常」を演出してみたり、何年後や老後を焦るくらいだったら「いま」を真剣に生きてみたり、本当に些細かも知れないけれど、そうやって些細を積み重ねていけば、あぁこの人生楽しいものだ、という境地に至るのかもしれないです。

今日が残りの人生最初の日 ,須藤 元気,4062166291


今日が残りの人生最初の日

須藤 元気

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【その他】
大分前に、本書のタイトル「が」→「は」になっている本を紹介していた。
出さないと出ない勇気 -354 今日は残りの人生の最初の日
こちらの本もページごとに元気にしてくれるような言葉が詰まっているので割とオススメです。




【後記】

ようやく仕事が落ち着いた?というわけではないですが、やるべきことのピックアップがうまくいきはじめているのかな〜とちょっと感じたりします。

とは言いつつも、今の仕事がシフトで働くことがあるため、ペースを崩されるとさぁ大変になってしまう可能性も帯びているわけです。

う〜んうまくこのまま生活サイクルを回せればいいんだけれど…。



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Posted by hiro at 07:30│Comments(0)  
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