あなたの粗利は?デキるつもりになってませんか? - 489 「デキるつもり」が会社を潰す:あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術 ⇒ 読書あなたの粗利は?デキるつもりになってませんか? - 489 「デキるつもり」が会社を潰す

2011年11月24日

なたの粗利は?
と聞かれてすぐ答えられる人にとっては今回の本は不要かも。
逆に、即答できない人は、今回紹介する本を是非読むべきである。
「デキるつもり」が会社を潰す - 「絶対黒字感覚」のある人、ない人 (中公新書ラクレ) ,香川 晋平,412150397X


「デキるつもり」が会社を潰す - 「絶対黒字感覚」のある人、ない人 (中公新書ラクレ)

香川 晋平

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前作「東大卒でも赤字社員 中卒でも黒字社員 ?会社が捨てるのは、利益を出せない人」に続いて督促OL N本さんより献本頂きました。
遅くなって申し訳ないと同時に、ありがとうございます。

前作では、4つのジンザイなどインパクトある内容、インパクトのあるタイトルであったが、
今回も「デキるつもり」がとなかなか自分を戒めてくれるような手厳しいタイトルになっている。

で、そんなあなたはデキる黒字社員になっているでしょうか?



【目次】
となりの「デキるつもり」たち―「自称・黒字社員」はこんな人
なぜ、「デキるつもり」が会社を潰すのか?―ムダにする4つの資産
実践編「絶対黒字感覚」をものにする(目標設定術―デキる社員は、因数分解がうまい
仕事術―デキる社員は、つねに「お金」と「時間」を意識する
分析術―デキる社員は、分析に「割り算」を使う
改善術―デキる社員は、シミュレーションがうまい)
本当に「デキる」とは、どういうことか?


【書感】
「デキるつもり」が会社を潰すと結構煽り気味のタイトルが付けられている一方で
本書の内容は実に王道なことが書かれている。

根幹となっているのは新卒の研修がしっかりしているところであれば嫌というほど聞かされるPDCAのデミングサイクルであったり、4つのPであったり、SMARTの法則であったりするので、果たしてこれらの法則をしっかりと考え、活かし、回して最適化している人はどれくらいいるのだろうか。
と聞かれてしまうと難しいところではあるが、やっぱりその王道をよく使いこなすのであればそれに特化した内容を勉強しておく必要はあるので、やっべ、ワカラネという人は本書をサワリに特化した本を手にとってみてもいいかもしれない。

本書のターゲットは30歳付近の中堅どころで、恐らくのところ、本書みたいな本を自戒的に読める人は多分読まなくていいのではないかとぶっちゃけ思う。

逆に、「つもり」になってしまっていて変なベクトルでやらかしちゃっている人には是非読んでほしい本なのかなとも思う。(というかまずそういう人はこの本手に取らないだろうな…。)

では、そんな本書のなかで自分が気になった点についてフォーカスしていきたいと思います。

■社会人としての基礎力

著者は本書の中で社会人基礎力として3つの能力と12の能力要素とまとめている
●前に踏み出す力(アクション)
 ・主体性
 ・働きかけ力
 ・実行力
●考え抜く力(シンキング)
 ・課題発見力
 ・計画力
 ・創造力
●チームで働く力(チームワーク)
 ・発信力
 ・傾聴力
 ・柔軟性
 ・情況把握力
 ・規律性
 ・ストレスコントロール力
これってあくまでも基礎力。
ではあるのだが、これだけ種類が多いと一辺に全部満たしているなんてのも無理だし、そもそもデキる人でもこのすべてを持っているとは限らないだろうから参考程度にアタマに入れておけばいいのではないだろうか。。

もっとデキるを具体的に現実的な数値で表すには、松下幸之助の「社員心得帖 (PHP文庫) 」の中に次のように記されていると著者は引用しています。
「まあ常識的には、(給料が)十万円の人であれば少なくとも三十万円の働きをしなくてはならないだろうし、願わくば百万円やってほしい」
ということを満たしていればいいのではないだろうか。これがベースになっているかは不明ですが、多くの経営者は「給与の3倍の利益貢献」を求めているそうです。
会計士の著者も建設、製造、卸売、小売、宿泊・飲食、サービス業のTKC経営指標というものを見ると粗利益・給与比は見事に2倍〜2.4倍の範囲に収まっていて、これは赤字社員も含めた数値のため「給与の3倍以上の粗利益」というのが黒字社員の妥当な線。
まずはこの点にフォーカスしてみるのがデキる社員への近道ではないだろうか。

■「ジンザイ」という考えをあなたの心へ

前作に引き続き「ジンザイ」という概念は出てくる。
重要なので2回言っておく。ともとれるし、これは著者の誠実さが出ていて「ブレなさ」を感じられる部分でもあるが、前作を読んだ人にとってはあぁ前作でも言っていたね。と捉えられてしまうので本としての面白さがなくなってしまう部分でもある。

ただおさらいしておく価値は十分あるのでおさらい↓
1.人財=文字どおり、会社の財産。自ら進んで何事にも取り組み、会社の宝となる人
2.人材=会社の付加価値の材料となる。言われたことをきちんとこなし、役に立つ人
3.人在=ただ存在しているだけ。いてもいなくても会社には影響がない人
4.人罪=存在自体が罪。ネガティブな発言で、周囲に悪影響をもたらす人
なかでも「人罪」は
「一丁あがりベテラン系」
「相手のやる気削ぎ達人系」
「人の手柄横取り系」
「自分の実力勘違い系」と分析されている。



自分で当てはまるという項目があった場合、気づいた場合は改善していけばいいし気づけたのだからそれは儲けものとポジティブにいけばいいと思う。
まぁ人財、人材の人は現状は意識することはないだろうけれども、昇進したり、仕事の役割が変わった途端に人在、人罪に陥っている可能性だって十分あるので常にPDCAを意識する必要はあるでしょうけれどね。

■時は金なり!!

時間をコストで考えるという考え方も全く持って目新しくないし、時間を金、時は金なりの本としては
TIME×YEN 時間術あたりが読みやすいと思う。
本書内では3年目までは「1分で60円」、以降は「1分100円」という考え方をしろと書かれている。
60分にすると6,000円
1日7.5時間働くとして、45,000円
月20日として換算すると90万円
これくらいの成果を会社に提供しなくては黒字社員と言い切れない。(3倍と計算すると給料30万くらいの人の妥当な数値。)

業界によっては単純にこの計算が当てはまらないかもしれない。
短期の仕事、プロジェクトであればこの考えでもいいかもしれないが、アウトプットが長期のプロジェクトの場合だと、最終的には数億円の価値にもなり得るアウトプットをしたりするわけなのであまりとらわれる必要はまったくもって無い。

ある程度会社から評価されている人ってこのレベルはザラじゃないのかとも思える額でもある。
(まぁ自分へのバックが相当削られているなぁとも思ってしまうのですが…。)

費用対効果を考え、ムダに10人が参加して2時間の会議をしたと考えると
10人×120分×100円=12万円の時間コストが発生している。確かに単純に見ると会議のコスト削減は有益だろう。

削減そこから何が生まれて、果たしてどうすればプラスになるものが生まれ、方法はいろいろあるので、そこを考えて工夫して実践していくのが仕事じゃないかなと感じる。

会議の方法という視点であれば、実践的でムダがあったりしたらバッサリと切る考え方を提示している「すごい会議」なんて本もあるし、最初のキックオフはface to face でやり後はメーリングリストを使ってメール会議にしてしまう「稼げる 超ソーシャルフィルタリング 」に書かれているメール会議にしたり敢えて早朝に会議を持っていく「残業ゼロ」の仕事力のような考え方を持っておくと、AMとPMで時間単価ってひょっとして変わってないかな?なんてことにも気がつけたりするかもしれない。

仕事によってその事例が合致するなんてのは実は稀有なので、そこをカスタマイズして工夫して行かないと短期的にリターンが見込めるものと長期スパンでリターンを得るものとは履き違えてしまうと痛い目を見ると個人的には思う。

様々な時間コストの人たちと仕事するチーム内のルールを検討するには「プロジェクトを変える12の知恵」で紹介されていたグランド・ルールなどを用いての情報共有をするというのもいいのではないだろうか。

●最後に

前作を読んだ人にとって、本書には目新しさというものがあまりないのでそこはちょっと残念だけれども、新たに読んだ人には自分って人財、せめて人材になっているだろうか?と考えさせてくれる本ではないだろうか。

まずは人在、人罪から反面教師的に学び、人財を目指せるように「給料の3倍の粗利」を目指せるようにと励みになるのではないだろうか。

人罪、人在という人たちはどこの業界にも大体いると思う。根本的に会社を悪くしようなんて思って仕事をしている人はいないと思うだけれども、やっぱり何かしらあって人罪、人在になってしまっているわけだから、それを救済する方法や人のリソースは限られているわけだからこういう人たちを如何に効果的指示を出すか、いかにモチベーションを高めさせるかという解説も個人的にはもう少し欲しかったと思う。
まぁそういう内容は別途勉強が必要だなと感じた。




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