死ぬこと、生きること、走ること:あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術 ⇒ 読書死ぬこと、生きること、走ること

2012年07月11日

今日紹介するのは、
僕自身がマラソンを走ったってエントリを書いたときに紹介した1冊である

走る意味―命を救うランニング (講談社現代新書) ,金 哲彦、、金 哲彦のAmazon著者ページを見る、検索結果、著者セントラルはこちら,4062880377


走る意味―命を救うランニング (講談社現代新書)

金 哲彦

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という本である。

著者の金 哲彦氏は元陸上選手でコーチをしたり、有森裕子や高橋尚子といった有名選手の所属する時代にリクルートのコーチをしていたりという経歴をお持ちで、現在ではマラソンや駅伝の解説者としてご活躍されている。

さてさて、どんな内容が書かれていることやら。

【目次】
序章 二〇〇七年、復活のゴールドコーストマラソン
第一章 二〇〇六年ガン宣告、手術からゴールドコーストまで
第二章 子どものころから走ることが好きだった
第三章 高校ではキャプテン、早稲田大学へ
第四章 一九八二年早稲田大学入学 箱根駅伝三十年ぶりの優勝
第五章 中村監督との訣別、箱根連続優勝へ
第六章 伝統の早稲田から、革新のリクルートへ
第七章 転機の天安門 夢の実現
第八章 海外へ バルセロナへ
第九章 日本一強い実業団の監督へ
第十章 クラブチームを率いる 走る喜びを伝える


【書感】
本書、「走る意味」は多忙な日々を過ごしていた著者が、ある日大腸ガンを患う。

そして、大腸ガンの手術をし、ガンを経験しての”死の恐怖”との葛藤からフルマラソンを走りきるまでのことが、著者の学生時代、在日韓国人としての悩み、現役選手としての時代、一線を引いてからのコーチの時代と半生をまとめつつ綴られているのが本書である。

ボルダーでの高地トレーニングなんて耳にすることはあるかもしれないけれど、日本で最初にボルダーに篭って高地トレーニングをしたのは恐らくこの著者じゃないかなと、また実業団ではなく、クラブチームを創ったりということや、走りすぎて貧血になってタイムが伸びなかったりとアマチュアからは全然経験できない(したくない)世界が広がっている。

やっぱり読み応えがあるのは大腸ガンにかかり、がん手術から回復してフルマラソンを走るまでの部分で
私の場合の健康の定義は、マラソンを走り切れるということなのです。

マラソンを走り切るということは、筋力とか走力とかばかりの問題ではありません。スタートラインに立ち、さまざまな困難を乗り越えゴールに到達する強い意志が必要です。 P.25
とある通り、「死ぬ」・「生きる」・「走る」という要素がものすごく強い力を産むのだなと感じた。

復帰後のレース、2007年の7月ゴールドコーストマラソンでは痛みや準備不足で5時間42分という結果だったそうだが、この術後1年のレースを完走したことによって自信を取り戻し、また走れることの喜び、生きることの喜び、内なる自分、必死に生きようともがく自分と向き合うためにサブ3を目標にし、2009年の11月つくばマラソンで見事2時間56分10秒を達成したというのは、達成できた、できなかったに関わらず、真に自分と向き合うことが大事であると感じる部分であったりする。この辺りは私の拙い感想を読むより実際に本書をお取りいただきたいところである。

本書からは外れるが、著者の書籍はマラソンビギナー、ビギナーランナーには興味深い書籍が多く、僕がフルマラソンに挑戦した際に参考にした本「金哲彦のマラソンレース必勝法42 」もかなりオススメで、マラソンだけに42の項目から、レース10日前からレース前日、レースの10km地点だったり、35km、40km地点とそれぞれの視点でフルマラソンについて書かれているのでこれからフルマラソンにチャレンジする人や今後もマラソンに挑戦していくぞという人には非常に良い本ではないかなと思う。

まぁ自分の初マラソンは20kmちょい過ぎでくたばってしまったので、これからサブ4(フルマラソンで4時間を切る!)を目指すにあたり大いに役立ちそうなところではある…。

また、「走る意味」の中で動物になった感覚で走るということが書いてある。
四足歩行の動物の動きを二足歩行になっても四足を再現するように肩甲骨を動かすと走る動きがものすごくスムーズになるそうです。(実際やってみるとそんな気がする!?)

現代人は靴によって足を過保護に守られすぎていて、足の皮膚などは退化し、大分薄くなってしまっているそうである。これは人間の機能全般に言えるかもしれないが、人の身体は使わなければ駄目になっていく。に通じて、特に脚に関しては僕自身走り初めてすごく体感することだなと思う。使えば5kmも走れなかった身体が5kmくらいは楽に走れるようになってくるし、使えば使うだけ磨かれていく不思議なものである。

動物になった感覚でとか、自然に還った感覚でとかは、今回は特別紹介せずに紹介予定の本「BORN TO RUN」の時にでも詳しく書こうと思う。

本来の動きってどうすりゃいいんだというのを導入だけでも知りたいという人には「「体幹」ランニング 」がオススメ。こちらも金氏の本で、ボディコアつまり「体幹」を活かして走ろうというトレーニング方法が書いてある。

この本では自分の現状の体幹の力を測れたり、写真入りでトレーニング方法が丁寧に書かれていたり、下腹部の「丹田」を意識して体幹バランスを取ったりというのがわかりやすく書かれている。

と、全般的にビギナーランナーの心を揺さぶる著作が多い著者だが、まず著者の生き様、走ることについて綴られているいう意味ではこの「走る意味」という本は非常に興味をそそる1冊ではないかなと感じた。

最後に

著者の「死」と隣合わせの経験をしての「走る」こと「生きる」ことを綴った文を引用して今回は終わりたい。
 生きているときは喜怒哀楽が絶えずあります。その感情は、社会を形成した人間関係において起こることです。社会は、まさに人間同士がもちつもたれつ、頼りあうことで関係が成り立っています。そして現実社会は、力のあるなしが大きなファクターになります。
 しかし、ランニングをしている人はみな平等です。自分の脚で独立した個(生)が、たとえばマラソンレースという舞台を共有する状況において、そこにはお互いのリスペクトこそあれ、もちつもたれつというなれ合いの関係はありません。タイムと順位を気にしなければ、力のあるなしも関係なし、どんなことがあっても自分の脚でゴールを目指していかなければならのです。
  人間の生存本能からくる行動である「走る」ことは、「生」を実感させてくれます。だから、走る意味は生きる意味にも通じているのだと思います。 P293


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走る意味―命を救うランニング (講談社現代新書)

金 哲彦

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【後記】
まぁ、個人的に走ることは好きになってきたし、結局「己」との戦いで諦めればいつでも諦められるし、ちょっと辛いけれども、少し頑張れば新たな世界が広がるなんて心境をランニングは与えてくれることは間違いなさそうです。

とかいいつつこれを書いている自分はアキレス腱炎なんかになってしまって凹んでいたりしますが…。



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