速読の概念すら超越する読書術 - 422 ほんとうに頭がよくなる「速読脳」のつくり方:あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術 ⇒ 読書速読の概念すら超越する読書術 - 422 ほんとうに頭がよくなる「速読脳」のつくり方

2010年09月29日

書の秋ですね〜
まぁすごく変な気候ですが・・・

読書の秋を楽しむためにも
読書スピードを上げた!!
そんな方に

今回の本
4569674739


ほんとうに頭がよくなる「速読脳」のつくり方 [文庫]


[詳細はAmazonで⇒]


鬼のように書籍を出版している苫米地さんの速読本

帯には
ドクター苫米地初の文庫書き下ろし!


う〜ん、釣り??

と思いつつ。

マインドマップ的読書感想文のsmoothさんや
創造マラソン2.0の淺田さんの記事を読んで

釣られてもいいや
と思い購入してしまった本。

まぁ580円というお手頃価格なので
大いに釣られた甲斐がありましたよ〜っと。




【目次】
第1章 ハイサイクル・リーディングの世界
 本気で速読術を必要とする人たち
 アメリカの大学院の厳しさ
 速読術を人に教えるための最低限の資格
 350ページの本を5分で読む
 速読ができる本当の理由
 知識量がなければ速読は不可能
 あなたは最初の1行目が読めていない!?
 速読術には2種類ある
第2章 ハイサイクル・リーディングの技術
 内容を素早く理解する速読術
 読まなくていい本を見つけるための方法?フォトリーディングとキーワードリーディング
第3章 まもなく始まる情報革命
 メディアの一大変革?キンドルとiPad
 日本の電子書籍化の現実
 電子化で滅びたアメリカの新聞業界
 恐竜は滅びる!?
 氷河期を生き残る術とは?
 知識の量と質
 抽象度を上げるトレーニング
 「広さを出す」ということ
 「高さを上げる」ということ
第4章 活性化した脳機能で夢を掴む
 速読術と脳機能活性化の関係
 イメージは正しく使う
 成功のイメージのつくり方?脳は最高の献身をしてくれる
 メディア・リテラシーとのつきあい方
 「二足のワラジ」こそ成功への近道
 あなたの人生を2倍にする!!
 脳内小説を書く
第5章 お金の奴隷をやめよう!?究極の「二足のワラジ」
 究極のイメージのつくり方
 二つの人格で見る新しい世界
 25世紀のために


【書感】



書き下ろしというだけあって
まぁ他の苫米地本でも言っているようなこと以外に
新たな発見があるわけです。今回は、特に読書について書かれている
部分をピックアップしていきたいと思います。

◆速読という概念

速読するために必要なこと
読者側がもともともっている知識量がなにより大切です。
そんな身も蓋もない…と思うかもしれないが
これは事実。

ただ物事を理解するためにまずゲシュタルトを構築するということが重要になります。

?と思われるかもしれませんが
次の絵を御覧ください。

何に見えるでしょうか??

引用元




「若い女性」にも見えるし「老婆」にも見えますね
これ、結構あちこちの本に紹介されているので
すでに両方とも知っているとなっている方もいるかもしれません。
これが理解できることがゲシュタルトと認識してください。

「若い女性」
「老婆」
「その両方」

と本もこのように理解するために3度味合うことが読書。
つまり、読書の価値はこのゲシュタルトを構築していくことにあると本書に書かれています。

そしてそのゲシュタルトをよりたくさん構築していくために速読が必要になってきます。
それが、内容を素早くするための速読術

また、古典や毎日200点以上発行される新刊本すべてを読む
なんてことは不可能であり、できるかぎり読まないで済ます
読まなくてもいい本を見つけるための速読術
の2種類をうまく使いこなすことが必要があるそうです。

◆ハイサイクルリーディング

まず、内容を素早くするための速読術
これは本を一字一句落とさずに速く読む苫米地式ハイサイクル・リーディングとして紹介されています。
その方法をぶためには次の3ステップがあるそうです。
ステップ1では、速読意識の醸成
ステップ2では、速読テクニック"先読み”
ステップ3では、あなた自身をハイサイクル化させるためのトレーニング方
まず、速読意識の醸成ですがこれは一言月に3〜4冊読む習慣を身につけなさいということ。
現在読書をしている人が本当に少なくなってきている
なので速読にとらわれず月に3〜4冊も読んでいれば
情報強者といえるそうで、こうした読書の習慣を身につけることが大切
と書かれている。普通にくらべれば豊かな人生がこれだけでもおくれているはず。

◆先読み
ステップ2の先読みは1行目を読んでいる時に次の行を意識しゲシュタルトを構築する
というのがポイントです。



本書の中で上図(ちょっと見づらいですが・・・)のように書かれていると難しそうと感じてしまいますが
この方法、自力で読書スピードを上げてきた人は無意識的にやってることじゃないかなと思う。
次の行は読むのでなく認識するというのがポイント
そして、次の行を読むのを補助してあげるわけですね。

◆自身をハイサイクル化するためには
下記の3つの方法が書かれています。

・すべての行動を加速する
・並列度をあげる
・抽象度をあげる


すべての行動を加速するというのは、まず意識する。
この行をもうちょっと速く読んでみようとか
ハミガキのスピードをあげようとか、歩くスピードをあげようなど
ちょっと意識するこれだけで自分のスピードは上がっていきます。

並列度をあげるためには
メニューの早読み(一瞬で味、好き、嫌い、食べたい、食べたくないと言葉とイメージをつなぐ)や
デュアルインプット・リーディングは絵本と写真集の同時読み
これも「2冊同時に読んでいる」でなく「たった2冊に視野を限定している」ので簡単で
このトレーニングはイメージと言語を結びつけるには最適と書かれています。
(うん、ちょっと超次元になってきましたね。)

抽象度をあげるには視点ごとの考え方を学ぶことが大切です。
しかし、抽象度については思考の加速化・並列化を徹底してやってね
と割愛気味です。抽象度に関しては他の苫米地本を読めばわかるでしょう。

次に、読まなくてもいい本を見つけるための速読術としてフォトリーディングが有効性があると書かれています。(まぁ使い方次第ですが…)
フォトリーディングには写真を見るように潜在意識下に情報を落とし込める効果があります。
ただし、大切なのは無意識下から

自分にとって何が大切なのかをハッキリ意識する。ということ

そして無意識下から顕在化させるのが大切で顕在化させるにも
読者側がもともともっている知識量がなにより大切です。と書いてあるとおり、
事前知識がやはり大切になってくる。

なので大切でないとジャッジできた段階で時間節約の為、読む必要の無い、捨てる読書として使えるというわけです。

◆人生を豊かにするために

これからの日本は知識の差で、幸不幸が決まってくると思うからです。世の中で成功するか、しないかは誰にもわかりません。
 しかし、知識がなければ絶対に成功しないということはいえるのです。
とあります。
知らないより知っている方がチャンスへのめぐりあわせの確率も変わってくるでしょう。
そういった意味で読書して、ゲシュタルトを構築していく
そしてどんどん自分のイメージというものを広げていく。

楽しい人生を構築していくために楽しく読書していけばいいのです。

とんでもワザと思われちゃうデュアルインプット・リーディングも
そんなのムリだよ〜と思った瞬間にムリというイメージが構築されてしまうわけで
そういう変に構築されたものは払拭しないといけないのかなと。
まずは本書で書いてある通り絵本、写真集という比較的簡単な2冊でデュアルインプット・リーディグをしてみよう。

こうやって楽しむうちに既存の速読という概念をいつの間にか超越した
あなただけの速読が生まれるのかもしれません。


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【後記】

580円とは思えないほど強烈な本
間違いなくゲシュタルが構築されました。

それにフォトリーディング。
フォトリーディングで無意識下に入れるのは簡単だけれど
具体的に落とし込めないという人はもっとイメージする力を上げないといけないのかもね。

それも意識することによって広がっていくのだろう。
また読書の世界が広がっていくわけです。

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Posted by hiro at 05:55│Comments(4)  
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コメント一覧

1. Posted by NAO   2010年09月29日 18:34
はじめまして。
とっても内容の濃い書評ブログでびっくりしました!
私も読書が趣味の一つなので、速読に興味が・・・。
紹介してくださった本の内容を実行するのはなかなか大変そうですが、とっても参考になりました。
ありがとうございます^^
またお邪魔します。
2. Posted by hiro   2010年09月30日 09:39
>NAOさん
はじめまして。読書が趣味の方に内容が濃いなんて言っていただけると光栄です。
本書風の言い分をすると、大変と決めてしまうとブレーキがかかっちゃうのでちょっとでもできそうなところから実践するというのがいいかもしれないですね。
是非、今後もおこしください。
3. Posted by 片木   2010年10月12日 21:59
脳に関する本って、本当に多いですよね。1996年にベストセラーになった「脳内革命」が火付け役となったのでしょうか。私事で恐縮ですが、私、脳梗塞を経験しておりまして、ここ何年かの間、脳の専門医と相談を重ねていく中で、私が学んだことは「現代医学は脳のことがまだほとんど解明できていない」とい事実です。脳のことは脳が考える限り解明できない、との説もあります。脳ブーム、なんだか複雑な心境です。
4. Posted by hiro   2010年10月14日 07:43
>片木さん
解明できない脳だからこそ、
みんなが興味あることなのかもしれないですね。

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