明日過去になった今日の今が奇跡 -286 涼宮ハルヒの憂鬱:あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術 ⇒ 読書明日過去になった今日の今が奇跡 -286 涼宮ハルヒの憂鬱

2009年06月23日

入観と、
いうものがどれだけ損をさせてくれるか

前回のこの本を読んでいなかったら
間違いなく読まずに通り過ぎていただろう。。。


そう、今更。


今更感もあるけど。
関係ないよね。


今日の本は



ニコニコ動画などでネタになっていて存在は知っていたが


どうも


萌え?
キャラ?
ヲタク?


と悪しき先入観が働いてしまっていて、
華麗にスルーしてきていた。


でも、触れもせずに拒否をするのはいかがなものかと思い。
とりあえず原作である本書を読むことにしてみたのである。


【本への挑戦】
なぜ本書はこうやって僕のところに引き寄せられてきたのだろうか
という視点で進んで行きたいと思います。

それでは 286冊目「涼宮ハルヒの憂鬱」について、
一緒にいきましょう。



【目次】

プロローグ
第一章
第二章
第三章
第四章
第五章
第六章
第七章
エピローグ



【書感】

高校1年
かれこれ、10年も前の話になってしまう・・・


10年。


気がついたら、大学にいって、


気がついたらサラリーマンになって
気がついたら26歳になっていた。


僕の人生は気がついたら終わってしまうのだろうか。


そんな恐怖感、これは今に始まったことではないし
前に比べて、そんなことを考えたことが減ってはきているが
考えないかといわれると間違いなく嘘になる。


と、前置きはおいておくとして
物語の始まりはある高校からはじまる。
入学時の自己紹介で
「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」


そんな自己紹介をして唯我独尊の
涼宮ハルヒという少女を中心に


未来人、童顔、コスプレな朝比奈みくる
情報統合思念体の地球人向けヒューマノイドインターフェースである長門有希
突然の転校生にして、超能力者である古泉一樹
そして、特殊能力も何もない、面倒くさがり、本名不明なキョン


5人があつまりSOS団(世界を大いに盛り上げる涼宮ハルヒの団)
なんてものを自分に合った部活が無かったからつくってしまう。


読み物としても、時をかける要素などの、SF風の流れ
エスパーものと多岐にわたって、幕の内弁当的要素が溢れている。


キャラクターも非常にバランスがとれていて
いろいろな方面から人気になる背景もわかる。
(ハルヒのツンデレっぷりや、綾波レイを彷彿とさせる長門有希
メイド萌えの朝比奈さんなど・・・。)


だが、今回、このブログに登場した理由はそんな
要素を追求して登場したわけでは決してないのだ。


ハルヒにも能力があって
まさに思考は現実化する能力をもっているのだが


そんな能力を抜きにしても。
ハルヒの傲慢さなども抜きにしても。
この涼宮ハルヒという人物のアクティブさはとても感心できる。


例えば、
果報は寝て待て、昔の人は言いました。
でも、もうそんな時代じゃないのです。
地面を掘り起こしてでも果報は探しだすものなのです。
だから探しに行きましょう。



なんて台詞。
これは今の時代を生きるためにすごく
大切な考え方。


そう、待っていても結局何にもならない。
自分から動かなければ。


特に若いうちは。
果報なんて待っていても気やしないのは
痛いほど痛感している。


そして、読み進んでいくと
ハルヒのアクティブさ、奇行?の根源を
キョンに話すシーンがある。


この本書内の225〜226ページに渡るハルヒの演説ばりの
台詞を抜粋すると


この世界、誰に遠慮する必要がある?
今は、今この瞬間は自分という人生の瞬間に違いないんだ。

自分がどれだけちっぽけな存在なのか自覚したことある?
みんながみんなやってる普通の日常なんだと思うと途端に
何もかもがつまらなくなった


そして、世の中にこれだけ人がいたら、
その中にはちっとも普通じゃない面白い人生を送っている人もいるんだ
そうに違いないと思ったの。それがあたしじゃないのは何故?

考えていたら思いついたわ。面白いことは待っててもやってこないんだってね。
あたしは自分を変えてやろうと思った。
待ってるだけの女じゃないことを世界に訴えようと思ったの。

という台詞。
こうやって行動していても結局は何もなしと
憂うのだが、本当にそうだろうか。

冒頭でも話したが
やっぱり人ってちっぽけなんだよね。

ちっぽけだからこそ、平凡だっていい
普通ほど難しいものは無いんだと
そういう考え方をするキョンも正しい。


しかし、ハルヒの考え方に
共感してしまう。


26にもなった
この僕


いままで何が残せているだろうか?
明日もし、何かが起こって死んでしまったら?


そう考えると切ないし、空しくなる。


何かとてつもないことを起こしたい


そんなことではないのだけれども。
何も変わらず、普通に
このまま何か起こるまで待ち続ける?


それは、違う、
待っていてはダメなんだよね。


と、そんなアクティブにしてくれる何かが
本書にはつまっているのだ。


クライマックスはハルヒの憂鬱が限界に達成して
ハルヒとキョンだけの閉鎖空間なんてものを生んでしまう。


そして、この世はなかったことになってしまうという危機に・・・


という感じでさすがに終わりをネタバレしてしまっては
よろしくないので辞めておくが
読み物としてスラスラ読めるところもポイントが高い。


最近見失った、ワクワクを思い出したい方。


先入観に凝り固まって
手もつけていないような方。
読んで自分にはあわなかったら読まなければいい。
それもまた、本との出会いです。


書店で買うのはちょっとなーという方。
是非、アマゾンで(爆)


続編はまた機会があったら
紹介しよう。


たまにはこういう空間を味わうのもいいものだ。




【経験知】
感じるまま感じたことをすればいい
 自分なんてちっぽけだと思ったら動くしかない。
 感じるままに、そして果報は自分の手で取りにいく。
 
 
【後記】
今、僕のマインドで色々本を読むと
どうしても、成功本だとか、仕事術だとかの発想で
本を読んでしまう。


これはいいんだか、悪いんだがわからないですけれどね。


とにかくアクティブになれるわな。


しかし、気づいたら自分本当に26歳・・・
暴れなくちゃダメだね。

人気blogランキングrainbow


ブログランキング参戦中!今日もありがとう!

Presented by hiro
ブログトップへ戻る


Posted by hiro at 23:07│Comments(0)  
読書 | このエントリーを含むはてなブックマーク | |

スポンサーリンク



トラックバックURL

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶:
 
 
 
自己紹介(hiroとは?)

管理人の紹介はこちら



本ブログへのお問い合わせがございましたら⇒コチラへどうぞ
web&ブログ内検索
Google
カテゴリ