匠たちのおもちゃ箱 -335 ユニクロ思考術:あなたの人生が勇気に満ち溢れる555冊の多読成功術
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2009年10月22日

況なんて言葉に
対しても

勢いに乗っているところは
乗っている。


日本だと『ユニクロ』なんてまさに
不況知らずではないだろうか?


今回の本は
ユニクロ思考術
柳井 正

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一勝九敗では
柳井流の理念が垣間見れたが


今回のユニクロ思考ではなにが見えるのだろうか?




【目次】

はじめに(柳井正)
I 「引き算」の創造力
 合理的であることに対する美意識
  アートディレクター 佐藤可士和
 引き算で目立たせるデザイン
  インテリア・デザイナー 片山正通
 志と挑戦精神から出て来る大きなもの
  クリエイティブ・ディレクター タナカノリユキ

II 「ウェブ・マーケティング」の方法論
「いいですよ」と連呼する時代はもう終わり
 ユニクロマーケティング2部新メディア情報発信チームリーダー 勝部健太郎
だれがパズルの最後のピースをはめるのか
 クリエイティブ・ディレクター 田中耕一郎
原点は子どもじみた驚きをつくること
 インターフェース・デザイナー 中村勇吾

III 「アイデンティティ」の競争力
自分のルーツを絶対に捨てないこと
 ユニクロ・ホンコン・リミテッド総経理 潘寧
ポジティブに考えないと前には進めない
 ユニクロ(U.K.)LTD.代表取締役社長 永竹正幸
日本、アメリカ、フランスで考える
 ユニクロ・フランス社マーケティングディレクター ポール・マイルズ
グローバルで戦うアイデンティティ
 ユニクロUSA代表 堂前宣夫



【書感】

を使う
という言葉が部下をもったりすると沸いてくるわけだが
柳井語録によれば「すべての社員はパートナー」この言葉が今回の内容を象徴している。


今回は柳井哲学ではなく
パートナー達の考え方が
創造・方法・競争・説得・働く理由というテーマで書かれている。


中でも気になったのが
「佐藤可士和」氏の創造
webマーケティング
「アイデンティティ」の競争力の3箇所だ。


■余計なものを削ぎ落とす
佐藤可士和氏といえば整理術
ただの思いつきでデザインをするタイプの人間ではなく
可士和氏の方法はまず『聴く』ということにあるのが特徴。


「広告」と「アート」は似て非なるもので
実はただ「アート」にするだけではダメ
しかし、「アート」を良いという気持ちも大切とおっしゃっています。


で、可士和氏がユニクロの問診をする中
ある「異変」を見つけます。


それはロゴマーク
ユニクロロゴマークが変わったのお気づきでしたか?
前までは「エンジ色」だったのですが
カタカナのパターンとローマ字のパターンになりましたよね?


でも注目するのは色

これは旧ロゴ


可士和氏が「エンジ」色なのは何故ですか?と柳井氏に
質問した時「もともと赤だったんだけれど、気づいたら・・・」
という感じの会話があったそうだ。


ここから“今の”ユニクロは“気づいたら”という状態なのを見抜き
だったらNYに出店もするし、もう一度“赤”でいきましょう。





という経緯があったそうな。
このエピソードは非常にものの本質を見抜いた感心深いことである。
ロジカルにアーティスティックにこれからは
時代なのだと、自分の目指すべきもののヒントを得られたかもしれない。


■webマーケティング
ウェブは双方向性だからいい
と柳井氏も仰るとおり。
ユニクロはwebに対しても結構貪欲。

Uniqlockなんていうお遊びも取り入れたり
本当にこども染みた発想がいきいきして話題になっている。


もうちょっと別な観点から言うと
やっぱりネット大好き人間にはユニクロの商品は
お手軽だし、ちょっとあわせればそんなに安っぽく見えないし
と普段お店で買ったりしない人への考慮もしっかりされているあたりが


まぁ他のお店との差を生んだのだろうと感じる。
他のwebに関わっている人たちの話もそうだが
子供染みたでいい。
むしろ子供という人間の源泉が人間へのアプローチとして
成功しているんだなと感じてしまった。


■「アイデンティティの競争力」
いくらユニクロだといってもやっぱり
会社のために命をかけて働いている人は
2割だろう。

これは「2:6:2」の法則が働いてしまうからしょうがない話。

ただ、他と違うのはやっぱり若者が活き活き働いている
僕も若者の部類だけれども会社のために活き活き働けるという
出会いに会えるのは羨ましい限りだと思う。

そしてそんなアイデンティティは世界を舞台にしても
“日本の企業”だということを誇りにもっているところなんて思ってしまった。
このルーツを守ることによって世界でも通用する
日本の「まじめさ」と「厳しさ」が出来るのではないかなと感じた。


だってすぐに理念が折れてしまったら
それほど軽いものはないよね?
海外のまねごとをしても
所詮マネでやっぱりマネする中で自分の輝くところを創っていかないと
それは「何」になるか見失ってしまうから。


最後のあとがきに
柳井社長が
人生の意味は一人一人が仕事を通して発見し作っていくもの

とおっしゃっています。


意味なんてないのかもしれないし、必要ないかもしれないですけれど
敢えていうのであれば、意味は無いなんて甘えていないで
仕事をして、「社会に貢献して」自分の生きる意味を探せばいいじゃないか
ということなのだろうと思う。


元気のある企業はやはりプロフェショナルの
力のぶつかり合わせで強くなる。


ユニクロすげぇと思っているだけでなく
そこから学ぶことはたくさんあるなぁと感じた。


色々な角度から物事を考える人には
非常に楽しませてくれる一冊ではないかな。


ユニクロ思考術
柳井 正

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【後記】
この2日間、仕事にやられてしまった。

まぁ、そんなことにも負けず。
ただ進むだけ。

表現しなくてはと思う今日この頃。


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今日もお付き合いいただきありがとうございました。

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Posted by hiro at 22:29│Comments(0)  
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