2010年09月30日
カメラを通して
情報が埋め込まれた空間を覗いた時にちょっとワクワクした。
というのはiPhoneのアプリの「セカイカメラ」を使っての感想だが
今回の本

AR〈拡張現実〉入門 [新書]
[詳細はAmazonで⇒
]
では
それに利用されている技術「拡張現実」について書かれている。
さて、そもそもこの技術。
いつごろから使われていて、その未来はどうなるのだろう?
情報が埋め込まれた空間を覗いた時にちょっとワクワクした。
というのはiPhoneのアプリの「セカイカメラ」を使っての感想だが
今回の本

AR〈拡張現実〉入門 [新書]
[詳細はAmazonで⇒

では
それに利用されている技術「拡張現実」について書かれている。
さて、そもそもこの技術。
いつごろから使われていて、その未来はどうなるのだろう?
【目次】
【書感】
AR 日本では拡張現実なんて呼ばれ方をしますが
直訳すると「拡張された現実感」
最近騒がれている3Dとはちょっと違い
今回は技術の歴史と仕組み、何に使われていくかを簡単に書いていこうと思う。
決して歴史が浅いわけではない
1965年にハーバード大学のアイヴァン・サザーランドという方がVR(Virtual Reality)とARの研究を始められたそうだ。
日本でも1994年に「NaviCam」というバーコードとジャイロセンサーを使ってモバイル端末としての研究が
行われていたそうだ。
第一人者たちの研究は結構前から行われていることがわかる。
ARを実現するために
・マーカー式
・マーカーレス式
・センサー式
という3つがある。
もっともポピュラーなのはマーカー式
これは四角の図などをキーにそこに情報を表示するという役目を持っている。
次にマーカーレス式
これは映し出された映像の部分部分を抽出し、特徴点をトラッキングすることによってカメラ位置を割り出して
映しだす技術。自由度は高いが技術レベルが高いのがネックとなっている。
最後にセンサー式これは最近目立ってきている技術
GPSや電子コンパス、ジャイロスコープなど様々なセンサーを用いて
端末位置、移動方向、位置のデジタルデータを抽出している。
写真はセカイカメラというiPhoneアプリ内にあるセカイユウシャというRPGゲーム


正直ゲームバランスはまだまだひどいし、カメラ、GPSを起動させるためiPhoneの電池減りは
ひどいのでまだまだではあるが
カメラをかざすとモンスターのアイコンが表示されたり、実際のお店にかざせばお店のアイコンが出たり
場所によっては宝箱が表示されてアイテムがもらえたりと発想自体はかなり面白い。
と、複数のセンサーを使うため端末側のスペックが求められたり
GPSなどのそもそも必要なデータが確実に取得できないと致命的なため
さらなる進歩をするためには、このあたりが課題になっていく
ARtoolkitというC言語ベースのオープンソースソフトウェアがある
面白みを見つける人々は自作して、こういう技術を楽しんでいくのだろう。
で、こういう楽しさからやはりエンターテイメント性があるアプリなどの商品が生まれてくるのだろう。
書籍の帯に映っているとおり、本書では結構「ラブプラス」という
コナミから発売されている“バーチャル彼女”の話題が丁寧に書かれている。

こういうキャラクターとのコラボレーションでも
どんどん面白いアイデアは作れるし、楽しいビジネスにつながるのかなと。
(まぁそれにお金を出す人がいればの話ですけれど)
まぁ使い方を間違えると
個人情報の流出がひどくなったり、悪いことにも色々使える可能性があるので
このあたりの抑止力も検討する必要があると本書では述べられている。
身近にARを感じるサービスが多いのはiPhoneのアプリを使ってのものが多い。
本書に記載されているiPhone向けサービスを紹介しておこう。
■セカイカメラ


上述しているので割愛。
■ラブプラス iM /iR /iN




日本中に紳士(爆)を量産したゲーム?
まぁ、携帯彼女という発想は面白いと思う。
■Sky Siege


ARによって敵が表示される。ARシューティングゲーム
■AR風水ナビ


方角によって運勢を決める風水とは相性がいいのかもしれないです。
■Battle Power Checker


ドラゴンボールのスカウターみたいな感覚。
これがメガネ型デバイスで出ると面白そう。
■Layar


カテゴリ選択しカメラをかざすと該当施設までの距離の表示などをしてくれる
日本も提携会社がいるので結構補完されている
とざっと紹介するだけでこんなサービス
スケール、知名度的にも、そして技術的にもまだまだ成長の余地がある分野であると考えられる。
気づいたら普通のデジカメにも標準搭載されるようになったり
扱うためのハードウェアがカメラ系に留まる必要性もなくなっているかもしれない。
また、観光名所などにこの機能を備えれば歴史情報なんかが埋め込まれていて
ARのおかげでより一層現実空間の価値があがるかもしれません。
より便利な世界を生み出すためにちょっと期待ができる分野なのではないかな

AR〈拡張現実〉入門 (アスキー新書) [新書]
[詳細はAmazonで⇒
]
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【後記】
こういう新しい技術の本は読んでいて面白いけれど
ブログにするのはなかなか難しい。
ということでうまくまとまっていませんが
自分への備忘録がわりということで。。。
しかし、最近雨ばかりだな〜
twitterやってますのでお気軽にfollow me↓

Presented by hiro
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はじめに ARって何か難しいものと思ったあなたへ
第1章 「AR」とは一体何だろう?
第2章 技術的に見たARサービス
第3章 ARビジネスの明日はどこへ?
第4章 ARを実現させるハードウェア
第5章 進化するARで懸念すべきこと
第6章 ARで未来を見ると景色が変わる!?
付録 すぐに体験できる「ARサービス一覧」
【書感】
AR
直訳すると「拡張された現実感」
最近騒がれている3Dとはちょっと違い
肉眼では見えないデジタルデータや情報を、コンピューターやネットを介し、ということだ。
スマートフォンやヘッドマウントディスプレイ、パソコンなどを通して、見えるものに変えるのがAR
今回は技術の歴史と仕組み、何に使われていくかを簡単に書いていこうと思う。
◆歴史は古く
ARという技術が表向きになってきたのは最近なのだが決して歴史が浅いわけではない
1965年にハーバード大学のアイヴァン・サザーランドという方がVR(Virtual Reality)とARの研究を始められたそうだ。
日本でも1994年に「NaviCam」というバーコードとジャイロセンサーを使ってモバイル端末としての研究が
行われていたそうだ。
第一人者たちの研究は結構前から行われていることがわかる。
◆じゃあ、最近だと
ARの技術としてARを実現するために
・マーカー式
・マーカーレス式
・センサー式
という3つがある。
もっともポピュラーなのはマーカー式
これは四角の図などをキーにそこに情報を表示するという役目を持っている。
次にマーカーレス式
これは映し出された映像の部分部分を抽出し、特徴点をトラッキングすることによってカメラ位置を割り出して
映しだす技術。自由度は高いが技術レベルが高いのがネックとなっている。
最後にセンサー式これは最近目立ってきている技術
GPSや電子コンパス、ジャイロスコープなど様々なセンサーを用いて
端末位置、移動方向、位置のデジタルデータを抽出している。
写真はセカイカメラというiPhoneアプリ内にあるセカイユウシャというRPGゲーム


正直ゲームバランスはまだまだひどいし、カメラ、GPSを起動させるためiPhoneの電池減りは
ひどいのでまだまだではあるが
カメラをかざすとモンスターのアイコンが表示されたり、実際のお店にかざせばお店のアイコンが出たり
場所によっては宝箱が表示されてアイテムがもらえたりと発想自体はかなり面白い。
と、複数のセンサーを使うため端末側のスペックが求められたり
GPSなどのそもそも必要なデータが確実に取得できないと致命的なため
さらなる進歩をするためには、このあたりが課題になっていく
◆遊びからビジネスへ
ARを技術者が作成するためにも環境は整いつつある。ARtoolkitというC言語ベースのオープンソースソフトウェアがある
面白みを見つける人々は自作して、こういう技術を楽しんでいくのだろう。
で、こういう楽しさからやはりエンターテイメント性があるアプリなどの商品が生まれてくるのだろう。
書籍の帯に映っているとおり、本書では結構「ラブプラス」という
コナミから発売されている“バーチャル彼女”の話題が丁寧に書かれている。

こういうキャラクターとのコラボレーションでも
どんどん面白いアイデアは作れるし、楽しいビジネスにつながるのかなと。
(まぁそれにお金を出す人がいればの話ですけれど)
まぁ使い方を間違えると
個人情報の流出がひどくなったり、悪いことにも色々使える可能性があるので
このあたりの抑止力も検討する必要があると本書では述べられている。
◆様々なAR
身近にARを感じるサービスが多いのはiPhoneのアプリを使ってのものが多い。
本書に記載されているiPhone向けサービスを紹介しておこう。
■セカイカメラ


上述しているので割愛。
■ラブプラス iM /iR /iN




日本中に紳士(爆)を量産したゲーム?
まぁ、携帯彼女という発想は面白いと思う。
■Sky Siege


ARによって敵が表示される。ARシューティングゲーム
■AR風水ナビ


方角によって運勢を決める風水とは相性がいいのかもしれないです。
■Battle Power Checker


ドラゴンボールのスカウターみたいな感覚。
これがメガネ型デバイスで出ると面白そう。
■Layar


カテゴリ選択しカメラをかざすと該当施設までの距離の表示などをしてくれる
日本も提携会社がいるので結構補完されている
とざっと紹介するだけでこんなサービス
◆どんな未来が開かれるか
AR自体は、まだ人間でいうところの「子ども」くらいの存在なので、どういう風に育てるのか、または育っていくのか、まだ未知数なところが多い。ただ多くの技術者がARに魅力を感じ、たくさんのARアプリやコンテンツが提供され始めており、将来的に重要な技術となるのは間違いなさそうだ。こうして楽しい未来を考えるとワクワクしてくる。と書かれている通り
スケール、知名度的にも、そして技術的にもまだまだ成長の余地がある分野であると考えられる。
気づいたら普通のデジカメにも標準搭載されるようになったり
扱うためのハードウェアがカメラ系に留まる必要性もなくなっているかもしれない。
また、観光名所などにこの機能を備えれば歴史情報なんかが埋め込まれていて
ARのおかげでより一層現実空間の価値があがるかもしれません。
より便利な世界を生み出すためにちょっと期待ができる分野なのではないかな

AR〈拡張現実〉入門 (アスキー新書) [新書]
[詳細はAmazonで⇒

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【後記】
こういう新しい技術の本は読んでいて面白いけれど
ブログにするのはなかなか難しい。
ということでうまくまとまっていませんが
自分への備忘録がわりということで。。。
しかし、最近雨ばかりだな〜
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コメント一覧
1. Posted by 赤青猫 2010年09月30日 16:06
はじめまして。ちょっと通りすがりました。
最近は脳医学者の方々のメディア露出が華やかですが…
正直もう辟易しています。「脳医学者」なら何を言っても正しいのかなぁ、と。
いいかげんで適当で科学的根拠がないようなことでも、脳医学者の発言というだけで持て囃されるのもなんだかなぁと。正直、いいかげんにしてほしいです。私は。
みんな肩書きに左右されすぎだ…。
あと、上に「年間250冊アウトプットした」と書いてありますが、インプットの間違いではないのですよね?アウトプットだと、250冊の本を書いたという意味な気がするのですが…??私の勘違い?
最近は脳医学者の方々のメディア露出が華やかですが…
正直もう辟易しています。「脳医学者」なら何を言っても正しいのかなぁ、と。
いいかげんで適当で科学的根拠がないようなことでも、脳医学者の発言というだけで持て囃されるのもなんだかなぁと。正直、いいかげんにしてほしいです。私は。
みんな肩書きに左右されすぎだ…。
あと、上に「年間250冊アウトプットした」と書いてありますが、インプットの間違いではないのですよね?アウトプットだと、250冊の本を書いたという意味な気がするのですが…??私の勘違い?
2. Posted by 赤青猫 2010年09月30日 16:10
あ。1つ前に書くつもりで間違えた…
3. Posted by hiro 2010年10月01日 01:08
>赤青猫さん
はじめまして。前記事へのコメントの旨わかりました。
わざわざ訂正ありがとうございます。
まぁ「脳医学者」の露出華やかですね・・・
ただ読むと結構役立つ本もあるので、そこは美味しいところだけ自分のものにしちゃえばいいのかなと。
一応ブログ記事を250冊分アウトプットしたという意味で書いています。何せ本を紹介しているブログなので、わかりづらいかもしれないですね・・・
はじめまして。前記事へのコメントの旨わかりました。
わざわざ訂正ありがとうございます。
まぁ「脳医学者」の露出華やかですね・・・
ただ読むと結構役立つ本もあるので、そこは美味しいところだけ自分のものにしちゃえばいいのかなと。
一応ブログ記事を250冊分アウトプットしたという意味で書いています。何せ本を紹介しているブログなので、わかりづらいかもしれないですね・・・