2010年12月04日
うつじゃないか〜
と突然ですが、思ったりしたことのある人は
少なくないんじゃないかなと思います。
今回の本は

マンガで分かる心療内科 1 (ヤングキングコミックス)
ゆうき ゆう、ソウ
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一見フザケているのかな〜と思いきや
やっぱりフザケているのですが
その真面目に不真面目に「心療内科」や「うつ」ということに
触れることのできる。
実は、結構響く内容の本だったりするわけなのですが・・・
と突然ですが、思ったりしたことのある人は
少なくないんじゃないかなと思います。
今回の本は

マンガで分かる心療内科 1 (ヤングキングコミックス)
ゆうき ゆう、ソウ
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一見フザケているのかな〜と思いきや
やっぱりフザケているのですが
その真面目に不真面目に「心療内科」や「うつ」ということに
触れることのできる。
実は、結構響く内容の本だったりするわけなのですが・・・
【目次】

【書感】
美女絵で釣ったり
下ネタで釣ったり、どう考えてもネットのアングラ系のネタだろう
というネタ全開で始まる本書ですが
精神疾患、うつ、ED、幻聴、認知症など抱えているテーマは結構ハードな内容であったりします。
ただ、ハードな内容をハードに伝えては意味が無い。
そういったコンセプトで分かりやすく、失笑できる作りに本書はなっています。
現代社会で精神疾患になってしまうという人は笑えないくらいリアルにいると思いますが
今回は「うつ」などを知って精神疾患を知って、
どうやって立ち直るかという切り口で紐解いていこうと思います。
18歳以上の男性100人にかかったことがあると聞いた結果
100人のうち16人が「イエス」と答えたそうです。

(要所、要所にこんなノリで書かれています。)
ちなみに女性は100人中27人
景気が悪くなって世の中混沌としている時代のせいか
入院or通院している「うつ病」の患者さんは
1999年 44.1万人
2002年 71.1万人
2005年 92.4万人
2008年102万人
という傾向で増加しているそうです。
つまり、メンタルの問題は『多くの人にとって身近なこと』というわけ
「実際にストレスが増えてきた」
「以前に比べてメンタルの敷居が低くなってきたため、受診する人が増えた」
などの他に、「動物の霊が俺に語りかけているんだ!」とか幻聴や妄想が激しくなることも精神疾患が原因ということが
考えられるそうです。
本書の役割は
メンタルの問題にかかってしまった場合は
私だけが特別とか考えないで体や歯の病気と同じくらい誰にでも起こりえること
と気持ちを楽にすることがまずは大切だと書かれています。
「うつ」って実際どうなのよ?
と聞かれるとなかなか難しいかもしれません。
本書内には「うつ」になると3つの妄想を起こしやすくなるそうです。
では、その3つの妄想はというと
まず「心気妄想」
頭が痛い、脳がおかしいんじゃないか!?とか
お腹が痛い、ガンなのでは!?と検査を受けても陰性なのに
特別なタイプの病気なのでは?と思い込んでしまうのがこれに当たります。
次に「罪業妄想」
自分は悪いことばかりしてしまった。
あのときの発言で人を傷つけてしまったんでは
10年前に勤務先のペンを持ち帰ってしまって、それが原因で逮捕される・・・
なんて感じてしまうことを指します。
最後に、「貧困妄想」
自分は貧乏ではないか?
お金が足りない人生終わりだ、
もう一家離散しかないと強く思い込んでしまう事を指します。
これら3つを総称して
自分は小さな存在である・・・という『微小妄想』と言います。

この3つが重なっているような場合は重度の「うつ」ですが
こういう傾向がある場合も何らかストレスがかかっていたり
「うつ」の傾向があるわけで注意しないといけません。
周りにこういうひとがいたら注意する必要があります。
もしくは、それに該当するものがあるという方には「うつ」であることを
判断することができる方法があります。
CES−D(セスデー)
center for epidemiologic studies depression scale
という方法がそれで、一言で言うと「うつの度合いを診断するテスト」だそうです。
決して

ではありません。
20の質問で成り立っているそうで
何かに集中することができない
家族や友人からの助けがあっても、ゆううつな気分が取れない。
いつもより無口になってる気がする。
自分の人生は、失敗だったと思う。
何か恐ろしく感じることが多い。
熟睡できない。
などが挙げられています。
このテストを実施することで70〜90%くらいの精度でうつの診断ができるそうです。
回答の1/4以上が『イエス』になると要注意だそうです。
ちなみにwebでできそうですね→ここ
例えばAさんという人がいて以下の特徴を持っているとします。
明るい人
結構キツいことを言う
真面目
意地悪なところがある
頼りにされている
うぬぼれ
少し下品
思いやりがある
さて、いい印象でしょうか?
悪い印象でしょうか?
この特徴にはそれぞれ長所と短所があります。
長所は
明るい人
真面目
頼りにされている
思いやりがある
短所は
結構キツいことを言う
意地悪なところがある
うぬぼれ
少し下品
という点です。
(まぁキツいこと、意地悪なこと、少しくらいの下品さに萌えるなんて人もいるかもしれませんが
一般的にはこんなカテゴライズ)
で、いい印象を持った人はポジティブ、プラスに捉えていたり、
悪い印象を持った人ではネガティブ、マイナスに捉えているわけです。
これを「感情一致効果」といって

スレンダー美女がナイフを持っているという状況下の時に
ポジティブな気分の人は美女に目がいきますが
ネガティブな気分の人はナイフに目がいってしまうわけです。
つい「悪いこと」に視点がいきがちな場合は
「これはそもそも気持ちが落ちているからだ」と思い直して
別のことに意識を向けることが大切です。
精神疾患になるには色々
『頭がよくクールに判断する人ほどうつになりやすい』ということも
書かれています。
つまり「バカ」ほど「うつ」とは無縁になるみたいです。
ただ、クールはクールでいいのですが、たまには「息抜きをして適当に生きたり」
「笑う」ということが大きな治療になるのかなと思います。
アメリカなどではメンタルも管理するために
心療内科に通うということはあるわけです。
なので、どうしてもという時は
自分で抱えてないで心療内科などを上手に使う
風邪をひけば内科に行くし
歯が悪くなれば歯医者にいきます。
それと同じで心が病んできたら
心療内科という手段があるということです。
一人では直しづらい「心の病」なわけで
病院に通うことは恥ずかしいなんて思わずに
こういう心療内科を利用するというのも
大切な治療の一つと認識を改めることが大切な事なわけです。

マンガで分かる心療内科 1 (ヤングキングコミックス)
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【後記】
土曜は軽めにマンガにしてみました。
軽いといってもなかなか内容の濃いマンガなので
ちょっと滅入っちゃったなぁ
って人は気軽にこういう本を手に取るといいかもしれませんね。
twitterやってますのでお気軽にfollow me↓

Presented by hiro
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【書感】
美女絵で釣ったり
下ネタで釣ったり、どう考えてもネットのアングラ系のネタだろう
というネタ全開で始まる本書ですが
精神疾患、うつ、ED、幻聴、認知症など抱えているテーマは結構ハードな内容であったりします。
ただ、ハードな内容をハードに伝えては意味が無い。
そういったコンセプトで分かりやすく、失笑できる作りに本書はなっています。
現代社会で精神疾患になってしまうという人は笑えないくらいリアルにいると思いますが
今回は「うつ」などを知って精神疾患を知って、
どうやって立ち直るかという切り口で紐解いていこうと思います。
◆精神疾患ってなんぞや?
精神疾患というのは精神疾患とはうつ病・不安障害・パニック障害などのメンタルの疾患を指します。と本書内では説明されています。
18歳以上の男性100人にかかったことがあると聞いた結果
100人のうち16人が「イエス」と答えたそうです。

(要所、要所にこんなノリで書かれています。)
ちなみに女性は100人中27人
景気が悪くなって世の中混沌としている時代のせいか
入院or通院している「うつ病」の患者さんは
1999年 44.1万人
2002年 71.1万人
2005年 92.4万人
2008年102万人
という傾向で増加しているそうです。
つまり、メンタルの問題は『多くの人にとって身近なこと』というわけ
「実際にストレスが増えてきた」
「以前に比べてメンタルの敷居が低くなってきたため、受診する人が増えた」
などの他に、「動物の霊が俺に語りかけているんだ!」とか幻聴や妄想が激しくなることも精神疾患が原因ということが
考えられるそうです。
本書の役割は
「あぁ、メンタルってこんな世界なんだ」ということなので
「この病気って、こういうことだったんだ」
「メンタルにはこんな医者や心理士やナースもいるんだ」
などを通して、今までブラックボックスのイメージが強かった精神科・心療内科の分野が、
少しでも親しみやすい・分かりやすいものになりましたら幸いです。
メンタルの問題にかかってしまった場合は
私だけが特別とか考えないで体や歯の病気と同じくらい誰にでも起こりえること
と気持ちを楽にすることがまずは大切だと書かれています。
◆「うつ」って?見極めるには?
「うつ」って言葉は今のご時世よく聞く言葉なのかなと思いますが「うつ」って実際どうなのよ?
と聞かれるとなかなか難しいかもしれません。
本書内には「うつ」になると3つの妄想を起こしやすくなるそうです。
では、その3つの妄想はというと
まず「心気妄想」
頭が痛い、脳がおかしいんじゃないか!?とか
お腹が痛い、ガンなのでは!?と検査を受けても陰性なのに
特別なタイプの病気なのでは?と思い込んでしまうのがこれに当たります。
次に「罪業妄想」
自分は悪いことばかりしてしまった。
あのときの発言で人を傷つけてしまったんでは
10年前に勤務先のペンを持ち帰ってしまって、それが原因で逮捕される・・・
なんて感じてしまうことを指します。
最後に、「貧困妄想」
自分は貧乏ではないか?
お金が足りない人生終わりだ、
もう一家離散しかないと強く思い込んでしまう事を指します。
これら3つを総称して
自分は小さな存在である・・・という『微小妄想』と言います。

この3つが重なっているような場合は重度の「うつ」ですが
こういう傾向がある場合も何らかストレスがかかっていたり
「うつ」の傾向があるわけで注意しないといけません。
周りにこういうひとがいたら注意する必要があります。
◆「うつ」をジャッジする
『微小妄想』がある。もしくは、それに該当するものがあるという方には「うつ」であることを
判断することができる方法があります。
CES−D(セスデー)
center for epidemiologic studies depression scale
という方法がそれで、一言で言うと「うつの度合いを診断するテスト」だそうです。
決して

ではありません。
20の質問で成り立っているそうで
何かに集中することができない
家族や友人からの助けがあっても、ゆううつな気分が取れない。
いつもより無口になってる気がする。
自分の人生は、失敗だったと思う。
何か恐ろしく感じることが多い。
熟睡できない。
などが挙げられています。
このテストを実施することで70〜90%くらいの精度でうつの診断ができるそうです。
回答の1/4以上が『イエス』になると要注意だそうです。
ちなみにwebでできそうですね→ここ
◆感情の向き先で「うつ」が分かる
心理テストでも「うつ」度はわかるそうです。例えばAさんという人がいて以下の特徴を持っているとします。
明るい人
結構キツいことを言う
真面目
意地悪なところがある
頼りにされている
うぬぼれ
少し下品
思いやりがある
さて、いい印象でしょうか?
悪い印象でしょうか?
この特徴にはそれぞれ長所と短所があります。
長所は
明るい人
真面目
頼りにされている
思いやりがある
短所は
結構キツいことを言う
意地悪なところがある
うぬぼれ
少し下品
という点です。
(まぁキツいこと、意地悪なこと、少しくらいの下品さに萌えるなんて人もいるかもしれませんが
一般的にはこんなカテゴライズ)
で、いい印象を持った人はポジティブ、プラスに捉えていたり、
悪い印象を持った人ではネガティブ、マイナスに捉えているわけです。
これを「感情一致効果」といって

スレンダー美女がナイフを持っているという状況下の時に
ポジティブな気分の人は美女に目がいきますが
ネガティブな気分の人はナイフに目がいってしまうわけです。
つい「悪いこと」に視点がいきがちな場合は
「これはそもそも気持ちが落ちているからだ」と思い直して
別のことに意識を向けることが大切です。
●最後に
世の中病んでいる精神疾患になるには色々
『頭がよくクールに判断する人ほどうつになりやすい』ということも
書かれています。
つまり「バカ」ほど「うつ」とは無縁になるみたいです。
ただ、クールはクールでいいのですが、たまには「息抜きをして適当に生きたり」
「笑う」ということが大きな治療になるのかなと思います。
アメリカなどではメンタルも管理するために
心療内科に通うということはあるわけです。
なので、どうしてもという時は
自分で抱えてないで心療内科などを上手に使う
風邪をひけば内科に行くし
歯が悪くなれば歯医者にいきます。
それと同じで心が病んできたら
心療内科という手段があるということです。
一人では直しづらい「心の病」なわけで
病院に通うことは恥ずかしいなんて思わずに
こういう心療内科を利用するというのも
大切な治療の一つと認識を改めることが大切な事なわけです。

マンガで分かる心療内科 1 (ヤングキングコミックス)
ゆうき ゆう、ソウ
[詳細はAmazonで⇒

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【後記】
土曜は軽めにマンガにしてみました。
軽いといってもなかなか内容の濃いマンガなので
ちょっと滅入っちゃったなぁ
って人は気軽にこういう本を手に取るといいかもしれませんね。
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