2011年06月03日
カネというものは現社会においては切ってもなかなか切れないもので、必要なものランキングでは上位に食い込むようなものである。
今回の本

この世でいちばん大事な「カネ」の話(新装版)
西原理恵子
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]
そんな、「カネ」について著者の実体験を元に
あぁ、こういう風に考えなきゃイカンなとも思える1冊となっている。
ガッツり構えずに、気楽に「カネ」について触れていこうと思う。
今回の本

この世でいちばん大事な「カネ」の話(新装版)
西原理恵子
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そんな、「カネ」について著者の実体験を元に
あぁ、こういう風に考えなきゃイカンなとも思える1冊となっている。
ガッツり構えずに、気楽に「カネ」について触れていこうと思う。
【目次】
【書感】
倒産がきっかけで本書は新装版を名乗っているわけだが、
前にこの本を出版した理論社が倒産し、印税2千万円を踏み倒し、八万部の在庫が即廃棄されようという中、発行元であるユーメイド社がリバイバルしたおかげで
この新装版が生まれたきっかけだそうだ。
(途中で裁判などもあったみたいだけれど…)
というのが帯に書いてあったのだが
初っ端からこういう「カネ」についてを
著者独特の作風で表してくれるのが本書である。
そんな本書から今日は3つ気になったことを紹介しようと思う。
個人的に、読み手としては今の著者がどれくらい稼いでいて、
どのようにお金と接しているのか。というところが気になるところではある。
まぁ書かれている内容も詳細は本書を読んで欲しいが、
父親がギャンブル起因で自殺してしまったり
その父親に母親がボコボコにされてしまったり
なかなか笑えない過去を経験しているので衝撃的で
濃い体験をしているなぁと感じるのである。
そんな中で著者がイラストが書きたい、イラストで食べていこうと高知から東京に乗り込んでくるわけだが、イラストに専門学校に行っても評価は最下位。
でも、著者は「プライド」というものを捨て
(正確にはこだわらないといったほうがいいかもしれないが…)
最初は激安であったが必死にイラストを書き続けたり、いろいろな所に売り込みに行って、エロ本業界というニッチな居場所を見つけ、上京当時はぎりぎりの生活であったが、月30万は稼ぐという目標を達成しているのである。
どうしたら、稼げるかを真剣に考え、考えてどうしたらしっくりくるか、
しっくりこないのであれば作ってしまえ。
そういうことが働くことではないかなという意見は素晴らしいと思う。
変なプライドで動けなくなってしまったりする前に、
そんなプライド捨ててしまって、自分で働くという行為を満足できるように
自身で考えて行動していくというのが大切であると気づかせてくれるわけである。
高い給料を貰って水商売の仕事をしていたときに、
顔面麻痺になってしまったそうだ。
心で思っている感情以外を浮かべ続けると顔面麻痺になってしまうらしいが
それを含めて高い給料をもらえているわけで、ただ高いお金をもらう
ということが決して自身の満足に繋がるとは限らないと書かれている。
では、何を考え、カネを稼いでいけばいいかというヒントには
「バランス」というキーワードが思い浮かぶ。
お給料は結構もらえるんだけれど、でもそれはガマン料も入っている仕事
ストレスはなさそうだけれど、ただ食べていくため、生活費を稼ぎ出す仕事
ザックリ大きく分けて仕事は上記の2つのようになる。
もし、「自分がやりたいことがわからない」という場合は
やみくもに手探りをしてやるよりも、「カネとストレス」、「カネとやりがい」の真ん中に自分の「バランス」いいところを探せばと書いてある。
あと考えるのは「やりがい」とも似ているけれど、
スモーキーマウンテン wiki
説明はwikiを参照してほしいが、要はゴミの山で、そこから発生するメタンガスが自然発火し煙が上がるからスモーキーマウンテンというそうだ。
その中で、リサイクルするペットボトルと鉄をより分けて集める仕事をしている人たちがいる。(人といっても本書で紹介されているのは女の子)
アスベストだったり有害なものが含まれる環境下で夜通し働いても賃金はたったの200円だそうだ。日本だと200円というお金はお菓子買っておしまいという金額だけれども、世界を見渡せばそれっぽちの200円のために、家族のために、生命を縮めて働く子供がいるということを理解しなければならない。
本当は理解だけでなく、自分の5感でこういう衝撃を受けたほうがいいのかもしれないけれど。
そういう問題とは別次元かも知れない
「やりたいことがわからない」ということを考えられるのは
まずある種の幸せだなと考えたほうがいいということが分かる。
まず、そのフィールドに立つことができたのだから
それには感謝をしつつ、「希望」を絶やさないことが大切なのではないだろうか。
大切な家族のため、自身を研ぎ澄ますため、等々
人には働く理由がたくさんあるわけで
それは、自分自身で思考停止せず、考えていかなければいけないのではないだろうか。「カネ」の話は汚いというが、「カネ」は自分の大切なものを守ってくれる
武器にもなるわけで、何にも考えずにカネをバカスカ使える人以外はしっかりと考えていかなければならないわけである。

この世でいちばん大事な「カネ」の話(新装版)
西原理恵子
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【後記】
思考停止をしてしまうと不平不満ばかりに考えが行ってしまって、自分で創ってしまえばいいという気持ちが薄れて入っちゃうハードワークを強いるとある種の思考停止に陥っちゃう傾向があるので
気持ちの切り替えは上手くしていかないとな。
どこかに出さないとな。と思う今日この頃だったりして…。
とか言って明日も仕事だ。
やれやれ。
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第1章:どん底で息をし、どん底で眠っていた。「カネ」がないってつまりはそういうことだった。
第2章:自分で「カネ」を稼ぐということは自由を手に入れるということだった。
第3章:ギャンブル、為替、そして借金。「カネ」を失うことで見えてくるもの。
第4章:自分探しの迷路は、「カネ」という視点を持てば、ぶっちぎれる。
第5章:外に出て行くこと。「カネ」の向こう側へ行こうとすること。
【書感】
倒産がきっかけで本書は新装版を名乗っているわけだが、
前にこの本を出版した理論社が倒産し、印税2千万円を踏み倒し、八万部の在庫が即廃棄されようという中、発行元であるユーメイド社がリバイバルしたおかげで
この新装版が生まれたきっかけだそうだ。
(途中で裁判などもあったみたいだけれど…)
というのが帯に書いてあったのだが
初っ端からこういう「カネ」についてを
著者独特の作風で表してくれるのが本書である。
そんな本書から今日は3つ気になったことを紹介しようと思う。
1)「カネ」は無いよりはあったほうが、じゃあ対価として何を捨てる?
本書の前半は著者の子供時代から職に就くまでギャンブル、酒、貧乏に悩まされていたっぷりが書かれている。個人的に、読み手としては今の著者がどれくらい稼いでいて、
どのようにお金と接しているのか。というところが気になるところではある。
まぁ書かれている内容も詳細は本書を読んで欲しいが、
父親がギャンブル起因で自殺してしまったり
その父親に母親がボコボコにされてしまったり
なかなか笑えない過去を経験しているので衝撃的で
濃い体験をしているなぁと感じるのである。
そんな中で著者がイラストが書きたい、イラストで食べていこうと高知から東京に乗り込んでくるわけだが、イラストに専門学校に行っても評価は最下位。
でも、著者は「プライド」というものを捨て
(正確にはこだわらないといったほうがいいかもしれないが…)
最初は激安であったが必死にイラストを書き続けたり、いろいろな所に売り込みに行って、エロ本業界というニッチな居場所を見つけ、上京当時はぎりぎりの生活であったが、月30万は稼ぐという目標を達成しているのである。
どうしたら、稼げるかを真剣に考え、考えてどうしたらしっくりくるか、
しっくりこないのであれば作ってしまえ。
そういうことが働くことではないかなという意見は素晴らしいと思う。
変なプライドで動けなくなってしまったりする前に、
そんなプライド捨ててしまって、自分で働くという行為を満足できるように
自身で考えて行動していくというのが大切であると気づかせてくれるわけである。
2)「カネ」が全て?価格と仕事とバランスと
著者の経験だと歌舞伎町で高い給料を貰って水商売の仕事をしていたときに、
顔面麻痺になってしまったそうだ。
心で思っている感情以外を浮かべ続けると顔面麻痺になってしまうらしいが
それを含めて高い給料をもらえているわけで、ただ高いお金をもらう
ということが決して自身の満足に繋がるとは限らないと書かれている。
では、何を考え、カネを稼いでいけばいいかというヒントには
「バランス」というキーワードが思い浮かぶ。
お給料は結構もらえるんだけれど、でもそれはガマン料も入っている仕事
ストレスはなさそうだけれど、ただ食べていくため、生活費を稼ぎ出す仕事
ザックリ大きく分けて仕事は上記の2つのようになる。
もし、「自分がやりたいことがわからない」という場合は
やみくもに手探りをしてやるよりも、「カネとストレス」、「カネとやりがい」の真ん中に自分の「バランス」いいところを探せばと書いてある。
あと考えるのは「やりがい」とも似ているけれど、
もし「仕事」や「働くこと」に対するイメージがぼんやりするようならば「人に喜ばれる」という視点で考えるといいんじゃないかな。自分がした仕事で人に喜んでもらえると、疲れなんてふっとんじゃうからね。というように、何かしら「意味」を見つけられることが大切なのかも知れない。
自分で稼いだこの「カネ」は、誰かに喜んでもらえたことの報酬なんだ。そう実感することができたら、それはきっと一生の仕事にだって、できると思う。という言葉も印象的だったので残しておきたい。
3)自分のアシで自分の置かれている世界を知る。
著者がカンボジアを尋ねたときに、「スモーキーマウンテン」を訪れた話が書かれている。スモーキーマウンテン wiki
説明はwikiを参照してほしいが、要はゴミの山で、そこから発生するメタンガスが自然発火し煙が上がるからスモーキーマウンテンというそうだ。
その中で、リサイクルするペットボトルと鉄をより分けて集める仕事をしている人たちがいる。(人といっても本書で紹介されているのは女の子)
アスベストだったり有害なものが含まれる環境下で夜通し働いても賃金はたったの200円だそうだ。日本だと200円というお金はお菓子買っておしまいという金額だけれども、世界を見渡せばそれっぽちの200円のために、家族のために、生命を縮めて働く子供がいるということを理解しなければならない。
本当は理解だけでなく、自分の5感でこういう衝撃を受けたほうがいいのかもしれないけれど。
●最後に
貧乏人の子は、貧乏人になる。という言葉が綴られさらに「貧困」は希望を奪い、希望を奪われた者は考えることを辞めるというところまで書かれている。
泥棒の子は、泥棒になる。
こういう言葉を聞いて「なんてひどいことを言うんだろう」と思う人がいるかもしれない。でも、これは現実なのよ。
お金を稼げないと、そういう負のループを断ち切れない。生まれた境遇からどんなに抜け出したくても、お金が稼げないと、そこから抜け出すことができないで、親の世代とおんなじ境遇に追い込まれてしまう。
そういう問題とは別次元かも知れない
「やりたいことがわからない」ということを考えられるのは
まずある種の幸せだなと考えたほうがいいということが分かる。
まず、そのフィールドに立つことができたのだから
それには感謝をしつつ、「希望」を絶やさないことが大切なのではないだろうか。
大切な家族のため、自身を研ぎ澄ますため、等々
人には働く理由がたくさんあるわけで
それは、自分自身で思考停止せず、考えていかなければいけないのではないだろうか。「カネ」の話は汚いというが、「カネ」は自分の大切なものを守ってくれる
武器にもなるわけで、何にも考えずにカネをバカスカ使える人以外はしっかりと考えていかなければならないわけである。

この世でいちばん大事な「カネ」の話(新装版)
西原理恵子
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【後記】
思考停止をしてしまうと不平不満ばかりに考えが行ってしまって、自分で創ってしまえばいいという気持ちが薄れて入っちゃうハードワークを強いるとある種の思考停止に陥っちゃう傾向があるので
気持ちの切り替えは上手くしていかないとな。
どこかに出さないとな。と思う今日この頃だったりして…。
とか言って明日も仕事だ。
やれやれ。
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