2012年10月18日
今日紹介するのは「のだめカンタービレ」の作者が描く
「87CLOCKERS」という
PCのしかも「オーバークロック」を主題とした青春コメディ漫画
87CLOCKERS 1 (ヤングジャンプコミックス)
二ノ宮 知子
[詳細はAmazonで⇒]
この時点で何を言っているのか分からないだろうし、
恋愛要素のあるPCのオーバークロックなんてのは正直異次元過ぎて
「のだめ」で著者の二ノ宮和子ワールドのマンガを好きになった読者が後追いで買うと間違いなくわけのわからん世界である。
「87CLOCKERS」という
PCのしかも「オーバークロック」を主題とした青春コメディ漫画
87CLOCKERS 1 (ヤングジャンプコミックス)
二ノ宮 知子
[詳細はAmazonで⇒]
この時点で何を言っているのか分からないだろうし、
恋愛要素のあるPCのオーバークロックなんてのは正直異次元過ぎて
「のだめ」で著者の二ノ宮和子ワールドのマンガを好きになった読者が後追いで買うと間違いなくわけのわからん世界である。
PCを楽しく使うとかでなくオーバークロックという超ニッチな要素と恋愛要素を織り交ぜて、かつ世界一のオーバークロッカー、そのオーバークロッカーに献身的な謎の助手美女(ただし扱いはほぼDV状態)、美女に惚れる草食系音大生な主人公のお坊ちゃん奏くん、風冷命の女子大生キャバ嬢…という超個性豊かなキャラクター達(てか変人だらけ)が描くハートフルオーバクロック漫画。
もうね、世界観がぶっとびすぎて訳がわからないよ、状態。
ただ、この作者だからこそニッチな分野の世界を一般的に広げるって意味では大アリなのではと思うわけです。(のだめもある意味超個性キャラばかりだし。)
僕の場合、学生時代にまともなメーカー製のPCなんか買えず友人と秋葉原にパーツを買いに行ってPCを自作したという経験があるのですんなり理解できる世界なのだけれども、当時は自作したほうが自由度、値段などプラスの面が多かった。
が、今現在だとその自作もよっぽどの使い方をしない限りメーカー製のPCが安くなってしまって、自作、はたまたオーバークロックなんて旨みも薄くますます遠のいている世界ではあるだろう。
(凝れば特殊なものはまだまだ自作できると思うけれど…。)
しかし、そこであえてPCのしかも、オーバークロック界というニッチな世界を舞台に
(世界大会もあって優秀だと億プレイヤーもいるとか…)
恋愛要素なんてありえるの??というところにあえて恋愛要素を盛り込んじゃってるのがすごい。
こんな書き方しているけれど、キャラクター自体は前述した通り超個性派揃いでしっかり二ノ宮ワールドしており、ふと思い返せば正直、音楽の世界は良くわからない僕でも「のだめ」が楽しめたように、PCの世界が全然分からなくても「87CLOCKERS」は十分お話を楽しむことができるのではないかなと思う。
まぁ、普通の人はPCですらケータイ、スマホのお陰で使わないで済むようになってきちゃっていて、PCがどういった構成で作られているかなんてのも理解しなくても何ら問題ないという現状ではあるのも事実だろうな…。
ただし、これを機に可憐な美女が自作PCを作ったり、オーバークロックしたりなんて世界の切り口になって、草食ばかりの工学系男子なんてイチコロになって…なんて妄想もできるわけです。
(経済の活性化にもつながる??)
そういった意味だとPCなんて詳しくないし、良く分からない、理解できないって女性の方に是非読んでいただきたいわけです。もちろんそっちに疎い男性も恐らくこんな形でオーバクロックという世界が描かれるのは想定外だと思うので予想を裏切ってくれる意味で読んでみるのをオススメできる1冊とも言えそう。(うーん、言い過ぎか…。)
以下、各巻の感想などを(続刊のたびに更新予定!)
【1巻】(2012.10.18)
87CLOCKERS 1 (ヤングジャンプコミックス)
二ノ宮 知子
[詳細はAmazonで⇒]
・世界屈指のオーバークロッカーで「世界平和のために戦っているんだ」と豪語し液体窒素オーバークロックするMIKEさんとその助手でパイン工場で働いたりバラの内職したりの大学3年生の謎の美女ハナさんの関係が謎すぎる
・PC自作、自分もパーツ燃やしたことが何回かあるので
コンデンサ飛ぶほど電圧かけるとか危険すぎるがやりたくなる気持ちもわかるw
・雪降る冬がとりあえず舞台なんだから、そんな時期に自作する場合、静電気に気をつけるなんてことも書いておいて頂けるとこれ読んで自作してみようって人には優しいかも。えぇ静電気でメモリ壊すなんてありましたね〜(遠い目)
・ていうか今自作して超スペックのPC作る旨みって3Dゲームやる人くらいですよね…市販で買ってしまったり、SHOPブランドのPC買ってしまったほうが
安いですよね??(SSDとか超低電圧CPU買えばまた変わるのかな??)
・愛するハナさんをMIKEのDVから救うため(?)
オーバークロックで一番を目指すとか宣言しちゃう主人公奏くん
・ゲーマーなキャバ嬢女子大生はいそうだけれども、オーバークロックまでやるキャバ嬢なんて無理だろいないだろ、ぶっ飛びすぎだろ…ってキャラジュリア登場
・絶対こっち系の知識無い読者置いてきぼりだろこの異世界マンガェ…
【2巻】(2012.10.18)
87CLOCKERS 2 (ヤングジャンプコミックス)
二ノ宮 知子
[詳細はAmazonで⇒]
・今巻から一気にゲーム漫画化。しかもFPSゲーム。大丈夫かこの展開…読者ついていってるのか??状態。。。
・というか一般人が関わるとしても、オーバークロックに必要な要素、スペックが問われるのは3Dゲームくらいですよねー(それ関連のグラフィック制作とかももちろんだけど)
・「空冷を極めずして窒素なし」ということで奏くんオーバークロックを知るためにそのFPSゲームの大会にキャバ嬢で空冷命の女子大生ジュリアと参戦することに
・でその大会がゲームを進める、オーバークロックするをペアで実施する大会で優勝賞金20万円、賞金に釣られて何故か参加するMIKEとハナ。草食音大生奏くんいきなり頂点との戦いに
・冷却手段として空冷、水冷の戦いが見れる(こんな戦い見れるマンガはこのマンガだけ(笑))
空冷が一般的だけれども水冷は自作してしまえば
定電圧のCPUって今増えているから自作のほうがメーカー製のPCより確かにいいもの作れそうだけども、もはやアートの世界じゃねぇか…?
・FPSの大会に無理やり連れてこられたモブキャラの彼女
彼女が世間一般の反応だろう。
・あーいきなりぶっ飛びすぎじゃないか2巻
最早この世界に興味ない人目がテン状態じゃないか〜大丈夫か??
相変わらずMIKEとハナの正体がヴェールに包まれているので
とりあえず良しだけれども…。
【3巻】(2013.05.18)
87CLOCKERS 3 (ヤングジャンプコミックス)
二ノ宮 知子
[詳細はAmazonで⇒]
・ますます一般読者がついて行けなくなる世界。
MIKE&奏くん VS ブラジルの一家のスーパーPI(パイ)の
2Dベンチマーク対決からはじまるこの巻。抜きつ抜かれつつの男の戦い。
ブラジルが抜けばサンバ、MIKEが抜けば阿波踊り…まさにカオス
・貧乏だからってオーバークロックできないわけでない
発想の転換とロット毎にメモリの動きが全然異なるなんていうのを調査する
地道な努力が必要なわけだ。
・窒素冷却なんてまず使わないからこの辺りの話は面白い。
・普段のMIKEがハナに対してDQNすぎる…。ポッドの洗浄に醤油を使ったら
その醤油が前にマズイと文句言ってた容器に近所から分けてもらった
楽しみにしてたたまり醤油でふざけんなーというDV展開。ナニコレ…。
・ジュリアの正体が実は才女で、とある大会にMIKEがゲストでくるからという理由で奏と
再びタッグを組む、今度は水冷、3Dゲーム!
というわけでますますこの手の知識が無いと読者置いてけぼりのまま次巻へ。
twitterやってますのでお気軽にfollow me↓
にご登録頂けると嬉しいです。
No.504 Presented by hiro
ブログトップへ戻る
もうね、世界観がぶっとびすぎて訳がわからないよ、状態。
ただ、この作者だからこそニッチな分野の世界を一般的に広げるって意味では大アリなのではと思うわけです。(のだめもある意味超個性キャラばかりだし。)
僕の場合、学生時代にまともなメーカー製のPCなんか買えず友人と秋葉原にパーツを買いに行ってPCを自作したという経験があるのですんなり理解できる世界なのだけれども、当時は自作したほうが自由度、値段などプラスの面が多かった。
が、今現在だとその自作もよっぽどの使い方をしない限りメーカー製のPCが安くなってしまって、自作、はたまたオーバークロックなんて旨みも薄くますます遠のいている世界ではあるだろう。
(凝れば特殊なものはまだまだ自作できると思うけれど…。)
しかし、そこであえてPCのしかも、オーバークロック界というニッチな世界を舞台に
(世界大会もあって優秀だと億プレイヤーもいるとか…)
恋愛要素なんてありえるの??というところにあえて恋愛要素を盛り込んじゃってるのがすごい。
こんな書き方しているけれど、キャラクター自体は前述した通り超個性派揃いでしっかり二ノ宮ワールドしており、ふと思い返せば正直、音楽の世界は良くわからない僕でも「のだめ」が楽しめたように、PCの世界が全然分からなくても「87CLOCKERS」は十分お話を楽しむことができるのではないかなと思う。
まぁ、普通の人はPCですらケータイ、スマホのお陰で使わないで済むようになってきちゃっていて、PCがどういった構成で作られているかなんてのも理解しなくても何ら問題ないという現状ではあるのも事実だろうな…。
ただし、これを機に可憐な美女が自作PCを作ったり、オーバークロックしたりなんて世界の切り口になって、草食ばかりの工学系男子なんてイチコロになって…なんて妄想もできるわけです。
(経済の活性化にもつながる??)
そういった意味だとPCなんて詳しくないし、良く分からない、理解できないって女性の方に是非読んでいただきたいわけです。もちろんそっちに疎い男性も恐らくこんな形でオーバクロックという世界が描かれるのは想定外だと思うので予想を裏切ってくれる意味で読んでみるのをオススメできる1冊とも言えそう。(うーん、言い過ぎか…。)
以下、各巻の感想などを(続刊のたびに更新予定!)
【1巻】(2012.10.18)
87CLOCKERS 1 (ヤングジャンプコミックス)
二ノ宮 知子
[詳細はAmazonで⇒]
・世界屈指のオーバークロッカーで「世界平和のために戦っているんだ」と豪語し液体窒素オーバークロックするMIKEさんとその助手でパイン工場で働いたりバラの内職したりの大学3年生の謎の美女ハナさんの関係が謎すぎる
・PC自作、自分もパーツ燃やしたことが何回かあるので
コンデンサ飛ぶほど電圧かけるとか危険すぎるがやりたくなる気持ちもわかるw
・雪降る冬がとりあえず舞台なんだから、そんな時期に自作する場合、静電気に気をつけるなんてことも書いておいて頂けるとこれ読んで自作してみようって人には優しいかも。えぇ静電気でメモリ壊すなんてありましたね〜(遠い目)
・ていうか今自作して超スペックのPC作る旨みって3Dゲームやる人くらいですよね…市販で買ってしまったり、SHOPブランドのPC買ってしまったほうが
安いですよね??(SSDとか超低電圧CPU買えばまた変わるのかな??)
・愛するハナさんをMIKEのDVから救うため(?)
オーバークロックで一番を目指すとか宣言しちゃう主人公奏くん
・ゲーマーなキャバ嬢女子大生はいそうだけれども、オーバークロックまでやるキャバ嬢なんて無理だろいないだろ、ぶっ飛びすぎだろ…ってキャラジュリア登場
・絶対こっち系の知識無い読者置いてきぼりだろこの異世界マンガェ…
【2巻】(2012.10.18)
87CLOCKERS 2 (ヤングジャンプコミックス)
二ノ宮 知子
[詳細はAmazonで⇒]
・今巻から一気にゲーム漫画化。しかもFPSゲーム。大丈夫かこの展開…読者ついていってるのか??状態。。。
・というか一般人が関わるとしても、オーバークロックに必要な要素、スペックが問われるのは3Dゲームくらいですよねー(それ関連のグラフィック制作とかももちろんだけど)
・「空冷を極めずして窒素なし」ということで奏くんオーバークロックを知るためにそのFPSゲームの大会にキャバ嬢で空冷命の女子大生ジュリアと参戦することに
・でその大会がゲームを進める、オーバークロックするをペアで実施する大会で優勝賞金20万円、賞金に釣られて何故か参加するMIKEとハナ。草食音大生奏くんいきなり頂点との戦いに
・冷却手段として空冷、水冷の戦いが見れる(こんな戦い見れるマンガはこのマンガだけ(笑))
空冷が一般的だけれども水冷は自作してしまえば
定電圧のCPUって今増えているから自作のほうがメーカー製のPCより確かにいいもの作れそうだけども、もはやアートの世界じゃねぇか…?
・FPSの大会に無理やり連れてこられたモブキャラの彼女
彼女が世間一般の反応だろう。
・あーいきなりぶっ飛びすぎじゃないか2巻
最早この世界に興味ない人目がテン状態じゃないか〜大丈夫か??
相変わらずMIKEとハナの正体がヴェールに包まれているので
とりあえず良しだけれども…。
【3巻】(2013.05.18)
87CLOCKERS 3 (ヤングジャンプコミックス)
二ノ宮 知子
[詳細はAmazonで⇒]
・ますます一般読者がついて行けなくなる世界。
MIKE&奏くん VS ブラジルの一家のスーパーPI(パイ)の
2Dベンチマーク対決からはじまるこの巻。抜きつ抜かれつつの男の戦い。
ブラジルが抜けばサンバ、MIKEが抜けば阿波踊り…まさにカオス
・貧乏だからってオーバークロックできないわけでない
発想の転換とロット毎にメモリの動きが全然異なるなんていうのを調査する
地道な努力が必要なわけだ。
・窒素冷却なんてまず使わないからこの辺りの話は面白い。
・普段のMIKEがハナに対してDQNすぎる…。ポッドの洗浄に醤油を使ったら
その醤油が前にマズイと文句言ってた容器に近所から分けてもらった
楽しみにしてたたまり醤油でふざけんなーというDV展開。ナニコレ…。
・ジュリアの正体が実は才女で、とある大会にMIKEがゲストでくるからという理由で奏と
再びタッグを組む、今度は水冷、3Dゲーム!
というわけでますますこの手の知識が無いと読者置いてけぼりのまま次巻へ。
twitterやってますのでお気軽にfollow me↓
にご登録頂けると嬉しいです。
No.504 Presented by hiro
ブログトップへ戻る